≪紀行文≫ |
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〜〜〜紅葉には早かったが、秋晴れの信越トレッキングを満喫!〜〜〜 |
日本海から30km離れて新潟県と長野県の県境に位置する「関田山脈」には、かって両県の生活物資や文化を運ぶ大切な道として利用された16もの峠が交差しています。
その16もの峠を横断しながら関田山脈を歩く、総延長80kmの「信越トレイル」が完成したのはここ数年のことであり、全コースを6つのセッションに分けて歩くことが出来ます。
楽山会においては、信越トレイルを歩く会山行を1507N/Oリーダーが数年に亘って継続的に企画実行されており、かなりの方が参加されております。
自分も歩いてみたいと思いつつなかなかタイミングが合いませんでしたが、今回ようやく「セッション5」に参加する事が出来ました。
どうしたって回数を重ねると参加者が減ることは仕方のないこと、今回は8人の参加なので自家用車2台に分乗しての実施です。
絶好の秋晴れに恵まれた関田峠・1136mに到着すると、既に車輌回送の業者が待っていてくれました。我々の車を終点の伏野峠に回送してくれるのです。
ほぼ予定通りの時間に、今回コースの最高点である関田峠を元気よく出発。 |
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関田峠の開放的な全景 |
自動車道開通の記念碑 |
関田峠からセッション5へ出発 |
一点の曇りもない青空の下、少し色づいた樹林帯を歩きます。ボランティアの方々によってよく手入れされた道は大変歩きやすく、参加の皆さんの声も弾みます。
快適に歩いて「梨平峠」へ。ここは開放的に開けた明るい広場、しばしの休憩です。 |
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歩きやすい道、ブナの姿も楽しい |
梨平峠、気持のいい広場 |
展望も楽しめる梨平峠 |
豪雪と強い北風によって生まれた、芸術的なブナの姿を楽しみながら先へと進みます。
キノコ採りのおじさんが今日の収穫を見せてくれ、「今年は山の実が不作で、クマはみんな下界の柿の実採りに行ってる。だから山にクマはいないよ」と安心させてくれるが・・・クマに齧られた標識を見ながら、今後のおじさんの無事を祈る。 |
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青空に映えるナナカマド |
時々、一緒に遊んでくれるブナ君 |
紅葉の最盛期には少し早いか |
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収穫を自慢するオジサン |
「牧ノ小池」はオアシスだ |
もみじはまだ青かった |
「牧ノ小池」を右手に過ぎると間もなく「牧峠」、視界が開けて上越方面や日本海、米山などの展望が真に良い。鷹柱(ケトル)を撮影する人たちがカメラを並べています。
ここで偶然の出会いがありました。2年前に楽山会総会で講演をして頂いた上越市の七澤さんにバッタリ!。近々の新聞寄稿に備えての取材中という七澤さんに、少し展望のガイドをして戴きました。 |
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米山と、手前に里の風景が見える |
行く手に姿のいい山が見える |
左から米山〜八石山〜頚城黒姫山 |
小さなアップダウンを繰り返すうち、比較的長い斜面を登り切ると「花立山」、この山頂広場で昼食となりました。
穏やかな秋の陽射しを浴びなら、たわいのない会話と共に過ごす時間は真に幸せです。今日の晴れを呼び込んでくれたOリーダーに感謝です。 |
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梨平峠の様子 |
花立山への急坂を登る |
花立山にてランチ、会話も弾む |
「宇津ノ俣峠」は、緊急時の長野側へのエスケープルートでもありますが、地味な沢状の峠でした。新潟側への道はなく、長野側だけに道があります。
その先には「幻の池」があります。しっかりと大きな池であり、幻想的な姿を見せてくれますが、幻の名が少し可哀そう・・・なにか、いい名を付けられないだろうか?
落葉を踏みながら歩く高感度の高いコースですが、意外に出会う人は少なかった。我々と前後しながら歩く東京からの9人グループの他には、10人程度?しか会わず、ほぼ貸切のトレイルです。 |
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ブナさん、丸い世間も四角く生きる |
ゴネてるのか?寝そべっている |
知恵の輪?それとも? |
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青空に手を広げるブナ |
宇津ノ俣峠、長野側へのエスケープも可 |
倒木を越える場所もあります |
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見事なブナ林を進む |
「幻の池」静かに木々を映していました |
絶好の展望地から遠景を楽しむ仲間たち |
全線が樹林帯を歩くコースですが、所々には切り開いた展望地が作られています。先ほどよりも大きく見える米山、八石山、頚城黒姫などが望めてくると、終点の近い事を感じます。
そして涼やかな風を受けながら、一段と大きくなったブナ林を楽しく会話をしながら歩き続けて、遂に終点の「伏野峠(ぶすのとうげ)」に到着です。
「美人が来てもブスの峠」などと冗談を言いますが、菱ヶ岳信仰の修験道であり、戦国時代の軍用道路でもあったと伝えられています。謙信公も通ったかも。 |
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菱ヶ岳が雄姿を見せてくれます |
姿のいいブナ林を越え終点も近い |
伏野峠に到着! |