会山行紀行文
No−058
グレード:C上
2016年
 6月19日(日)
晴れ後曇り
(みちゆきやま)
道行山

  1298m
参加者 (紀行文) 2013 A/A 
24名
(男性10名・女性14名) (写真) 2090 T/H
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05)=小出IC=石抱橋登山口(8:00-8:25)…道行山頂(11:00-12:00)…銀の道・・・石抱橋登山口(15:15-15:45)
=小出IC=新潟駅南口(18:00)
≪紀行文≫
〜〜〜越後駒ケ岳を前に360度の眺望と古道「銀の道」を楽しむ〜〜〜

 銀山平石抱橋からの「銀の道」登山口で、残雪の越後駒ケ岳を正面に見ながら、リーダーの入念なストレッチ体操で全員が体をほぐして出発準備をする。
 登山口にある開高健「河は眠らない」の記念碑を左にして「銀の道」一合目を出発する。
銀の道の案内板の前から出発 銀の道の案内板 開高健の石碑 河は眠らない 

 北ノ又川左岸沿いに木漏れ日の道を川のせせらぎを聞きながらしばらく行くと林道に出る。ここが「銀の道」3合目の分岐となる。
 リーダーから我々は、林道を進むが道行山から明神峠を経由し「銀の道」3合目の現在地に戻る周回コースが今日の山行であるとの説明があった。
 また、林道を進み途中で銀山平の歴史等を聞きながら40分ほどすると右側にピンクリボンが下がっている箇所が道行山の登山口となる。

 登山口から少し歩くと水の少ない沢を渡渉し対岸に取り付き尾根道への登りとなる。
 登山道の両脇には花の終わったイワカガカミが続き、ブナ林や木々の間から左側に残雪の駒ケ岳や中ノ岳が見える。

 尾根歩きの登山道は踏み跡もしっかりとしており緩やか登りや平坦な所もあり急登は頂上近くに一部あったが歩きやすい登山道である。
銀の道を進む 三合目で銀の道と分かれて道行山へ 越後駒ヶ岳
中ノ岳 荒沢岳 未丈ヶ岳

 道行山の山頂は、それ程広くなく標識は損壊したコンクリート片があるのみだが、山頂から雪渓美の駒ケ岳・中ノ岳を正面に左に荒沢岳 眼下に奥只見湖 日向倉山 遠くに未丈ケ岳 上権現堂山 の360度の眺望である。
 そして昼食は余裕たっぷりの1時間、この眺めをもう一品の副菜にして至福の時間を過ごしました。 
道行山山頂にて昼食 山頂からの越後駒ヶ岳 越後駒ヶ岳〜中ノ岳

 下山は、道行山山頂から1分程度で駒ケ岳への登山道に出て明神峠を目指し、階段や荒れた山道のアップダウンを繰り返して「銀の道」十合目の大明神の分岐に到着する。
銀の道十合目の明神峠 枝折大明神 休憩時に新入会員、再入会員の紹介

 向かって左は駒の湯へ我々は右に進むと分岐があり、古道はつづら折りの下り坂の山道で人馬が往来した江戸時代当時のポイントとなる8合目「水場」6合目「ブナ坂」などの標識が各合目に設置されているので距離が分かりやすい。

 1時間程下ると3合目で林道との分岐に出る。
 ここで休憩をとりリーダーからロープワークの演習に数人のメンバーが参加した後、北ノ又川沿いの道を途中で蕨を取るなどしながら周回コース登山口の石抱橋に全員が到着、ストレッチ体操で体を整い靴を履き替えているとポツ・ポツと雨が当たって来た。
枝折峠への下山道と分かれて銀の道へ 狭い道もあった 三合目でロープワークの研修

 「石抱橋」登山口から道行山まで及び「銀の道」分岐から登山口まで誰にも会わず静かな周回コースを楽しむことができました。

 これもリーダーをはじめサブリーダー・ラストリーダー、会計の皆様のおかげです。
 深く感謝いたします。 



 <参考> 「銀の道」とは江戸時代に銀山平(奥只見)の繁栄とともに銀山から銀を運び出す
       唯一の道として栄えた枝折峠の旧道で駒の湯から明神峠を越え銀山平の石抱橋を
       結ぶ12kmの道とのこと
下山して整理運動