会山行紀行文 2016年
 8月5日(金)〜6日(土)
天気:下記記載
(あいのだけ)
間ノ岳
3190m
参加者 (紀行文) 2146 Y/I
単独
(男性1名) (写真) 2146 Y/I
≪コースタイム≫
≪8月5日(金)晴一時雨≫
奈良田駐車場(5:32)=広河原(6:55)…登山口(7:00)…二俣(9:30)…8本歯のコル(12:35)…北岳山荘(14:40)
≪8月6日(土)晴一時雨≫
山荘(4:50)…間ノ岳(6:50)…西農鳥岳(9:20)…農鳥岳(10:10)…大門沢小屋(13:30)…登山口バス停(1645)…奈良田駐車場(17:10)
≪紀行文≫
〜〜〜間ノ岳  百名山100/100に感謝〜〜〜

 昨年北海道登山で知り合った御夫婦からテント持参でノンビリと富士山やアルプスの山々、お花畑を眺めながらの満喫した登山の話を聞いていたので今回の白峰三山は2泊3日、テント、アイゼン持参で出発。

≪5日(金)≫奈良田駐車場〜北岳山荘
 駐車場発5:32の30分前頃から行列ができ始め60人強が並び、2台のバスは登山客とリュックで満杯前、中扉もやっと締まる状態に30分遅れでようやく出発。
 広河原登山口から14年ぶりに北岳を望み「ヨッシ登るぞ」と気合いが入る。
 白根御池小屋分岐の先に大雪渓を期待していたが姿無しにアイゼンとテントの重みが肩に食い込む。
 ダケカンバ等の林の中をピッチがあがらないままに大樺沢二俣に到着する。
登山口より北岳を望む 大樺沢二俣

 腰を下ろし休息中、目の前で山ガールがフラフラして転びそうになる「熱中症か、少し休んだら」と声を掛け持っていた梅干をあげる、テント持参で北岳〜塩見岳まで行くが重さが応えていると、先週梶川尾根〜飯豊本山〜ダイクラ尾根を縦走したよとの話、大変な強者に出会う。
 八本歯に掛かる頃からガスから変わった雨に襲われ雨ガッパ着用でなんとか八本歯コルに1時間近く遅れて到着する。軽い行動食を取るうちに雨も上がり出発。
 北岳頂上まで1時間チョットと気合を入れてガレ場の急登を頂上・山荘への分岐点迄来るがガスで北岳頂上が見えない、残念だが北岳は登頂済なので今回は登頂を断念し巻道で山荘直行へと変更する。
八本歯のコル 頂上・山荘分岐より北岳山荘


 分岐から北岳山荘をみて一安心、巻道も最初に階段がありちょっとビックリしたが、後はお花を(名前は全然知らない)見ながらノンビリと山荘へ向かう。



 テントを設営し売店の冷たいビールで生き返る、テントの隣人は八本歯で知り合ったテント持参で足が上がらないと嘆いたカメラ片手の四国の若者、明日間ノ岳ピストンとのこと持参の朝日山で乾杯する、今夜はぐっすり眠れる。
チョット怖かった階段   

分岐点以降ようやく安心して見れたお花

  
≪6日(土)≫山荘〜間ノ岳〜奈良田駐車場
 4時50分、前方に間ノ岳(中白根)、左手に富士山を見る、後方を振り返り北岳右方にご来光を見て無事の下山を祈る、夜露に濡れたテントの重さも気にならずさわやかな気分で出発する。
朝もやに浮かぶ富士 北岳とご来光
                       
 歩く速さが同程度で同年輩の御夫婦がおられたので間ノ岳頂上迄の同行をお願いしOKをもらう、お願いついでに頂上で「間ノ岳 100名山 100/100」の写真を撮ってもらう。
 フラッグを見た人たちからおめでとうの声を掛けてもらい嬉しいやら、恥かしいやら?で100名山に一区切り万歳。\(^o^)/。
間ノ岳迄同行して貰った御夫婦 間ノ岳 100/100

 予定より10分早く出発する、農鳥小屋は ?有名な管理人を横に見ながら素通りして20分遅れで西農鳥岳に到着する。
 西農〜農鳥岳迄50分掛からないで行けるよとピストン帰りの若者に教えてもらう。
 昨日知り合った山ガールが追い越し際に塩見岳縦走をやめて農鳥岳へのピストンに変更し北岳経由で帰京するとのこと、楽山会ホームページがあることを話して別れる。
農鳥小屋を横に見て 後方は間ノ岳 西農鳥岳 完全防備な山ガール

 農鳥岳へ続くガレ場をこれが最後の登りと自分に言い聞かせなんとか予定時刻に到着できラッキー。
 また、大門沢下降点迄の1時間をこれが縦走だと楽しみました。、
農鳥岳頂上〜白峰南嶺 大門沢下降点

 大門沢小屋迄の3時間を2〜3回の立ち休みで一気に駆け下り道中の景色の記憶なし、写真は3枚撮れていた。
 予定より早い1時30分到着に気分良くして十数年ぶりに缶コーラを買い一気に飲み干す。
 宿泊は無し登山口バス停目指してゴー。
梯子の階段(撮った3枚の内1枚) コーラを一気に飲んだ大門沢小屋

 途中で急ぎ足で駆け下りてきた人に追いつかれる、話によると3人/フトン1枚が嫌で下ったが1人では心細く追いかけたとのこと、以後見え隠れする範囲で同行する。
 小さなダム?が現れ登山口近しと思ったが同行者GPSによるとバス停迄2km以上あるとのことガッカリ、林道を早歩きし漸くバス停に到着するがゲートを管理するガードマンによればバスは1時間後位、駐車場迄歩き20分の距離。
 歩いて17時10分無事愛車の待つ駐車場到着に、良く頑張ったと自分自身を褒める。
間違った最初の小さなダム バス停より第一発電所

 2週間後の飯豊山縦走に自信となった「間ノ岳100/100」の山旅でした。