≪紀行文≫ |
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〜〜〜何度歩いても飽きない〜〜〜 |
昨年、トレイル1,2と実施したので、今年は3から最後6迄実施する計画です。
実施した当初に比べると多くの方が全セクションを踏破してくれましたが、新入会の方や、残っているセクションを歩きたいと望まれている方などの参加となりました。
私自身は、春歩けば、秋に歩きたくなり、秋に歩けば初夏に歩きたくなり・・・と何度歩いても飽きないのですが。
天気は上々、少々蒸し暑いのですが、時折冷たい風も通り、涌井集落駐車場からまずは富倉峠目指して登山道へ入ります。 |
(クリックで拡大) |
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本日歩いたコース |
民家脇から登山道へ |
登山道とは思えない広い道 |
トレイルと横切って、集落へと繋がる道が一番たくさんあるのがこのコースです。
黒岩山までは林道、古道歩きって感じです。
飯山盆地、高社山など見通せます。トレイルの中では関田峠と並んで、かつては一番往来の多かった歴史ある峠です。
現在の登山道両脇に残る石積みの道はかつて人も馬も戦に向かう上杉軍も通ったのでしょう。 |
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富倉峠にある案内板 |
見落としてしまいそうな石積みが残されています。 |
大将陣とはかつて川中島合戦の為に上杉軍が通った道です。
トレイルのガイド説明によりますとかつては今ほど木々が無かったのではないかとの話です。
小高い場所には往時そのままの馬頭観音碑があります。
大将陣跡を下り、ヘヤピンカーブのような道右折して行くと片側が見通せる場所に出ました。 |
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大将陣跡 |
妙高山 |
斑尾山が遠くに見えます。あそこがトレイル起点だったのだとしみじみと眺めます。
急坂を登ると黒岩山山頂で、山頂には標識は無いのですが、五角形の東屋は雨の時、大勢でお昼を食べた有り難い場所です。
信濃平側が開けていて、此処からの高社山が手に取るようです。
昔斑尾山と高社山が高さを争って、斑尾山が勝って千曲川がそちらへ流れたという話があるそうです。 |
向かいあって同じような高さの山があると、そういった昔話がどこでも生まれるようですね。
飯山市側から関田山脈を眺めて小さくV字型に切れて見える処が富倉峠です。
黒岩山は山自体が国の天然記念物となっています。
ヒメギフチョウとギフチョウが混生する北限にあたり、道端にはカンアオイとウスバサイシンの葉を見つけることができます。
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斑尾山 |
虫の卵が入っている揺籃 |
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ブナ林の急坂を上ると黒岩山 |
黒岩山山頂東屋.。中には大きなテーブルと椅子があるので、お昼には最適です。 |
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黒岩山山頂の東屋の前にて集合写真 |
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黒岩山からは地図を見ますとヘヤピンカーブ状に行ったり来たりして尾根道を歩きます。
その尾根の途中に小さな池鷹ノ巣池があります。
池には無事落下して産まれた蛙の鳴き声も聞こえます。 |
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モリアオガエルの卵が入っています。 |
池に浮かぶサンショプウオの卵 |
新潟県から桂池を平丸峠で迂回して県道が通っていて桂池の先のキャンプ場、トイレへ行けるようになっています。
桂池にはテントサイトがあります。
信越トレイルには数年前に各所でテントサイトが作られ、テント泊しながら3、4日で全セクション歩けるようになっています。
さて、いよいよこのコースの一番の急な登りに入ります。
疲れも出てきた処ですが・・・
小雨も当たってきました。
もうすぐ、頑張れ!!
戸狩温泉スキー場の中腹に当たります。とん平まで後はゲレンデのジグザク下りです。 |
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黒岩山から続く尾根を下りて
林道に出た処の看板 |
美しい桂池 |
仏ヶ峰登山口 |
やがて、ゲレンデの下に待つバスが見えてきてゴールです。
其処にはわずかな水量ですが冷たい湧水が出ていました。
今回の嬉しかったのがササユリに出逢えたことです。
新潟県や東北ではヒメサユリですが、この地域はササユリの東限だそうです。
ギフチョウとヒメギフチョウの混生もこの地域が北限なので、新潟県のお隣県と言っても動植物では違いがあるのだなぁ〜と知識に疎い私は実物の花を見て納得です。ヒメサユリよりも大振りです。
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もうすぐ!バスが見えます。 |
冷たい水ですがチロチロとしか出ていません |
ササユリ |
自分が好きな信越トレイルですが、参加の皆さんにもその良さを感じ取って頂けたようでリーダーとして嬉しい気持ちです。 |
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