会山行紀行文
No−005
グレード:C
2016年
 1.17(日)
雪後曇り
(こそうざやま)
古惣座山

  522m
参加者 (紀行文) 1861 K/Y 
30名
(男性9名・女性21名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:05)=49号線鳥井パーキング(8:45)…旧道鳥井峠(9:10)…470m程のピーク(11:45-12:35)…古惣座山直下往復(12:35-13:10)
…八ツ田集落の熊野神社(14:10)…八ツ田集落(14:30)…49号線鳥井パーキング(14:55)=新潟駅南口(16:30)
≪紀行文≫

 今年は暖冬とのことで、1月に入ってからも雪とはならず、雨やみぞれの天気が続いていました。
 豪雪地帯にあっても積雪がほとんど無く、1月15日の津川の積雪は2cmでした。
 山行前日の1月16日に多少まとまった雪が降り、16日の津川の積雪は17cmになりました。
 眺めるのであれば無いよりはましといった程度の積雪ですが、道が無い藪の山を歩くための積雪としては少な過ぎます。

 今回の山行は、旧49号線の鳥井峠から尾根伝いに古惣座山を往復することにしていましたが、積雪が少なければ田沢集落から送電線の保守用道を使って古惣座山と土埋山を結ぶ稜線に上がり、稜線上から古惣座山を往復するルートも考えていました。
 17日はとにかく鳥井峠に行って見て、周辺の積雪状況で山行ルートを判断することにして新潟駅を出発しました。
 鳥井パーキング周辺の笹が雪に埋もれていたら、当初の計画通り鳥居峠から古惣座山を往復することにし、笹が出ているようなら田沢集落からのコースに変更することにしました。
 鳥井パーキング周辺の笹は完全には雪の下になってはいませんが、9割方雪に埋まっていました。これならなんとかなりそうということで、当初の計画通り旧49号線の福島県境鳥井峠に向いました。
八ツ田集落はずれでワカン装着  旧49号線の福島県境鳥井峠 取付きの尾根

 尾根の上は50cmほどの積雪です。積雪の7割以上は昨日降った雪のようで、ワカンを付けていても足は大きく沈みます。
 先頭は大変ですが、後ろから歩いて行く分には雪景色が堪能できます。
雪景色の尾根を進みます どっちに行ったらいいのかな? 先頭は雪景色を楽しむ余裕はありません

 降ったばかりの雪なので、雪の量は大量に見えますが、積雪そのものはさほどではなく、藪を覆ってくれるにはまだまだ不十分です。
 藪に邪魔されて尾根上を真っ直ぐに歩くという訳にはなかなかいきません。藪を避けてあっちこっちと歩行ルートはくねくね曲がります。
急登の箇所も何のそのと越えて行きます さすが楽山会、整然と進みます。 歓迎ゲートをくぐります、山頂かしら?

 470m程のピークに到着した時、もしかしたら山頂かもと少々ほっとしましたが、念のためにGPS携行者に確認してもらったら全然違ってがっくり
でした。山頂はここから一旦下って登り返さなければなりません。
 今回の山行では、12時を前進限度としていましたが、すでに11時30分を越えていたので山頂到達は無理だなと思いましたが、時間の限り歩いてみようと先に進みました。
 ところがところがです。西方向の尾根に進むべきところを、南方向の尾根に進んでしまいました。途中でGPS携行者に呼び返され、先ほどのピー
クに戻ったところでお食事時間となりました。

 470m程のピークは平坦な場所が広がっています。またずーっと降り続いていた小雪も完全に止み、空の所々で青空が薄く透けて見えるようになりました。皆さん思い思いに雪の上に腰を下ろして、ゆっくりと食事が出来ました。
 食事後、前進限度はとっくに過ぎていましたが、時間的には余裕があったことと、この時期としては願ってもなかなか得られない良い天気に恵まれたので、古惣座山の山頂に向って1時間ほど歩いてみることにしました。

 山頂直下の鞍部まで下り、登りにかかると、傾斜が急なため雪の着きが薄く、藪がもろに出ていました。
 登りだけでなく、帰りの下りのこともあるので、無理はすまいということで、山頂手前300m程の地点で今日の日はこれまでと引き返しました。
思い思いにお食事です お食事風景その2、雪は止んでいます 古惣座山山頂に向かう尾根

 急斜面の下りでは、滑り下りたり、転げたり、きゃーきゃー騒々しく下りました。
急斜面の下り、怖いけど面白い? きゃぁきゃぁと下ります 滑ってこけるって面白そう

 時間には十分余裕があったので、帰りは往路とは少し違えたルートで下ることにしました。390m程のピークから八ツ田集落の熊野神社に向う尾根を下りました。
 熊野神社は八ツ田集落から60mほど高い場所に鎮座しています。神社境内からは見晴らしがとても良くて、飯豊の絶好のビューポイントです。
 しかし、残念ながらこの日は飯豊方面は雲に覆われていて、飯豊は見えませんでした。でも福取岳からしっかりと出迎えてもらえました。
                                                                      (おわり)
尾根途中から八ツ田集落と鳥井パーキング 熊野神社  福取岳