会山行紀行文 2016年
 8/11(木)〜13(土)
天気:快晴
(しょうずだけ)
清水岳
2589m
参加者 (紀行文) 2052 M/T
2名
(男性1名・女性1名) (写真) 2051 S/T
≪コースタイム≫
≪8/11≫
白馬猿倉駐車場(7:20)…猿倉荘(7:30)…白馬尻小屋(8:30-8:40)…1880mでアイゼン装着(9:40-9:55)…葱平アイゼンはずす(10:35)
…避難小屋(11:35)…村営頂上宿舎(12:30)
≪8/12≫
村営頂上宿舎(5:40)…旭岳分岐(5:50)…清水平(7:45)…清水岳(8:05)…不帰岳避難小屋(10:05-10:35)…登山口(15:25)…林道(15:30)
…祖母谷温泉(15:48)
≪8/13≫
祖母谷温泉(7:50)…欅平(8:35-9:16)=黒部峡谷鉄道=宇奈月(10:37)=徒歩5分=宇奈月温泉(10:42-11:16)=富山地方鉄道本線
=新黒部(11:40)=徒歩5分=黒部宇奈月温泉(11:46-12:32)=新幹線はくたか562号=糸魚川(12:45-13:10)=JR大糸線
=南小谷(14:11-15:28)=白馬(15:491-6:00)=白馬駅発バス=猿倉(16:27)
≪紀行文≫
〜〜〜念願の清水岳から祖母谷へ〜〜〜

 「白馬岳から清水岳、そして祖母谷へ」、このコースは長年の夢であった。長丁場のためお天気の続くとときを狙って、今年から制定された山の日の出発となった。
《1日目》猿倉〜村営頂上宿舎
 山の日もあって、猿倉の小屋前は多くの人で賑わっていました。家族づれや若者が多く見られます。登山届を出して出発。
 今年は雪が少なかったせいか、雪渓までのガラ場歩きが長く、その分雪渓歩きは短かったようだ。

 葱平から山頂小屋までは見えるがなかなか遠い。辛い登りだがお花畑に癒される。さすが人気の白馬、グリーンパトルールの方が花の案内役を務めています。

 早めに山頂小屋に到着、このまま明日に備えてゆっくりと過ごすことにする。小屋は2人ずつの仕切りがあり、カーテンもついてなかなか快適。 

 食事も手造りで野菜が多くビュッフェスタイル。大変おいしくお腹も一杯。今日は早めにおやすみなさ〜い。

(クリックで拡大)
白馬〜清水岳〜祖母谷GPS軌跡
賑わう猿倉山荘前  白馬尻の歓迎  白馬尻小屋前も多くの人
大雪渓取り付きのケルン アイゼンを付け  雪渓歩きの開始
途切れない人の列 葱平らでアイゼンを取り 大きなクレパス
 山頂への道も人の波  花名の紹介はありがたい 村営頂上宿舎 
  
《2日目》村営頂上宿舎〜清水岳〜祖母谷温泉
 今日は覚悟の長丁場。昨夜、小屋の方に「祖母谷までコースタイムの1.5倍を考慮すること、11時まで不帰岳避難小屋に着かなったら引き返すこと、小屋到着が13時過ぎていたら小屋泊まりにすること。」と念を押された。そしてもう一つ、標高が1200m以下になったらマムシに注意。
 これらを心して出発。

 旭岳を巻きいくつかのアップダウンを繰り返し、待望の清水平。お花の宝庫と一面の花畑を想像してきたが・・・、比べてみると白馬の方が多かった。.花は思ったより少なかったが、稜線歩きの展望は素晴らしい。正面に剣岳、毛勝三山、右に雪倉岳に朝日岳を見ながら最高の天空漫歩。

 不帰岳避難小屋着の時間はクリア、いよいよ百貫の大下りの始まり。大下りというより、幾つもの沢越えのトラバースが多く、いつまでも標高が下がらない。
 今日は2300m近くの下り、標高の下がらないのが長〜く辛く、祖母谷温泉への林道へ出た時の嬉しかったこと。
 秘湯、祖母谷の温泉で疲れを癒し、無事下りられたことを祝ってビールで乾杯!!
村営頂上宿舎のテン場 旭岳に向かって 稜線漫歩
清水平 季節はもう秋 清水岳直下の標柱
清水岳からの朝日岳・雪倉岳 名物標柱
「労多くして楽しみ多し、根気よく頑張れ!」
まだ続く稜線漫歩 
ようやく避難小屋に きれいな小屋の中 百貫の大下りは慎重に
足場に注意 へつりも侮れない  連続する沢越え
最後のロープ  ようやく出た名剣沢  やっとこさ林道に 
祖母谷温泉に着きました 川辺に立つ温泉宿 露天風呂にテン場
  
《3日目》祖母谷温泉〜白馬猿倉
 車を回収するために、一日電車の旅です。
 祖母谷温泉から欅平まで歩き、トロッコで宇奈月温泉へ。そこから電車で黒部宇奈月温泉へ行き、新幹線に乗り糸魚川まで。
 糸魚川からは南小谷で乗り換え白馬駅に到着。駅からはバスで猿倉まで、ようやく車を回収し長〜い旅は終わりとなりました。
欅平の駅 トロッコの旅 宇奈月の駅
初めての北陸新幹線 猿倉に到着  やっと着いた駐車場 

《今回出会えた花々》