≪コースタイム≫
≪7/28≫
新潟駅南口(6:00)=八方ゴンドラ乗り場(10:00)≒八方池山荘(10:45)…扇雪渓(13:05-13:35)…唐松岳頂上山荘(15:15)
…唐松岳山頂(16:00)…唐松岳頂上山荘着(16:35)
≪7/29≫
唐松岳頂上山荘(7:20)…八方池(9:50)…八方駅(11:35)=道の駅小谷(12:30-14:15)=新潟駅南口(17:15) |
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≪紀行文≫ |
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〜〜〜花を楽しみながらゆっくりと〜〜〜 |
今回は9名(1人キャンセル)なので、リーダー運転のレンタカーで新潟駅南口を出発しました。
天気は曇りで雨の心配はなさそうですが、今年は関東地方の梅雨明けが遅れ、美しい北アルプスの山並みを見ることができるかやや不安が残ります。
初心者の私は、初めての唐松岳です。たくさんのお花に出会えるだろうと、この日をとても楽しみにしていました。
10時ゴンドラリフトで一気に標高1400mの兎平へ。リフトを乗り継ぎ、八方池山荘を目指します。
リフトのすぐ下には色とりどりの花々が咲いていて、思わず声が上がります。
(シモツケソウ、オオバギボウシ、ハクサンシャジン、ワレモコウなどなど)
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シモツケソウ |
オオバギボウシ |
ハクサンシャジン |
10:45整備された木道コースを歩き始めます。残念ながらガスの為、五竜岳や鹿島槍ヶ岳の姿は望めませんでした。その代り、どこを見ても数えきれない種類の花々が私達を迎えてくれました。ざっとみても、ミヤマトウキ、キンコウカ、タカネナデシコ、ウメバチソウ、ハッポウタカネセンブリ、ヨツバシオガマ、イワシモツケ、クガイソウ、ハナニガナ等々・・・・。
八方池を過ぎると、タカネマツムシソウの美しい紫色が目を引きます。他にもニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、クルマユリ、イブキジャコウソウなどの姿を楽しみながら、ゆっくりと登ります。 |
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タカネマツムシソウ |
クワガイソウ |
タカネナデシコ |
ダケカンバの樹林帯に入ると、中学生の団体や一般の観光客で賑わっていた八方池とは一転、静けさを取り戻します。
扇雪渓で、お待ちかねの昼食タイムです。今年は雪がかなり少ないようです。
丸山ケルン付近では、チングルマの群生、コイワカガミ、ハクサンシャクナゲ、ムシトリスミレ、エゾシオガマ、ウサギギク、ヤマハハコなどに出会えました。やや青空が覗くものの、不帰ノ嶮は白いガスの向こう側でした。
桟道のかかる小さな崩壊地を慎重に通り、山荘に到着。
チェックインの後、唐松岳頂上を目指して出発しました。コマクサの可憐な姿に励まされながら稜線を登り、30分ほどで頂上へ着きました。
ガスの切れ間から、不帰ノ嶮、白馬鎗ヶ岳、五竜岳などが見えました。山荘に戻って夕食、明日に備えて早めに休みます。 |
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丸山ケルン |
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登山道沿いの花々 |
イブキジャコウソウ |
チングルマ |
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山荘全景 |
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コマクサ |
唐松岳山頂 |
翌朝5時、朝食を済ませて2階の喫茶室メレーズへ。皆で食後のコーヒータイムです。
(実は、山荘の手違いで予約していた新館の部屋が取れず、お詫びにと全員分のチケットを頂いたのでした。)
窓越しに、朝日に輝く五竜岳、剱岳を眺めながら、山荘オリジナルのコーヒーカップでおいしいコーヒーを楽しみました。
早朝にもかかわらず、皆で和気あいあいと素敵な時間を過ごせました。
出発まで時間があったので、私を含め3人で再度唐松岳頂上を目指しました。
少し雲はありましたが、360度の眺望、美しい雲海が私達を待っていてくれました。大パノラマに思わずため息が出ました。
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喫茶室にて |
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唐松岳 |
剣岳 |
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山荘前で記念撮影をして、下山開始です。お天気はいいのですが、霧が立ち込めていて、見えるのは登山道沿いの花々のみ。
期待していた美しい山並みの代わりに、色とりどりの花達が見送ってくれました。ゆっくりと花々を眺め、名前を確認しながら下ります。
ちょうどこの日梅雨明けでしたが、八方池に着いても白馬三山には雲がかかったままでした。それでも、ミヤマダイモンジソウやハナニガナ、ハクサンボウフウ、オニアザミ、ヤマホタルブクロ、タテヤマウツボグサ等々、数えきれない花々に出会えました。
ゴンドラリフト駐車場まで下りると、うだるような暑さです。
再びリーダー運転の車に乗り込み、途中道の駅小谷で入浴・昼食を済ませ、無事新潟駅南口に到着しました。
少人数での山行は初めてでしたが、花を楽しみながらゆっくりと歩き、皆さんとたくさん話をすることができて、思い出に残る楽しい時間を過ごせました。
本当にありがとうございました。
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山荘前にて |
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