会山行紀行文 2016年
 4月16日(土)
晴れ
(やはずだけ)
矢筈岳
1258m
参加者 (紀行文) 1968 N/K
単独
(男性1名) (写真) 1968 N/K
≪コースタイム≫
駐車位置(4:56)…尾根取付(5:18)…魚止山(7:59-8:14)…1055m▲(8:53)…1066m▲(9:20)…駒形山への分岐(9:37)
…1049m▲(9:51)…1051m▲(10:30)…前矢筈岳(11:20)…矢筈岳(11:50-12:55)…前矢筈岳(13:2)…駒形山への分岐(15:27)
…魚止山(17:00)…尾根取付(18:18)…駐車場(18:40)
≪紀行文≫
〜〜〜矢筈岳を歩いてきました〜〜〜

 近くの田園の向こうに見える青里岳や五剣谷岳の雪が解けだしている。ここからは見えないが、その奥に矢筈岳がある。
 雪が少ない今年、山頂までは無理かと思いながら、でも今年行かなかったら来年も行かなくなるような気がして、数日前魚止山まで行ってきた。
 阿賀町の常浪川、室谷川、倉谷沢を遡りながら林道が付いている。終点に砂利が盛ってあり、その奥に魚止山の尾根取っ付き点があった。

 今回取付尾根までの林道の様子も分かった。迷いやすそうな尾根へのマーキングもして帰ってきた。稜線の様子は何となく推測できていた。

 会の先輩方の記録なども拝見させていただき、大変参考になりました。  準備完了。

 目覚めて、天気が良く、意欲がわいていたなら出発しようと、その時を探っていた。

 朝、星空の国道49号を走り駐車位置で気温は1℃と冷え込み、もう明るくなっていた。下見していたので迷いなく進めた。

 急登だが木につかまりながら高度を上げて行く。標高900m辺りから雪原がつながっていた。目の前の急登をよじ登り魚止山に着く。

 矢筈岳への稜線がしっかり見えている。朝ご飯の後、次のピークを目指しながら気持ち良い雪渓を歩く。
 このピークからはアイゼンを外し藪中を進んだ。

 覚悟はしていたが歩いても歩いても続く藪道。ひたすら藪をかき分け、歩を前に出す。
 矢筈に行ってみたい気持ちに支えられながら足を動かした。

 駒形山へ連なる尾根の分岐まで来るとようやく雪渓に出た。雪面を歩くのは心地よい。前矢筈岳の直下、矢筈が屏風のように聳えていた。

 最後の急登は危険を感じながら慎重に登りきった。山だらけの見たことない景色を見ながら矢筈山頂に着いた。