≪紀行文≫ |
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〜〜〜山の季節の移ろいの速さに驚くばかり〜〜〜 |
標高1300mの大駐車場からスタートしました。
日蔭尾根は根を張って立ちあがる黒檜(くろべ)の廊下の急登から始まりました。 |
頂稜に出ると東方に形の良い猿面峰(1832m)が先ず視野に入ります。
合目標識は30分間隔で現れました。
5合目を過ぎると根曲がり竹の道はぬかるんで泥道に足を突っ込まないように右に左に跳び越さなければなりませんでした。
涸沢と小沢を横切るへつり道に変わるとガスが低く垂れこめて展望のない泥道を黙々と登りました。
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出だしは黒檜の廊下から |
猿面峰が格好いい |
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黄葉しています |
きのこがきれい |
へつり道へ続きます |
急崖の鎖場を3回越して低木ヤブの小尾根に取り付きました。
6合目から8合目の間は岩場の辛い登りが続き高差200mを鎖に頼って黙々と登りました。
(俳句)山八重の黄葉紅葉や霧の山
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鎖場現わる |
鎖場は慎重に |
辛い登りが続きます |
8合目を過ぎるとすぐに苗場山の山頂台地の一画に出ました。坪場ベンチは素通りしました。
苗場山の湿原は草黄葉の真盛りで点在する灌木の間を霧が流れていきました。
(俳句)ひろびろと大湿原の草黄葉
三角点のある山頂へは更に高差145m、まだ1.7qも先なので、休まず先を急ぎました。
池塘が点在する湿原を眺めながら進むと9合目の標識が現れました。
一旦木立の中へ入ると岩の上を跳び移る足場の悪い箇所が続きますが、それも僅かで間もなく赤倉山の分岐に出ました。
木道はつなぎ目が破損している箇所が所々出て来るので、転落しないように足元から目を離せませんでした。 |
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坪場に出ました |
ベンチは素通り |
苗場山的風景です |
坪場ベンチから45分で山頂に到着しました。
霧の中で記念写真に納まってから小屋まで戻り外でランチとなりました。
つい2週前には心地よい秋風を感じながらランチを愉しんだというのに今日は冷たい風に指先がかじかむほどです。
山の季節の移ろいの速さに驚くばかりでした。早めにランチタイムを切り上げて下山に移りました。
(俳句)時雨してかじかむ指の冷まじや
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延々続きます |
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ランチは楽し、でも寒い |
全員写真 |
往路を約3時間かけて下り、全員無事に大駐車場に戻ってきました。
秋の暮れは釣瓶落とし、泥靴を脱いでバス席に納まると同時に窓外が暗くなってきました。
リーダーさん、みなさん一日お疲れ様でした。(おわり) |
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下ります |
悪路です |
スイーツを頂きました |
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黒檜の赤いつや光 |
今日の成果のどろんこ靴 |
お疲れ様でした |