会山行紀行文
No−129
グレード:C
2016年
 10/30(日)
曇り時々晴れ
信越トレイルE
  1151m(天水山)
参加者 (紀行文) 2150 H/I 
15名
(男性3名・女性12名) (写真) 1507 N/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05)=柿崎IC=キューピットバレイ(8:20-8:30)=伏野峠(8:45-8:55)…須川峠(9:55)…野々海峠(12:35-13:20)
…深坂峠(14:20)…天水山(16:08-16:30)…松之山P(17:15-17:25)=小千谷IC(18:56)=新潟駅南口(20:10)
≪紀行文≫
〜〜〜下っている最中には名残り惜しい感情も〜〜〜

 今日は雨の心配のない、申し分ない天気に恵まれ、気分よくバスは出発。
 信越トレイルの最終コースで今回で山行終了とのことで、今まで一回も参加したことのない私にとって、最初で最後の信越トレイル、しかも起伏に富み、素晴らしい自然の中を歩けるとの友人の勧めもあって、期待に胸を弾ませて参加した。

 出発点の伏野峠に着き登山準備をしてから、登り始める。尾根に出るまで、かなりの急登。「せいぜい15分の登り」と後方から励ましの声。
 稜線に出ると今度は細かなアップダウンの繰り返し。
 左前方を見ると、菱ケ岳、遠くに米山も見えます。
圧倒的な存在感の菱ケ岳
出発地点の伏野峠で 刈羽三山 遠くに微かに日本海

 ここらへんは積雪が多いようで、ブナの枝が横たわり、行く手を塞いでいます。
 「頭上注意」の掛け声がひっきりなし。それなのに、吸い寄せられるように、頭をゴツンとやってしまいました。
 尾根道の落葉の絨毯を踏みしめ、周りの山々の紅葉を見ながら楽しく進みます。
 しかし、時々落葉の下に木の根が隠れていたり、ぬかるんだ湿地帯があったりして、とくに、下りの斜面には難渋しました。
 それでも、下草に目をやるとイワカガミやイワウチワの葉が艶々と輝いていました。時には、時期を誤って花をつけていたのもあって、かわいそうにと思ってしまいました。
紅葉の木々の下を必死に歩きます 落葉の下は滑りやすいので要注意! 最初の休憩ポイント須川峠
まだまだお昼予定の野々海峠までは遠い!
須川峠を過ぎての新潟県側の紅葉  須川峠と野々峠の中間付近の紅葉(新潟県側)  

 須川峠から野々海峠に到着し、昼食。眺望はなく、エスケーブルルートなる道路の車の回転場のような所に一台のプリウスが停まっており、それを取り囲むようにランチを食べ始めようとしたら、運転手があわててやってきて、音もなく靜かに去っていきました。
 しばらく進むと馬頭観音があり、次に立派な大きな石碑の立っている深坂峠に到着しました。こちらの眺望をしばらく楽しみ次の天水山に向けて出発。
アップダウンのアップは辛い!暫し立ち休憩 野々海峠から深坂峠への入口の紅葉 新潟県松之山町と長野県栄村を繋ぐ深坂峠

 痩せ尾根の上り下り、急登の連続で三回だまされたといいながら、やっと天水山(標高1151m)に到着。ここで、苗場山、鳥甲山が見えました。

 将来、この信越トレイルが苗場山までつながるとのこと。

 
 あとは下山するのみですが、これまでの下りの急斜面に難渋し時間をとられたため、もう、陽が傾いて、寒くなってきました。

 急いで、下り、バスが待つ松之山Pに到着し、全員がバスの乗り込んだ時は、あたりが真っ暗となってしまいました。
トレイルの最終地点 天水山
天水山からの鳥甲山、佐武流山
結構難儀だった歩きも最終地点でほっこり笑顔 天水山からの苗場山、
左方面には仙ノ倉山など

 私は天水山から松之山までのブナ林の紅葉を最も楽しみにして、今日一番の見どころと思っていたのに、楽しむ余裕はなく、次回への持ち越しとあいなりました。
 でも、信越トレイルは終わりだから、今度は逆コースでここを目的に来てもいいなと思いました。

 信越トレイルの中では最も歩行距離が長く、細かなアップダウンが連続するハードなコースで、結局、山の中に8時間半もいましたから、十分満足感を味わいました。
 下っている最中には名残り惜しい感情も沸いてきました。

 CL,、SL,、LLのリーダーには本当にお世話になりました。お疲れ様でした。 
天水山から松之山口までの最後の歩きです