会山行紀行文 2016年
 10/24(月)
晴れ
(あさくさだけ)
浅草岳
1586m
参加者 (紀行文) 2216 S/K
単独
(男性1名) (写真) 2216 S/K
≪コースタイム≫
自宅(3:30.)=田子倉登山口(6:10-6:40)…大久保沢の水場(7:20-7:25)…田子倉眺メ(8:00)…鬼が面眺メ(9:15-9:15)
…浅草岳(10:50-11:50)…鬼が面眺メ(13:20-13:30)…田子倉眺メ(14:00)…大久保沢の水場(14:30)…田子倉登山口(15:10-15:20)
=自宅(18:20)
≪紀行文≫
〜〜〜好きな山を好きなルートで楽しみました〜〜〜  

 秋の浅草岳は今回で5回目、いつもと同じ田子倉コースを歩きました。
 今年の山はどこも紅葉が鮮やかさに欠け、特に赤が出番を忘れたようでパッとしません。
 しかし、今回ようやく満足のいく紅葉狩りを楽しむことが出来ました。

 出発時に山頂を覆う厚い雲にガッカリ、しかし、その雲が後で思わぬプレゼントをしてくれます。
 大久保沢の水場までは大きなブナ林の中を歩きます。
 自然のエネルギーが優しく体にしみ込んで、気持ちが軽くなります。
山頂を雲が覆う 標高の低い樹々の色づき 大久保沢付近の紅葉

 曇り空ですが徐々に山頂の雲が上がってきました。
 陽の光が雲間からスポットライトのように山肌を照らします。
 目を覚ました紅葉が、鮮やかな色を放ちます。
南岳の岩壁に陽の光があたる 田子倉眺メから山頂を望む、雲が上がって来た
浅草岳西側斜面の紅葉 熊合せの下には落ち葉 赤い色づき その1

 鬼が面眺メからの景観は今回も期待を裏切りませんでした。
 大岩壁がすごい迫力で迫まってくるこの景色が田子倉コース一番の魅力です。
 岩壁全面に広がる紅葉、五回目にしてようやく秋の絶景出会うことが出来ました。

 強風でもぎ取られた赤や黄色の葉が空に舞っています、どうやら紅葉は最後のタイミングになりそうです。
南岳、鬼が面山、北岳の大岩壁を紅葉が覆う
岩肌を彩る紅葉 その1 赤い色づき その2 岩肌を彩る紅葉 その2

 山頂に到着すると木と草が真っ白、山頂の雲と冷えた空気が霧氷を作ってくれました。
 霧氷の白が景観を一段と魅力的なものに演出しています。
 曇り空で遠くの山を望むことができませんが、予期せぬ贈り物に大満足の展望です。
山頂の白い霧氷が、むひょうに美しい 霧氷の白と草紅葉の黄色のコントラスト
山頂西側からの眺望@田子倉湖A毛猛山C鬼が面山D浅草岳山頂

 復路は紅葉を愛でながらゆっくり歩きました。
 太陽の光を浴びて色づきが一段と鮮やかです。
 紅葉を張り付けたような浅草岳の山肌に何度も振り返ります。
赤い色づき その3 赤い色づき その4 鬼が面眺メ付近の紅葉
陽光で色づいた葉がキラキラ光る
鬼が面眺メから浅草岳を望む、山肌を覆う紅葉が美しい 樹々の間から田子倉湖が現れる
田子倉眺メから美しい田子倉湖を眺める 陽の光りで浅草岳が浮かび上がる

 今日は好きな山を好きなコースで歩き、最後の秋をゆっくり楽しむことが出来ました。
 傾いた太陽の光で浮き上がった浅草岳に見送られ帰路につきました。