≪紀行文≫ |
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〜〜〜原生林に囲まれた変化のあるコース〜〜〜
日本列島各地で、30度を超える真夏日でしたが、山は時には涼風が吹き渡る絶好の五月晴れに恵まれました。
登山口では登山準備を済ませたメンバーがリーダーの説明を聴き、志津倉の鐘を鳴らして、さあ出発。
トチ、サワグルミ、ホウなどの大木が緑いっぱい葉を広げている中を、春ゼミの声を聞きながら沢沿いを歩きました。
沢沿いですから幾度かの渡渉もありましたが、今回のメンバーでは何の支障もありません。 |
歩いた軌跡(クリックで拡大) |
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登山口で準備万端整えリーダーの説明を聞きます。 |
歩き始めるとすぐに志津倉の鐘がありました。カランカランと鳴らして元気に進みます。 |
登りは大沢コースです。何回か渡渉もありました。こんなのへいちゃらよ! |
やがてスラブ上の雨乞岩を右に見て、大沢コースの急登です。
シャクナゲ坂の鎖を過ぎたところで、シャクナゲの淡いピンク花が目に入り、心が和みます。 |
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緩やかに登っていくと眼前に雨乞岩がそそり立っていました。ここは二子岩コースの分岐でもあります。 |
我々は危険な岩コースは避け、大沢コースをさらに進みました。緑いっぱいの原生林です。 |
最後の水場で一服するといよいよシャクナゲ坂に突入です。かわいいシャクナゲがいっぱい咲いていましたがかなりの急登です。 |
切り立った屏風岩を過ぎ、尚も高度を稼ぎ三本松で「ホッ!」と一息。
もうひと登りで、やっと主稜線の出て平坦な道になりました。
ブナの巨木、大木に覆われた溢れるような緑の中にまるで迷い込み、吸い込まれるように歩きました。 |
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屏風岩を右に見て、両手両足の三点支持で慎重に登っていくと三本松に着きました。 |
さらに急騰を登っていくとようやくブナ平が見えてきました。頂上は間近です。 |
頂上付近も大きなブナやナラの木に覆われていてまさに原生林に迷い込んだような気持ちです |
そして、間もなく山頂につきました。
山頂では、残雪の飯豊連峰を眺めて昼食。
宇都宮から来たという8人グループの他に登山者はなく、20数名の団体としては有り難いことでした。 |
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尾根を10分ほど歩くと志津倉山頂です。まずな三角点にタッチ。 |
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そして楽しいランチタイムです。わずかな時間を割いてコシアブラ採りに行く人もいました。 |
志津倉山山頂での集合写真 |
下りは、細ヒドコースでず〜っとブナ、ブナ、ブナ‥‥の原生林が素晴らしいです。
ロープや階段もあり、トラバースもありで慎重に下ります。 |
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下りは西側の細ヒドコースを辿ります。 |
志津倉山はブナ、トチ、ミズナラなどの素晴らしい原生林におおわれています。 |
こちらのコースも急斜面が多く、ロープや木の根につかまって慎重に降りました。 |
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ここは岩に埋め込まれた鉄の階段です。慎重にね! |
ロープや木の根に助けられてぐんぐん高度を下げました。 |
樹齢300〜500年の巨木もあちこち見られました。
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糸滝、ブナ平を過ぎ、分岐からは来た道を戻って無事登山口に着きました。 |
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これは何の木?立派な木。 |
これは朴ノ木でした。すごい幹回りです。 |
急坂と原生林を堪能しているうちに志津倉の鐘に戻ってきました。満足のいく山行でした。 |
登りは急登、下りは急降下、主稜線は平坦と言う面白い地形の山でした。
手つかずの自然の中で、フィットンチッドをいっぱい吸って、大いにリフレッシュできました。 |
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