≪コースタイム≫
自宅=二王子神社(6:05)…3合目(7:10) …二王子岳(9:10−10:30)…二本木山往復(10:30−11:10) …3合目(12:50)
…二王子神社(14:00)=自宅 |
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≪紀行文≫ |
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〜〜〜飯豊連峰の展望台に偽りなし〜〜〜 |
二王子岳は自宅の窓から大きく見える山だが、登ったのは6年前の一回だけ。
靴ずれに泣かされ、雲で山頂の眺望が利かなかったため、魅力に欠ける山として長い間塩漬けにしていた。
されど、日本200名山。「飯豊連峰の展望台」と言われる眺望を一度は拝まねばと、天気予報「晴れマーク」の日に重い腰を上げる。
雲が出る前に山頂に立ちたいと、空が白み始める頃に二王子神社を出発。
紅葉はもう終わっていると諦めていたが、色を付けた葉が3合目までかなり残っている。
ここに光が当たると、どれほど鮮やかさを増すのだろう?下山での再会を楽しみに先へ進む。
五合目を過ぎると山の頂から陽の光がこぼれ出し、赤谷方面には雲海が広がり、日本海側の櫛形山脈を朝日が赤く染める。
しかし、日陰に入ると気温はぐっと下がり、落葉は霜で白化粧している。
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杉に囲まれた登山道を行く |
3合目までは、紅葉が残っていた |
山頂から朝日が顔を出す |
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赤谷方面に雲海が広がる |
朝日で櫛形山脈が赤い |
落葉が霜で白化粧 |
よく整備された登山道を歩いて樹林帯を抜けると南側の展望が開け、青く澄み渡った空の下に新潟平野と新潟の山々が現れる。
五頭連峰、菅名岳、粟ケ岳、守門岳、川内山塊は雲海の座布団の上、遠く目を凝らせば越後駒ケ岳、中ノ岳、そして、尾瀬燧ケ岳。
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尾根に出ると澄み渡った空の下に新潟の名山が登場 |
二王子岳の山頂に立つと、真正面に飯豊連峰を形成するほとんどの主峰がズラリと居並ぶ。
主峰が描く連なりは、自分が飯豊連峰に取り囲まれていると感じる程大きなスケールで広がっている。
北股岳と大日岳を太刀持ちと露払いに従えて中央で構えているような飯豊本山が実に良い。
「飯豊連峰の展望台に偽りなし!」その眺望にしばし見惚れる。
左後方に目を向ければ、もう一つの東北の雄朝日連峰、なんと祝瓶山のとんがり(頂)までハッキリ視認できる。
大日岳の右には私の好きな蒜場山。こんなに素晴らしい景色の山頂に立てたことに感謝する。
北股岳、飯豊本山、大日岳をもっと間近に見たくなって、二本木山まで足を延ばす。
二本木山への登りから見た別アングルの二王子岳山頂と避難小屋が絵になる。
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スケールの大きな眺望はまさに飯豊の展望台、右が二本木山 |
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青春の鐘の下に立つ |
朝日連峰、祝瓶山どれか分かるかな〜? |
存在感がある蒜場山 |
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二本木山から北股岳、飯豊本山、大日岳を望む |
二本木山から見た二王子岳の山頂と避難小屋 |
下山は高揚感もあって3合目まで快調に下るが、そこから先は期待以上に鮮やかさを増した紅葉に足が止まる。
粘り強く、しぶとく、根性で彩りを放っている熟葉の紅葉、今シーズン最後になる紅葉狩りをゆっくり登山口まで楽しむ。
山頂からの眺望と予想外の紅葉に私の二王子岳株は急高騰、明日から二王子岳を見るたびにニッコリするに違いないと帰路についた。
御用とお急ぎでない方は、切り取った紅葉をオヤジ・ギャグと一緒にご笑覧下さい。
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紅葉の葉にコウヨウ(光陽)が射す |
紅葉には心を癒すコウヨウ(効用)がある |
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鮮やかな紅葉、最コウヨウ(最高よ) |
黄色の紅葉に気持ちがコウヨウ(高揚) |
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ここをどう歩く?そうじゃない、コウヨウ(こうよ) |
この紅葉を見に、二王子岳にまたコウヨウ(来よう) |
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