40周年記念登山
No−7
グレード:C
2016年
 10.02(日)
晴れ
(まだらおさん)
斑尾山

  1382m
参加者 (紀行文) 1507 N/0 
13名
(男性4名・女性9名) (写真) 1507 N/0
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:20)=豊田飯山IC(9:00)=斑尾高原チロルスキー場P(9:25-9:35)…かえでの木トレイル…斑尾山(11:10-11:15)…大明神岳
…斑尾山(11:32-12:10)…万坂峠(13:37)…沼の原湿原西トレイル…沼の原P(トイレ)…生命の森(15:00)…希望湖(15:32)
…希望湖P(15:40-15:50)=斑尾高原山の家(16:00-16:25)=豊田飯山IC(16:45)=新潟駅南口(19:25)
≪紀行文≫
〜〜〜多種多様な顔を持っている斑尾山〜〜〜


 40周年記念登山のテーマは「新潟100名山」 新潟県山岳協会監修
 その中で「斑尾山」を仰せつかりました。

 斑尾山と言えば北信五岳の一座であり、信越トレイルの起点であります。
 全国的なイメージとしては「長野県」の山と言う印象が強いです。
 斑尾高原、スキー場共、表玄関は長野県に向いているからです。
 長野県飯山市、信濃町、中野市、飯綱町、新潟県妙高市に跨って位置しています。

 今回は15「沼の原湿原」コースとほぼ同じ地域の為、中型バスで一緒となりました。

 歩いたルートは右図の様に希望湖Pでルート記録終了が出来ずにバス車内で終了しました。
歩いたルート(クリックで拡大)
この案内からスタート

 チロルスキー場からはゲレンデを直登なのですが、照りかえる日差しに暑く、辛く時々立ち止まり、ゆっくりと歩きます。
 立ち止まった時に後ろを振り返ると斑尾街や遠く信濃町の山並が望めます。

 ゆっくりゆっくり登り、急登が終わった辺りにかえでの木トレイルの名前の木があります。

 ゲレンデリフト乗り場を2箇所通り過ぎて樹林帯へ入ると涼しくなり、緩いアップダウンで斑尾山山頂に着きました。

 本日は斑尾山のトレイルランが行われていて眼下では次々と到着するランナーの励まし等のアナウンスがマイクで聞こえます。
 そのトレイルランの為に山頂には係の人が待機していて、私どもの集合写真を撮って頂きました。こ
 の周辺蜂が飛んでいるので、気をつけるようにとアドバイス頂きました。

 集合写真だけ撮って、ザックをデポして展望の良い大明神ケ岳へ向かいます。
斜めに立っているかえでの木
 一等三角点はありますが展望はない山頂 集合写真 

 大明神ケ岳とは大げさな名前ですが僅か10分で到着します。

 山頂眼下には野尻湖が観えます。

 北信五岳が見えるのですが・・・雲が掛かっています。
 少し眼を凝らして待っていると妙高山が頭を出してくれました!

 斑尾山に戻って、御神酒を皆さんに振り分けます。

 登山の安全を祈念し、におさがりのお神酒を皆で頂戴しました。
 眼下に野尻湖  
妙高山が顔を出してくれた
 皆さん入りましたか〜〜  さぁ、それでは神妙な顔で頂きます

 チロルスキー場との分岐から左へ入り、タングラムスキーサーカスへ向かいます。
 気持ち良い歩きが続きます。
 見上げると秋を彩る赤い実を付けた木が沢山見受けられます。
揃ったブナ林とフカフカの登山道 たわわに実を付けている木(名前は忘れました!)

 タングラムスキーサーカスのゲレンデをジグザグに下りますが、トレイルランの所為でしょうか?前日の雨の所為でしょうか?もともとの土質なのでしょうか?滑りやすい粘土質の道でした。

 こちらの方はランナーもコースから外れて、静かな、我々だけの歩きです。
 ゲレンデ脇にはススキが背を伸ばし、風にゆらゆらと揺れていました。

 振り返ると、今下りてきた斑尾山の雄姿が見えるのですが、生憎雲に覆われてしまいました。
 そうこうしている内に道路に出ますと、其処は長野県信濃町と新潟県妙高市の県境でした。

 またこの地点は信越トレイルのメインコースですと袴岳へ向かうのですが、本日はサブルートの沼の原湿原へ向かいます。

 ここから沼の原湿原へ向かう道は初めて歩きます
万坂峠と県境の案内  今日は沼の原湿原に向かいます 斑尾トレッキング用の道標と注意書き
いろいろなコースへの案内

 湿原は入口から北に細長く広がっているのですが、本日はバスの駐車の関係で沼の原湿原の散策はゆっくり出来ずに、希望湖へ向かわねばなりません。

 それでも、落ち栗を見つけると拾っていくメンバーもいました。

 湿原を通り抜けると、袴岳から赤池を通り合流する「生命の森植樹記念」の原に出ます。

 西側が切り開かれているので、左から斑尾山、飯綱山、戸隠山、妙高山など見えるのですが、本日は生憎ガスっています。

 4座を中心に描かれた看板で我慢です。
栗広いに励む人
生命の森植樹の案内 見えれば、北信五岳の内4座が見えます。

 植樹は殆どが桜で、以前には桜の時期にも来たことがあります。
 希望湖(のぞみこ)の北側から湖畔に沿って歩きます。
 希望湖では釣り糸を垂らしている人は見かけませんでした。
 また、こから入ると希望湖を時計廻りに歩けます。
 
 毛無山への分岐を分け、バスの待つ駐車場へと向かいます。

 昨年、会山行で10月4日に訪れた時にもトレイルランが行われていました。
 何故か、毎年重なってしまいました。
希望湖入口 静かな湖面の希望湖 駐車場の前にある案内板

 信越トレイルのメインルートに拘らずに歩いた一日でした。
 暑くて、キツイゲレンデ登り。大明神岳からの僅かな展望。
 タングラムスキーサーカスの滑りやすいゲレンデ歩き。植樹の森の桜の木々を開けた大地。
 希望湖の静かな湖面。
 秋、そして雪に覆われる冬、春が来て湿原には色とりどりの花が咲き・・・
 標高こそ、北信五岳の他の山に負けますが、多種多様な顔を持っている斑尾山です。