〜〜〜県山協主催#60自然保護委員研修会に参加して〜〜〜
県山協主催の平成27年度自然保護委員研修会は今回で60回目を数えます。
県内17団体が参加して、長岡かまぶろ温泉で1泊2日の日程で開催されました。
初日は「酒造りは里作り」と題して朝日酒造の平沢聡さんから「利き酒」も交えて講義を聴きました。
今日2日目はフィールド研修で長岡の鋸山(764.9m)に登りました。
地元長岡ハイキングクラブの高橋さんが講師です。 |
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初日の講義模様です |
出発は「天狗長寿の泉」で力水を先ず一杯。
沢の右岸沿いに進むと、ウコギの新芽を摘んでウコギふりかけの作り方を先ず聴きました。
こしあぶらに似た風味が楽しめるようです。
ウラシマソウの長髭、ムシカリの白花が目に入りました。
木橋を渡って左岸に移ると本格的な登りとなって杉の植林地を通ります。
昔の棚田跡です。
小沢の石をひっくり返すと沢蟹も出て来ました。 |
歩いた軌跡(クリックで拡大) |
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長寿の水を先ず一杯 |
ウコギの新芽を摘んで |
ほら!さわがに |
「滝見場」の標識の先に4段の「烏滝」が現れました。
黒滝と言わず「からすだき」というのは風谷山の烏天狗に因むのでしょうか。見事な滝です。
杉林が終わり雑木林に変わると道はジグザグの登りとなります。
昔は栖吉と半蔵金を結ぶ往還道だったようで、急ですが無理のない歩き易さです。
萱の原に出ました。以前は水場だった所が中越地震で涸れてしまったのだそうです。茂みにサンカヨウが群生していました。 |
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四段の見事な滝です |
歩き易い道です |
サンカヨウが群生して |
雪解け間もない斜面にショウジョウバカマとエンゴサクとカタクリが一緒に出ていました。
ショウジョウバカマはクローンが群生を形成するという説明を聴きました。
尾根上に出ると時折吹く涼風が気持いいです。 |
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雪解け跡からカタクリが |
涼風が気持いい |
指差す先は?八石山 |
前方右手に鋸山の岩壁を見ながら一登りで花立峠に着きました。
花立峠は小広場になっていて石仏と長工新道を示すケルン状の記念碑が建っています。ここで全員で記念撮影をしました。
花立峠を北に進むと僅かで半蔵金への立派な道を分けます。鋸山へはこのY字路を左に進み、ブナ林の道が続きます。
鋸刃の起伏の登り下りを繰り返して山頂に続くのですが、そんなに大変ではありません。 |
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ブナ林は癒されます |
長岡側が切れ落ちています |
こんな石像もあります |
一等三角点の山頂に着きました。
西は長岡市街が一望です。東は守門岳から浅草、毛猛、未丈ケ岳のパノラマです。
日曜日で賑わう山頂で県山協の旗を掲げて記念写真に納まりました。
食後は往路を戻り出発地点で解散となりました。 |
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賑わう山頂に到着です |
山頂は素晴らしい展望です |
今日は緑豊かな自然に触れて、自然保護の必要性を改めて思いました。また、他山岳会の人たちとの交流が出来ていい山行になりました。
(おわり)
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