会山行紀行文 2016年
 9月4日(日)
晴れ後曇り
(なえばさん)
苗場山
2145m
参加者 (紀行文) 2216 S/K
単独
(男性1名) (写真) 2216 S/K
≪コースタイム≫
自宅(2:30)=(関越道)=越後川口IC=小赤沢登山口(3合目)(5:40−55) …4合目(6:25)…5合目(6:50)…6合目(7:25)…7合目(7:40)
…8合目(8:00)…坪場(8:10-8:20) …山頂(9:00−10:30) …坪場(11:35−11:50) …8合目(11:55)…7合目(12:10)…6合目(12:20)
…5合目(12:45)…4合目(13:10)・・・小赤沢登山口(3合目)(13:35-55)=自宅(17:30)
≪紀行文≫
〜〜〜広々とした湿原に心癒される〜〜〜

 苗場山に登るのは今回が初めて、初秋の苗場山がどんな姿で迎えてくれるかを楽しみに自宅を出発。
 コースタイムが短い小赤沢のコースを選択するが、グリーンピア津南入口から登山口まで続くカーブの多い狭い道に少々うんざり。
 6時前に着いた駐車場には既に車が5,6台、「奈良」ナンバーが全国区を感じさせる。

 空は青空、時折風が強く吹き気温はなんと18℃、連日30℃を越えている下界の暑さが嘘のよう。
 逞しい木の根の階段、ぬかるみ、丸太の輪切りを敷き詰めた道、岩の急坂と登山道が変化する。
 一合目毎に標高と次の合目までの距離と時間が印されている道標に励まされながら高度を上げる。
登山届を入れて出発 木の根が作った階段を上る 丸太の輪切りには滑り止め
見上げると左に苗場山、右に坪場 眩しい陽光が樹々の間から差し込む
翼を広げたような鳥甲山 秋の花オヤマリンドウ 岩場は鎖を使わなくても大丈夫

 急坂を登って坪場に出ると展望が開け、景観が一気に開放的になる。
 なだらかな台地に広がる草原、その中の木道をシラビソなどの針葉樹、湿原、池塘、を観ながらゆっくり歩を進める。
 湧き出したガスが濃淡を繰り返しながら流れ、幻想的な景色を造り出す。
坪場で展望が開ける。右後方に米山と黒姫山  ここから高層湿原の中を歩いて山頂へ
坪場の湿原と池塘を俯瞰、右後方は鳥甲山
イワショウブの赤い実 緩やかな台地の草原に木道が伸びる
針葉樹、草原、池塘、岩に囲まれながら木道を歩く 
湧き出したガスが幻想的な景色を造り出す
自然体験交流センターの上に青空 ウッドデッキ上で自由にくつろぐ登山者

 山頂を踏んだ後に、祓川コースの下降点まで足をのばすが、谷川岳方面もガスで展望はない。
 苗場山自然体験交流センター(苗場山頂ヒュッテ)のベンチで朝食兼昼食をとる。

 青空が時々顔を見せ始め、センターの前に設けられたウッドデッキで、多くの登山者がくつろいでいる。
 ゆっくりと時間が流れているような高層湿原をしばらく眺め、歩いてきた登山道を戻る。
 癒し系の苗場山、今度は草紅葉が見頃の晩秋に訪れたいと帰路についた。
 坪場の景色を逆方向から俯瞰  色づきに秋の気配