参加者のほとんどは初登りと言う新年登山ですが、実は、目的は新雪のラッセルを楽しむと言うマニアックな山行なのです。
ところがどうしたことでしょう、今年はエルニーニョによる暖冬、さっぱり雪が降らない上に、この日は1月としては記録にないほどの暖かい日でした。
例年は除雪端に車を停めて、そこからワカンを履いて歩き始めるのですが、加茂水源地の駐車場まで難なく行けました。
準備万端整えて出発しましたが、ワカンは全く必要はありません。
ラッセルを楽しみにしていた人にはがっかりだったと思いますが、その分順調に登れます。
しかし、雪が少ないのは逆に、岩が露出していたりブッシュが中途半端に倒れていてむしろ歩き辛いのです。
悪戦苦闘の登りでした。ようやく7合目の砥沢のヒュッテに到達しましたが、結構な疲労を感じました。 |
歩いた軌跡(クリックで拡大)
(8合目までのデータですが、3人は頂上に到達) |
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加茂水源地を出発。例年は此処まで車は入れませんし、最初からワカンが要ります。 |
3合目で一息、ピラミダルな袴腰山がくっきり見えました。この後、しばらくの間雨に降られました。 |
ハシゴや難所のロープが露出していました。雪が少ないのは良いのですが、かえって歩き辛いのです。冬の粟ヶ岳、初めての方も頑張りました。 |
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登りよりも下る方が危険、慎重に歩きます。いつもなら雪に覆われた真っ白なピークで、ワカンのキックステップで難なく越えられるのですが。 |
もうじき砥沢のヒュッテです。ファイト!の大きな声が響きました。 |
ほゞ予定通りに小屋に到着しました。屋根まで雪があるのが当たり前なのに入口が見えています。中は人熱れ(ひといきれ)と炊飯のコンロで温かでした。 |