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40周年記念登山
No−6
グレード:C上 |
2016年
10.01(土)
曇り後晴れ |
(ほこがだけ)
鉾ヶ岳
1316m |
参加者 |
(紀行文) 2206 M/H |
10名 |
(男性7名・女性3名) |
(写真) 2206 M/H |
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40周年記念登山 “糸魚川・鉾が岳(1316.3m)”を究める |
≪コースタイム≫
新潟駅南口(5:00)=溝尾口(8:05)…3/8合目(9:11)…5/8合目(10:10)…金冠(10:45)…大沢岳(11:07)…鉾が岳(11:27-12:15)
…溝尾登山口(15:10)=権現荘入浴=新潟駅南口(19:10) |
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≪紀行文≫ |
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〜〜〜能生のジャンダルムを堪能〜〜〜 |
糸魚川には雨飾山、海谷3山など登りごたえのある名山がいくつかあります。今回、記念登山の鉾が岳、迷わず申し込みました。
メンバー表を見ると楽山会の猛者ばかり、やっぱりね。
糸魚川市の当日の天気予報は、秋雨前線と台風の影響で午前は雨、午後から回復の予定ということです。
メンバー諸氏も中止連絡が来るのではないかと気をもんでいたとのことですが、記念登山にコース変更はあっても中止はないとのこと。
登頂の可否は現地で判断ということで、駅南5時00発、総勢10名レンタカーで能生ICに
向かいます。
周遊コースがあるとのことですが、島道ルートにいくつか崩落箇所があり、溝尾ルートの
ピストンです。
現地に着くと雨は多少ぱらつく程度であり、雲間も切れ明るさを増し、頂上を目指すとの
ことです。
(8:05)スパッツをつけ、雨具はつけず溝尾口を出発。
所々に顔を出している足元の岩、頭上には雑木の幹が張っています。
「足元注意」「頭上注意」の指示が交互に飛び交います。 |
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身支度を整え、いざ出発 |
木の間よりは鉾ヶ岳をのぞむ |
渓流沿いに歩く |
(8:45)溝尾と島道の分岐
皆さん「暑ツちエ−」「暑ツちエ−」といってます。
気温は23度。歩くほどに蒸し暑い。帽子のツバから汗が滴ります。
木間より鉾が岳のジャンダルム金冠(きんかんむり)が見えます。紅葉時にはまさに、金の冠に見えるとか。
(9:11)3/8合目なる標識があり
「もうほぼ半分登ったね」という人
「まだ1/3か」という人
「分母が8?」という人
沢の瀬音を聞きながら、渡渉数回、枝をくぐり、滑る足元に注意しながら慎重に登ります。
(9:28)高度計によれば標高830m地点
(9:43)金冠まで40分の表示あり
金冠直下に着くまでが急登の連続。「足元注意」と「頭上注意」の連続です。
今回は頂上を究めることなく、リタイアかもという気持ちが一瞬よぎります。取りあえず金冠まで頑張ろう。
(10:10)5/8合目なる表示あり
金冠直下。ドーム状に屹立している半端ない垂直の崖ですね。
ストックをしまい、リーダーから手より足場を固め3点支持を徹底するよう指示が出ます。
「体を起こして、下を見ない」「無理無理、足場が無いですよ」ロープに鎖に鉄線に様々
なものが垂れ下がっています。
足場も崩れやすい。
「落―ク」「落−ク」と言いながらメンバーは必死です。 |
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大文字草めっけ |
金冠ドームのぞむ |
ひたすら急登を登る |
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金冠直下の急登 |
金冠上り@ |
金冠上りA |
(10:35)金冠1140m
苦闘25分の末、やっと金冠頂上。360度のパノラマ絶景です。天気もかなり回復。夏の日差しです。気温20度。
日本海はもとより「あれが能登半島」という説明もありました。これから目指す鉾が岳、
権現岳、雲間から焼山も見えます。
紅葉は未だ、ナナカマドが少しうっすらと秋の粧いというところです。
赤とんぼはたくさん見えました。
(俳句)見晴るかす日本海へと秋の空
(10:45)金冠頂上には「鉾が岳・60分」の表示あり、10分の小休憩のあと、いざ鉾が岳に向け出発です。
金冠からの下りもすごい。
慎重に慎重にそれでも足場が崩れます。そして、そのあとスリル満点のナイフリッジの痩せ
尾根が待ち構えています。
まず、やせ尾根に馬乗りになるようリーダーより指示が出ます。そして「右足はここ、左足は
ここ」一挙手一投足言われるままに足場を確保し、何とか通過できました。
(俳句)独りずつ越ゆるやせ尾根汗しとど |
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金冠頂上 |
金冠より鉾が岳のぞむ |
これがやせ尾根 |
(11:07)大沢岳(1240m)
さあ最後のひと踏ん張り。海谷三山、雨飾山、中央に焼山、火打山など見えます。 |
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大沢岳より |
大沢岳より金冠のぞむ |
(11:27)鉾が岳(1316.3m)
万歳、万歳、鉾が岳万歳、ほぼ全員の万歳の嵐です。ついに登頂、絶景です。
本部より準備いただいた神事をおこない、安全祈願とお神酒をいただきました。
そして、豪勢な横断幕を掲げ記念写真を撮りました。
楽しい昼食、疲れてあまり食欲なかったなあ。
茄子漬、胡瓜の佃煮、大学芋、林檎、大きな 種無し葡萄など、たくさん皆さんからいただきました。おいしかったです。
(俳句)鉾が岳究めて秋の風に会ふ
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頂上に避難小屋あり |
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山の神に安全祈願 |
記念写真 |
(12:15)下山
予想に違わずタフなコースでした。しかし、満足感でいっぱいです。何よりも雨がなかったことに感謝です、下山時にはむかごやアケビなど思わぬ収穫がありました。
(俳句)隊列を崩し下山のむかごかな
(12:52) 大沢岳
(14:37) 島道分岐
(15:10) 溝尾登山口
権現荘で休憩入浴(45分)
(19:10) 新潟駅南口着
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