≪紀行文≫ |
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〜〜〜富士山が裾野から山頂まで、感動的に見えた〜〜〜 |
≪12/1(木)≫(晴れ)
新潟もまだ積雪がないのに、関東では何十年振りの11月での積雪、1252mの大山では、雪が残りアイゼン持参との連絡を受け、びっくり。
ともかく荷造りをした。新潟の当日の天気は雨模様であるが、関東の晴天を期待した。順当にバスは関越自動車道では動いていたが、圏央道に入ると、車が混んできてノロノロ運転となった。
鎌倉アルプスの出発点、建長寺についたのは12:00ごろ、巨木の柏槇が迎えてくれた。創建当時から760年もの歳月と幾度かの火災に生き抜いてきたという。仏殿には地蔵菩薩を安置され、時代を感じさせられ、ゆっくり拝む間もなく庭園へ。 |
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建長寺駐車場にて準備 |
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建長寺境内を歩く |
建長寺三門前にて記念写真 |
池を中心にした禅寺の庭園で、紅葉と緑の木のバランスの良い配置と池に移る影も美しい。このお庭を抜けて、天狗をまつる半僧坊へ登った。
13:00ごろ、ハイキングコースが始まった。 |
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方丈の裏には美しい庭園が |
紅葉を楽しみながら半僧坊に向かう |
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半僧坊直下の紅葉 |
半僧坊 |
半僧坊から大平山を目指す |
多少の登りはあるが、ほとんど平坦な道であり、まだ紅葉は進んでいない木々の緑の葉から、関東の暖かい日が差し込んで絶好のハイキング日和。
ルンルンのはずなのだ…が、前日に降った雨のせいか、どろどろの粘土質の道で、枯葉も濡れている。
私の想像あるが、川底の花崗岩が侵食され千畳敷岩となって段々になっているようにみえるところや、川の流れに削られ、丸くなった大岩そのままが押し上げられてしまったのか、ともかく、滑るような気がした。足運びがうまくいかず、運動靴では来られないところだ。
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建長寺を見下ろす |
結構な登りもありました |
13:30に大平山(159m)の山頂へ、ようやく道半ば。えっ!まだこんなところにしか来ていないのかと思った。
鎌倉の街並みと湘南の海が秋の日に輝いていた。鎌倉が海と山に挟まれた天然の要塞であったことを実感した。また、寺も多く、いざという時、寺が要害化された建造物でもあるので、鎌倉の町を囲んでいるのだ。
同じような道を、緑の葉影の中を進んできた。獅子舞という場所では紅葉見事さでの息をのむ景観と書いてあったが、残念ながらいまいちであった。やはり季節がおかしい。 |
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大山山頂標(鎌倉市最高点) |
大平山山頂(背後)付近にて集合写真 |
14:45瑞泉寺に到着。ここから、鎌倉の町を散策。鎌倉宮、頼朝の墓所、鶴岡八幡宮などなど、巡りながら駐車場までメインの表通りではなく、家々の細い小路を抜けて歩くのも面白かった。駐車場の料金が1時間2000円というのにびっくり、地価の高い場所なんだなあと思った。 |
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鎌倉アルプス終点(瑞泉寺登山口) |
源頼朝の墓所にお参り |
鶴岡八幡宮(2097さん提供) |
江の島にある民宿に宿をとって、残照のあるうちに江の島を見学した。民宿の食事は手作り感いっぱいの、魚料理でおいしかった。 |
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夕暮れの江の島から鎌倉方面を観る |
ライトアップされた江の島弁財天 |
民宿重助での夕食 |
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≪11/2(金)≫(晴れ)
大山は山容のどっしりとした独立峰で、江戸時代には大山詣りが盛んで、伝統と、信仰のある山である。
9:05ヤビス峠から登山開始。快晴で青い空が深い。 |
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ヤビツ峠に向かう車窓から富士を望む |
ヤビツ峠にて登山準備 |
登山開始(同じような傾斜が続く) |
すっかり冬枯れの林で、枝の隙間からの景色はそれなりに美しい。カサコソと枯葉を踏んで歩いた。杉林は枝打ちをされていて、すきっと伸びて、京都の北山杉の様だ。多少急なところもあったが全体として険しい山道でもなく、どろどろの道でもなく、林の中をどこまでも歩くという感じで、里山の風景であった。山頂に近くなると雪は残っていたが、アイゼンはいらない。大雪でないだけに凍りやすいということだ。 |
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落ち葉が絨毯のような登山道 |
このような鎖場もありました |
下社との分岐点(山頂はもうすぐ) |
10:30頃、分岐に着くと、富士山が裾野から山頂まで、感動的に見えた。 |
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山頂直下の展望台から観る富士 |
山頂直下の鳥居(上がれば山頂) |
10:45頃大山奥の院に到着。「ビールが待っている」という看板があったが、店は閉まっていた。コーヒータイムをとって、ゆっくりと休む。寒くもなく、快適。振り向けば富士山というところから確かにみえるが木がじゃまをしていた。 |
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大山頂奥の院前にて |
大山山頂標にて |
分岐から阿舎利神社まで下る。20分くらい歩くとなんと、富士山が裾野から山頂までくっきり見えた。裾野はまだ青く、山頂は純白であった。輪郭もはっきり見え、宝永山の火口も見えた。まさに、絵葉書や写真の富士である。
何と言っても富士山は素晴らしい。やはり日本人の心の山なのだ。 |
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美しい裾野と冠雪の富士に感動 |
足元は、ヤビス峠からは急ではなかったが、下社までは大きな岩や急斜面であったりしてなかなかの登山道で、登りに使うと大変だろうと思った。登ってくる人は多い。それも若い人が多い。都会の山のせいだろうか。
12:15頃阿舎利神社下社に着いた。山の中なのに立派な装飾の建物である。ケーブルが通っているので大勢の参拝者が来ていた。
私たちもケーブルで降りた。 |
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表参道は広い登山道だが急で歩き辛い |
登山道も終え阿夫利神社下社が近い |
阿夫利神社下社 |
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阿夫利神社下社を後にケーブル乗り場へ |
真新しくカッコいいケーブルに乗る |
駒参道の絵(これで22番) |