会山行紀行文
No−091
グレード:C
2016年
 8月21日(日)
晴れ
(ばんだいさん)
磐梯山

  1816m
参加者 (紀行文) 2044 S/H 
15名
(男性5名・女性10名) (写真) 2044 S/H
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=磐越道磐梯川東IC=八方台(8:00-8:20)…中ノ湯跡(9:00)…弘法清水(10:30)…磐梯山山頂(11:00-12:00)
…弘法清水(12:20)…八方台(14:00-14:20)=ラピスパ裏磐梯(15:00-16:00)=磐越道会津若松IC=新潟駅(18:30)
≪紀行文≫
〜〜〜参加者に感謝の一日だった〜〜〜

 今年の夏の日本列島は爆弾低気圧と台風とで登山日和というものがなかなかない。でもこの日、会津地方はこの上ない登山日和の一日だった。
 2名のキャンセルがあったが15名を乗せたバスはほぼ予定の時刻に標高1194Mの八方台登山口に到着、真夏とはいえ涼しい風さえ感じる高地からのスタートだった。

 大きなブナの木が青い葉っぱを広げる、そんな森林浴を楽しむようなブナ林の下の馬車道を歩く。なだらかな傾斜、広い道、やがてダケカンバ、ナナカマドが広がり中ノ湯跡地に到着。ここでしばらく休憩、ここから始まる本格的な登山道に備える。
登山準備 馬車道を進む 中ノ湯跡での休憩

 ここからすぐに急登になり、ゆっくり、ゆっくり、でももうすぐ見晴らしのいい休憩場所があるからと頑張りを促す。
 その休憩地点、ガスであまり展望は利かなかったが、うっすらと裏磐梯が望めた。そして、そこからはもうしばらく急登はない巻道だからと、大勢で休む休憩場所がないからとお花畑までゆっくりと足を進める。

 隊列は長くなったが、お花畑への分岐で本体をお花畑方面に進め、そこで休憩をと、私が最後尾が来るまで待つ。
 弘法清水へは分岐で右に折れたほうが近い。でも少し寄り道でもお花畑を経由してお花と裏磐梯の景色を味わったほうがこのコースは楽しい。
 大休憩の後、弘法清水まで進み、そこでまた休憩、冷たい清水を口に含み、最後の急登に入る。
 ここからは30分の我慢、時々は景色のいい場所があり裏磐梯の景色と冷たい風を肌に感じる。この頃、景色を遮っていた雲もすっかりと消え、雄大な吾妻連峰も見えてきた。
お花畑での休憩
裏磐梯を望む 櫛ヶ峰 桧原湖

 そして石のゴロゴロした山頂に、多くの登山者が昼食を取っていた。360度の雄大な景色を味わいながらの休憩タイム、猪苗代湖も全体が見えた。45分の食事タイムは充分でなかったかもしれないが、山頂を後にした。
磐悌山山頂
山頂より猪苗代湖 集合画像

 下りは早い。大きく遅れる人もなく順調に足を進める。景色のいいところ、広い場所の確保できるところには休憩を取り、ほぼ時間通り登山口に、青空の元での高地登山は疲れも心地よいものだったのではないか。
 もちろんメンバーに恵まれての晴天での山登り、参加者に感謝の一日だった。またどこかで会いましょう。
弘法清水での休憩 青空と裏磐梯そして吾妻連峰 夏の青空の下の中ノ湯

 今回の山行、時々ウグイスの「ホーホケキョ」の鳴き声を聞いた。ウグイスは春になるとメスを求め「ホーホケキョ」と鳴きだす。だから鳴くのはオスだ。メスを見つけると繁殖に入り子孫を残す。そして無事繁殖を終えたウグイスは「チャッチャッ」と鳴くそうだ。
 では夏の終わりに「ホーホケキョ」と鳴くウグイスはまだメスに出会えていない可哀そうなウグイスなのだろう。その悲しい鳴き声を聞くと自分の青春時代を思い出しウグイスよお前もかと哀れに感じるのは自分だけか。

≪今回出逢えた花の画像≫