会山行紀行文
No−016
グレード:C上
2016年
 3月18日(金)
晴れ
角田山
三角点8ヶ所巡り

  482m
参加者 (紀行文) 2117 Y/N 
24名
(男性12名・女性12名) (写真)2011Y/O 1866S/T
≪コースタイム≫
角田浜駐車場(8:00)…宮前登山口(8:20)…やきやま三角点(8:30)…宮の平三角点(9:30)…角田山頂(10:00)…福井山三角点(10:50-11:00)…角田山頂(11:50)…向陽観音堂三角点・昼食(11:55-12:50)…角田山標高点(12:55)…五ヶ浜三角点(13:30)…灯台尾根分岐(14:05)…小浜三角点(14:25)…
魚見山三角点(15:25)…灯台登山口(15:45)…角田浜駐車場・解散(16:00)
≪紀行文≫
〜〜〜春のうららの角田山―三角点8ケ所巡り〜〜〜

 集合地点の角田浜駐車場に到着するとすでに数台の車が来ており、各人身支度に余念がない。
 前日に続き本日のお天気予報も終日晴れマーク。絶好の登山日和である。みなさん晴れ晴れとした顔つきである。

 先ず Y.0リーダーのあいさつの中で角田山周辺の三角点について説明がありました。
 従来角田山三角点標高481.70m以下、角田山周辺の三角点は合計11カ所あった。
 国土地理院の標高成果改定により2万5千地図上の標記が変りました。

 現在角田山三角点は標高457mに変更され、向陽観音堂三角点に統合されました。
 (等級)二等三角点、(三角点名)角田山 、(三角点標高)445.3mになりました。

 四等三角点名・稲島38.36mは削除されましたので、現在角田山周辺に記載されている三角点は9カ所になりました。
 従って本日の三角点巡りは7カ所ということになります。(旧山頂三角点を含めて8ケ所巡りです。)

 足取りも軽く全員揃って賑やかに談笑しながら、宮前登山口までの歩きは山登り前のウォーミングアップにちょうどいい。
 宮前登山口からちょっと藪を入ったところに早々と一つ目の焼峰三等三角点(標高44.8m)にタッチ。藪を抜けると登山道に出る。

 越前浜発祥の地の看板を過ぎ、歩きながら雪割草が顔を出していないかめぐらしていると、道の両脇には春一番に顔を出す紫やピンクや白の雪割草やショウジョウバカマなどが目に入ってきた。
宮前口に到着です 先ず1個目にタッチー 雪割草だー!

 朝日を受けて軽快に歩を進めて尾根に出る。
 木立の間から覗くと日本海の大海原が目に入ってくる。その先には佐渡ヶ島がどっしりと浮かんでいる。大佐渡山脈の主峰金北山が真っ白な雪を頂いてひときわ輝いている。清々しい朝の風景である。
 2個目は、宮ノ平四等三角点(標高346.8m)にタッチ。ここからは湯の腰コースとの分岐まで露岩の急登がつづく危険個所である。
 湯の腰コースの分岐まで慎重に登りきるとあと少しで頂上の広場に出る。広場の木道には少しばかり雪が残っていたが2〜3日も晴天が続けば消えてしまうだろう。
 広場で一息入れて生気を取り戻したら三角点巡り最難関の福井ほたるの里コースの登り返しである。
 長い階段状の急坂を下るのも難儀なことである。途中のベンチを通過し、五りん石・山の神コースの分岐からさらに下る。
 3個目の四等三角点(標高239.1m)にタッチ。
 さあ、これから標高差242m階段状の急登の登り返しが待っている。よし、頑張るぞと自分自身に気合を入れてスタート。後れをとらないように一心不乱に足下を見つめながら登りきった。
細尾根は慎重に 福井山まで遠かった ホッと一息。登り返しがきつかったー

  楽しみにしていたランチタイムは向陽観音堂の広場でとることになった。

 4個目は向陽観音堂の二等三角点(標高445.3m)にタッチ。すでに広場は大勢の登山客でにぎわっていた。
 ぽかぽかの春の陽射しをいっぱい浴びながら摂る食事は最高の贅沢である。

 角田はすっかり春模様である。広場からは眼下に日本海、広大な新潟平野の穀倉地帯、そこに点在する集落群を鳥の目になって見渡すことができる。遠く前方には飯豊連峰の真っ白な雄姿が神々しい。前衛の五頭連峰、菅名山塊、粟が岳、村松白山、守門岳等々が一望でき最高の眺めである。
唯一の二等三角点にタッチ 観音堂広場でランチタイム

 次の三角点を目指し角田山頂を経由して五ケ峠コースに向かう。三望平、灯台コースの分岐を経由して浦浜コースの分岐を左手方向へ下っていく。登山道から少しばかりはずれたところにある、5個目の五ケ浜三角点(標高305.4m)にタッチ。ここから灯台コースの分岐まで標高差150mほど杉木立の中を登り返す。  
旧山頂三角点は標高点になりました  次は五箇浜三角点です  ここが五箇浜三角点よ 

 灯台コースを少し下り小浜コースの分岐を左方向に進んでいくとまもなく6個目の小浜四等三角点(標高354.6m)にタッチ。

 残すところあと一つ、眼下に日本海を一望しながら海風を受けて灯台コースを下り、魚見山を目指します。
 馬の背と呼ばれる岩場は危険なところもあり、気が抜けないので慎重に足を運びます。
 鎖が整備されている痩せ尾根を登り切り少しばかり歩いて最後の7個目の魚見山四等三角点(標高156.1m)にタッチ。これで完全制覇です。
 8時間にわたる長丁場を無難に歩き切った最高の達成感にお疲れ様でした。
小浜道はヤブッぽい 小浜三角点タッチー 眼下に魚見山が見えた
岩尾根下りは爽快だー 今日最後の三角点です 最後の下りです

  前日からのポカポカ陽気に恵まれ登山道は乾燥していて歩きやすかったのが幸いでした。泥んこ道とは雲泥の差です。

 花は宮前コース、灯台コースに雪割草やカタクリが多少見られたが、まだつぼみ状態であり可憐に咲き誇るときをじっと待っているようであった。

 来週は斜面いっぱいに花の絨毯が見られるだろう。

 角田山周辺の7ケ所の三角点を目指し、東西南北縦横無尽に歩き回るハードな山行に参加させてもらったこと、角田山ならではの春を満喫できたことに、リーダー、サブリーダーのみなさん、班長さん、会計さんに感謝。
集合写真(1866 S/T)