会山行紀行文
No−006
グレード:C
2016年
 1.31(日)
曇り
(いかずちやま)
雷山

  378m
参加者 (紀行文) 2117 Y/N 
16名
(男性7名・女性9名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(8:00)=河内集落(9:10)…永谷寺(9:20-9:25)…一合目(9:45)…五合目(10:20)…山頂(10:55-12:20)…永谷寺
…河内集落(13:30)=新潟駅南口
≪紀行文≫
〜〜〜川内山塊は静寂に包まれている〜〜〜

 車中、Tリーダーの話では「雷山」は蛭と虻の山で、冬に登る山であると言う。
 身近にある小さな里山でも十分に冬山の醍醐味は味わうことができるので期待して欲しい。
 積雪は少ないと思うのでラッセルは必要ないかも知れないが、ワカンは3台持っていくということであった。

 新潟の冬の特徴である鉛色の雲がどんよりと空を蔽っている。
 川内の集落に着くとさすがに屋根には多くの雪が積もっていた。川内は早出川下流の平たん部に位置し、ここから舗装道路を川に沿って遡って行くと早出川ダムに至る。「雷山」は川内山塊の一番手前の山である。

 バスを川内集落内の車返しのできるスペースに下車。各人準備を整えて集落の外れにある永谷寺(ヨウコクジ)門前まで歩く。
 お寺の駐車場で全員輪になって軽くストレッチをしてから300m先の登山口まで沢に沿って出発。
川内部落で登山準備 普通車であれば永谷寺(ようこくじ) の
駐車場まで行けるが 
右側の道路を通って永谷寺駐車場へ  
川内部落の川に沿って駐車場まで歩く 橋を渡って右側に永谷寺駐車場
橋を渡って左が登山口への林道
永谷寺駐車場で準備体操
  
 杉林の中の登山道の雪は踏み固められて締まっているのでワカンは必要ない。
林道入り口から登山開始 雷山頂上に雷城があったとの説明板 林道の奥にも登山者用駐車場有の看板、
雪のないときは奥まで行けるようだ
川の脇の林道を歩く 林道の途中にあった車両通行止めの鎖、
その手前に駐車場が有る
まだ林道を歩く

 暫く歩くと雷山登山口(1合目)の標識が立っている。さあ〜ここから冬の里山登山の出発です。みんなワクワクと胸躍らせているようだ。
 足並みは揃って整然とした隊列はさすが楽山会の健脚揃いだ。
林道を右に折れ、
写真の杉林中央に登山口がある
休憩後登山口から登山開始、
いきなり急登である
我々の前に10人ほどのグループなどが
登った後なのでワカンは不要

 3合目と6合目で休憩をとる。低山だけに展望はきかないが冬山の雰囲気は堪能できた。周囲の風景に気がつくと、杉林と雑木林が登山道を挟んで左右に分けられている。私にはこれがどんな意味があるのかわからない。

 日曜日ということもあって後から登ってくる女性たちやこの山の管理をしている愛好会の人と思われる方にも会った。
 登山道は7〜8年前に整備されたようだ。
地元の山岳会が設置した標識 3合目手前で尾根に出る 写っている方が雷山愛好会の方で、リボンを付けていたので御礼の言葉をかける
5合目で左にらくらくコースの標識、
先ほどの方にらくらくコースの説明を聞く
6合目手前で
菅名岳方面の不動堂山見えてきた
8合目手前で少し晴れたのか
柔らかい日の光が見えた
 
 合目ごとにいろいろな鐘が吊るされていた。
 (熊よけか?)炊飯器の内釜を利用して作ったものなどもあり、設置してくれた方に感謝しなければならない。  
8合目を過ぎた辺りに右尾根コースと、
左沢コースの標識
もうすぐ9合目 何カ所かにあった鐘、ここは「幸福の鐘」
何れも電気釜の釜等がぶら下がっていた

 山頂直下には休憩所の看板がついている立派な小屋が建っている。
 小屋の屋根から煙突が2本も立っているので中は暖かいのだろう。先客で賑わっている様子だ。

 降雪もなく、風雨もなく穏やかな天気だったので、我々はすぐ上の山頂で昼食を摂ることにした。
 上空の雲が赤く染まって見える。穏やかな風景のなかでそれぞれ楽しい食事となる。

 川内山塊は、早出川本流の源頭をなす。
 頂上からの展望は眼前の白山・粟ヶ岳から山脈は下田から上川まで川内との境界線上に堂ノ窪山・青里岳・最高峰の矢筈岳(1257.5m)へと続いている。山々は白く化粧をし、すべてのものが静寂に包まれている。菅名山塊の不動堂山もすぐ近くに姿を見せている。 
山頂小屋前の最後の急登 山頂小屋に到着、直ちに少し戻って山頂へ 見晴らしの良い場所にも鐘があった。
これは何をぶら下げたのかな?
山頂でリーダーから山の説明、
村松白山方面 
 日本平山、木六山方面 手前が4人で挑戦する「かやの木山」  
180度見渡せる場所で昼食、奥が村松白山  奥に山頂標識があった 「かやの木山」へ向かう先から雷山を見る 
  
 昼食が終わってから踏み後のない目の前のかやの木山へ4人(うち女性1人)が出かけていった。その他の者は小屋でくつろぐことにした。
 小屋の中はかなり広く2つの薪ストーブが焚かれていて暖かい。全員で20人位は入っていただろうか、まだ余裕があった。
「かやの木山」山頂標識 山頂小屋の前で下山準備  温かい山頂小屋の内部、かなり入れるようだ

 下山は12時30分小屋を出発。帰路に就く。リーダー、サブリーダー、会計のみなさんお世話になりました。ありがとうございました。 
 林道分岐に到着
 集合写真を撮らなかったので、休憩で撮る(カメラに注目!)   部落はずれの場所にバスが待機していた