≪紀行文≫ |
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〜〜〜往時を忍びながら〜〜〜 |
地域の団体登山に参加して銀の道を歩いて来ました。銀の道は江戸時代に銀山平の銀の採掘の繁栄とともにひらけ、銀山から銀を運び出す唯一の道として栄えた枝折峠の旧道です。
全長約12キロで銀山平から明神峠まで標高差440m、峠から駒の湯迄標高差800余りの峠道です。
銀の採掘全盛の頃は多数の人が行き来し問屋場には季節遊女も居たそうです。
両方からの登山口から合目の標柱が当時の道のりの目安として設けていた一服場後に建てられています。
休憩を入れて6時間の行程でした。
1合目の石抱より開高健の記念碑に寄り北の又川沿いに歩き途中林道を横切り3合目の「オリソ」より急登に成り5合目を過ぎると右側に車道の見える景色の良い尾根道に出ますが生憎の天候で遠くの山は見えません。
晴れていれば未丈ヶ岳や毛猛山が見える所だそうですが残念です。
当時の人達は重い銀の鉱石を背負い汗を流して此の坂道を何を考えながら登ったのでしょうか。 |
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一号目 石抱 石を抱いた木が有った所 |
開高健の記念碑 |
ニ合目 はんの木の巨木の有った所 |
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川沿いのヘツリ道 |
三合目 オリソ(御入り候) |
四合目 十七曲り つづら折りの坂道 |
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五合目 松尾根 松の巨木の有った所 |
眼下に車道 |
六合目 ブナ坂 ブナの大木の有った所 |
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七合目 焼山 当時山火事で焼け果てた所 |
八合目 水場の跡 湧き水が今も出ます |
九合目 問屋場 季節遊女も居た所 |
9合目を過ぎると直ぐに枝折峠からの駒ヶ岳への登山道に合流して10合目の大明神を過ぎ明神峠で昼ご飯にしました。
晴れていれば駒ヶ岳も見える所ですが生憎の天気で何も見えません。
食事の後は駒の湯迄の標高差800メートル余りの長い下りの始まりです。 |
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駒ヶ岳への登山道と合流点 |
駒ヶ岳への登山道 |
十合目 大明神 木花開耶姫命が祀って有ります |
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明神峠 ガスが掛かり何も見えません |
下山開始 |
九合目日本坂 日本中が見渡せる程の展望と言われた所 |
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八合目 仏堂 仏像が安置されていた所 |
下山 |
七合目 千体仏 多数の仏像を安置した所 |
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六合目 中ノ水 中間地点の水場 |
五合目 反復石 峠の頂と麓の中間点 |
四合目水函 湧き出す水を箱にためた水場 |
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ブナの巨木を見ながらの下山 |
ブナの 巨木 |
三合目 楢の木 水楢の大木の有った所 |
ニ合目目覚 芋川宿を早立ちすると此処で夜が明ける |
途中綺麗なブナ林を通り2合目からは急な下りで木で出来た壊れた階段を何人かが滑って転びながら1合目の坂本に無事着き林道を少し歩き駒の湯の入り口で待機していたバスに乗り今日の山旅は終わりました。 (おわり |
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綺麗のブナ林 |
一合目 坂本 駒の湯側登り口 |
駒ヶ岳への登山口 |
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