≪コースタイム≫ @1日目
ござれや橋P(3:20)=川口SA・朝食=関越道〜東名〜秦野中井IC=ヤビツ峠(9:40‐55)=表尾根登山口(10:10)…二ノ塔(11:20)
…三ノ塔(11:45‐12:15)…行者ケ岳(13:15)…新大日(14:15)…塔ノ岳・尊仏山荘(15:10)
A 2日目
塔ノ岳(6:15)…丹沢山(7:35−50)…蛭ヶ岳(9:55‐10:10)…臼ケ岳(11:45‐12:10)…檜洞丸(14:15‐30)…(ツツジ新道)…ゴーラ沢出合(18:10)
…西丹沢自然教室(18:55‐19:10)=大井松田IC=東名=赤城高原SA・夕食=ござれや橋P(1:30) |
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≪紀行文≫ |
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〜〜〜富士山を観ながら丹沢山塊をタップリと歩く〜〜〜 |
◆1日目
初日はヤビツ峠から表尾根を辿り塔ノ岳まで、累積の標高は登り約1,000m、下り約300m、距離は約7km。
ヤビツ峠で身支度を整え、登山口近くまでバスで移動し登山開始。
青い空、眩しい陽光、乾いた登山道、この時期新潟では得られない好条件に気分良く歩を進める。
二ノ塔の登りで振り返ると、今日楽山会の別なメンバーが登っている大山、そこに向かって「ヤッホー」さて届いたかな?
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表尾根の登山口から縦走スタート |
他のメンバーが登っている大山 |
この後、大山に向かって「ヤッホー」 |
展望の良い三ノ塔で昼食、南側にキラキラ光る相模湾、西側に日本一の富士山と本日の目的地塔ノ岳を望む。
都心に近く人気の高い山のせいか、登山道が良く整備されている、急斜面には太い鎖、崩壊が進んだ斜面には木製階段が設けられている。
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景色の良い三ノ塔で昼食 |
塔ノ岳に向かって歩を進める、中央奥が塔ノ岳 |
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烏尾山から相模湾を俯瞰 |
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行者岳直下の鎖場を下る |
随所に立派な木製階段 |
新大日のベンチで一休み |
数日前に降った雪は殆んど溶けて、ザックの中のアイゼンに出番なし。
予定より早く塔ノ岳に到着、今宵の宿「尊仏荘」にチェックインし、夕食まで各自が持ち寄ったお酒、つまみで楽しく懇親会。
夕食のカレーでお腹を満たし小屋の外へ、眼下に広がる厚木、伊勢原、秦野の夜景の美しさに目を奪われる。
しかし、あまりの寒さに10分も耐えられず、小屋へ戻って明日に備えて床につく。
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今宵の宿、尊仏荘に到着 |
懇親会は楽しく盛り上がる |
夕日が空を朱色に染める |
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眼下に広がる夜景、しかし、空気が凄く冷い、寒くてヒェ〜ッ |
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◆2日目
まずは百名山の丹沢山へ、そこから、最高峰の蛭ヶ岳、檜洞丸と主稜を辿り、バスが待つ西丹沢自然教室まで一気に約1,150mを下る。
アップダウンを繰り返す、累積の標高が登り1,100m、下り2,000m、距離約14kmのハードコース。
雲一つない快晴、夜明け前の青い空に雪を頂いた富士山が美しい。
陽の光で空が赤みを帯び始めた頃、出発しようとしたが富士山にカメラを向けたベテラン女性SLが動かない。
「富士山の前に人が立っているのよ!」邪魔でシャッターが押せない様子、そこで発した彼女の言葉が『本日の面白名言その1』
「もう!富士山は、みんなの、ものなんだからね!」この名言が効き男性は直ぐに退散(移動してくれた)
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早朝の空、星、分かりますか? |
夜明け前、メンバーが集合 |
雪の白さ際立つ富士が眼前に |
霜で白くなった登山道をしばらく歩くと、右側から太陽が上がり始める。
赤く染まった富士山にしばし撮影タイム、男性SLが「赤富士っていうけど、本当に赤いんだね」
「太陽が昇るにつれて景色が赤から青に変わり、まるで東山魁夷の世界だ」この形容まさにピッタリ。
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縁起の良い赤富士を拝む |
陽が昇り、雲が黄金色に染まる |
朝日で赤く染る樹々の中を進む |
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陽光を浴びて、山々が目を覚ます |
看板の下に富士さんもいるのですが |
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不動の峰に向かって急斜面を登る |
葉がすっかり落ちた樹林帯を進む |
ここからは日本一の富士山に見守られながら登山道を進む、アップダウンが続くが、贅沢な景色が足取りを軽くする。
丹沢山を過ぎると南アルプスの峰々が現れ、絶景度を更にグレードアップさせる。
目の前に広がる非日常の世界、スケールの大きな絶景の中を心躍らせながら歩を進める。
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富士山、南アルプス、丹沢山塊、5つ星の絶景の中、軽快に歩を進める |
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富士山が目に見えない力をくれる |
富士からエネルギーを貰いながら棚沢の頭へ |
展望の良い鬼が岩の頭で休憩、南アルプスの山座同定をしていると、雲が出てあっと言う間に富士山を覆ってしまった、全員が「ア〜ア」
その時、女性SLが発した言葉が『本日の面白名言その2』その言葉とは「いつまでも、あると思うな、富士(と金)」
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@赤石、悪沢A白根三山B蛭ヶ岳C臼ヶ岳D檜洞丸 |
目の前の大パノラマに見入る |
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最高峰蛭ヶ岳の山頂を通過 |
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蛭ヶ岳にガスがかかり出す |
臼ヶ岳の急斜面を登る |
前方左のピークが臼ヶ岳 |
丹沢最高峰の蛭ヶ岳は残念ながらガスで眺望なし、臼ヶ岳で昼食を取り最後の頂き檜洞丸へ。
檜洞丸の山頂手前で、今日辿ってきた峰々を見渡す。
♪思えば遠くまで(歩いて)来たもんだ、塔ノ岳出てから7時間、♪この先西丹沢(自然教室)まで行くのです♪
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辿って来た峰々を見渡す |
@出発地点の塔ノ岳A丹沢山B蛭ヶ岳 |
檜洞丸からは降るだけだったが、下降点を間違えて引き返したため時間をロス。
下山の途中で陽が落ちへッドライトの灯りで歩くが、さすが「B上」メンバー、リーダーの指示に従って落ち着いて高度を下げる。
ゴーラ沢の出合で渡渉に少し手間取ったが、冷静な行動でバスの待つ車道へ。
多少のトラブルはあったが、ハードなコースを歩き切り、総合力で全員がケガなく下山。
メンバーが「ありがとうございました」と次々にリーダーに握手を求める。
個人では実現が難しい丹沢主稜を縦走できたことに感謝しながら、貴重な経験ができた丹沢山系に別れを告げ帰路についた。
それにしても、歩いた、歩いた、今日の歩数計は3万4千歩を越えていた。
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(丸太の彫り絵)富士を観ながらの、縦走は最高!、増々山が好きになりました |
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