≪コースタイム≫
29日(曇り) 新潟発(9:00)=いいでの湯先P(11:20)…川入(12:30)…御沢(13:30 泊)
30日(曇り) 御沢発(6:00)…大曲(12:00)…三国小屋(16:30 泊)
31日(雪曇り) 三国小屋発(9:20)…大曲(10:50)…タカツコ沢(12:00)…御沢・荷回収…川入(13:45)=いいでの湯(15:30風呂そば)
=新潟着(18:30) |
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≪紀行文≫ |
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65歳から始めた年末の飯豊詣でも今年で4回目、見栄とやせ我慢で今年も挑むことにする。
昨年は2人だけのラッセルで三国小屋にも届かず尾根の途中でテンッパって引き返す。
今年こそ最低でも小屋まではと、楽山会きっての若手健脚、Kさん Nさん両君を甘言を持って引きずり込みなんとか4名編成に。
最初は26日に出て、あわよくば本山をもと、温かい室内で酒を飲みながらの計画は勇ましいが、パッとしない天気予報にすぐ日和、上記の日程に落ち着く。
初日、予定どおり御沢でテンパる。
小雪のため例年になく順調だが、2日目はこれが裏目と出て藪に苦しめられる。
ラッセルと藪と重い荷物の3重苦で昨年テンパった90度カーブまで4時間以上要し、三国小屋まで日没前に届くか微妙になる。
行けるだけ行ってだめなら早めに判断してテンパることにして老体を鞭うつ。
情報によれば某山岳会も入山するとの事だが今のところ我々だけ。
「孤軍奮闘、玉砕覚悟」と思いきや遂に4名のたくましいパーティーが合流する。
「ラッセルありがとうございました。此処からは我々が」と涙の出るような有難いお言葉。
此処からは8名でのラッセルになるが運動不足がたたって私はついていくのが精いっぱい。特に小屋が見えてからの長いこと。
荷揚げしてある極上のワインのことのみ考えよろめきながら16時30分やっとゴールできました。
10時間30分、若手2名は予想通りの活躍、「明日も頑張って飯豊方面へ」とそれ以上だ。
「孫が東京から」などとごまかして、明日の下山を許してもらう。
3日目 ルート旗を拾いながら下山。飯豊の湯で汗を流して正に今年最後の山行を終えることができました。 |
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風雪に立ち向かうブナ |
大曲の宝の木
(荷揚げに便利なブナの木)の前で |
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つかの間の晴れ間 |
全戸不在で静かに眠る集落のかたわら、
昼夜眠らず流れる |
松の木尾根を登る |
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