会山行紀行文
No−023
グレード:C
2016年
 4月3日(日)
晴れ時々曇り
春季集中登山
弥彦山

表参道コース
参加者 (紀行文) 2181 K/0 
8名
(男性2名・女性6名) (写真)1861K/Y・2181K/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:26)=(各集合場所)=弥彦神社駐車場(9:05)…弥彦神社参拝(9:00)…弥彦山登山口(9:15)…4合目休憩(10:00)
…里見松休憩(10:40)…7合目神水を飲む…御神廟(11:25)…大平園地(12:00-13:00)…多宝山(13:25)…石瀬峠(14:25)
…天神山本丸(14:45)…天神山登山口(15:15)…駐車場(15:45)=新潟駅南口(17:00)
≪紀行文≫
〜〜〜山笑う表参道コース春季集中登山〜〜〜

 天気予報を払拭し、太陽の光を感じるいい日になりました。
 身支度を整えたメンバーは、自然と円陣になってリーダーの廻りに集合。
 リーダーが挨拶した後、個々にウォーミングアップして身体の準備を行いました。

 先ずは、弥彦神社本殿に向かい安全を祈願し、雅楽の笛の音が流れる杉並木を歩いて登山口に向かいました。
機能を活性化させ事故防止 出雲大社と同様二礼四拍手一礼安全祈願 表参道登山口から登山開始

 一合目から目に飛び込んできたのはスミレや雪割草などの山野草。沢山の種類の山野草が、「こっちを見て。」と言わんばかりに、健気にまた群生して美しく咲き誇っていました。
 「わあ、凄い。」「きれいだね。」の声。全行程、山野草に心を奪われながらも足並みが揃った登山となりました。

                           〜 心を躍らせ疲れを癒やしてくれた山野草たち〜
スミレ 雪割草 水芭蕉
座禅草 ショウジョウバカマ 菊咲一輪草(キクザキイチゲ)
カタバミ カタクリ コシノカンアオイ
エンレイソウ   イカリソウ  オウレン
 コバイモ  ナツボウズ  キジムシロ
エンゴサク 菊咲一輪草(キクザキイチゲ) カタクリ


 四合目を過ぎ五合目付近になると落葉樹が多くなり、タムシバの白い花が随所に咲き、マンサクやアブラチャンなどが芽吹きの頃を迎えていました。

 春休みに日曜日、天候のよさも重なって沢山の登山者に出会いました。
タムシバ マンサク アブラチャン

 コースの一番のビューポイント「里見の松」で休憩。
 田や畑、弥彦の家並み・粟ヶ岳や朝日岳、菅名岳などの山々が春霞の中に煙るように眺望できました。何と、設置された温度計は20℃を指していました。
 お休み処の脇には登山道修復に使う石や土が登山者の一人一人の手によって運び込まれ。
 他の場所では案内標識版や解説標識版、指道標などが設置されているなど、整備対応のレベルの高さを感じました。
ザックを下ろして休憩タイム 眺望に心もほっこり 土や石を運ぶ弥彦山慈しむ心が素敵

 7合目の水場で一息。
 神様の魂が宿っていて神秘な波動に満ちている御神水を神様からお裾分けしてもらいました。

 甘さと円やかさを感じる御神水。喉が渇いていたせいか美味しい御神水でした。

 所々階段状に整備された登山道をゆっくり、ゆっくり登りました。


 弥彦山の山頂(標高634m、スカイツリーと同じ)。
 日本海に浮かぶ佐渡・苗場山や守門岳、米山などの山々の素晴らしい眺望が迎えてくれました。

 御神廟では、往時のお礼と復路の安全を祈願し、裏参道コースの後に御神廟の前に整列して記念撮影しました。
御神水で元気回復 
弥彦山山頂に到着 
眼下に見える寺泊と漁港、日本海  弥彦神社の奥社参拝後、登頂記念撮影  

  芝生が敷き詰められた小高い丘になっている大平園地が昼食会場・全体会場となるのは6年ぶりとのことです。

 コースの皆さんの手料理を分けていただきながら和やかな昼食となりました。

 全体会は1086Y/I・2051S/Tが進行を担当し、会長さんの挨拶と新人の皆さん、コースリーダーの皆さんの紹介が行われました。

 全体会中、雨がぽつり。
空の下でのランチは味も雰囲気も最高 
 会長挨拶  活躍が期待される新人の皆さんの紹介  コースのまとめ役、表参道リーダー挨拶

 会終了後、弥彦山の双耳峰であり、その昔修験道の山伏が修行した霊山であったと言われている多宝山(標高633m)に向かいました。
 雪解け水で登山道は最悪のコンデション。急な登りや下りも混ざり、足の置き場を選んで慎重に進みました。

(IMG-3587.JPG

 石瀬峠頃から登山道の状態もよくなり喬木林の中、快調に前進。
 弥彦山9合目辺りから課題となっていた「春蘭」を登山道脇から沢山見付けることができました。
(IMG-3599.JPG)(043.jpg)
沢や道路脇に残雪がちらほら) 足並みもピッタリ揃って下山 16個の目で「春蘭」発見。リベンジ成功!

 2009年にNHK大河ドラマでブレイクした直江兼嗣の弟、大国実頼が城主を務めた天神山本丸に到着。
 平らになった広いスペースが昔の山城の佇まいを彷彿させてくれました。
 天神山の階段をリズミカルに下り、リハビリテーション前にある駐車場を目指しました。
 ハイタッチ!で一人一人の労をねぎらいました。
木立の中でひっそり咲く山桜 リーダーを先頭に下山 登山靴を脱ぎ、出発までしばし歓談

 楽山会の一大イベント春季集中登山にご尽力いただいた役員の皆様やリーダーそして参加した会員の皆様有り難うございました。
 会員のパワーが結集した春季集中登山であったと思います。