≪コースタイム≫
下記文中記載 |
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≪紀行文≫ |
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〜〜〜雲一つない北アルプスの絶景に浸る〜〜〜 |
北アルプスを歩いてきました。
新穂高登山口から入り左俣林道〜小池新道を登り双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、ワリモ岳、水晶岳を目指し、雲一つない絶景に浸ることができました。帰りには笠ヶ岳にも行き笠新道を下りました。
≪1日目(新穂高登山口〜双六小屋泊)9月21日 曇り ≫
〈山行タイム:概略〉
駐車場(5:25)…新穂高登山口(6:15)…ワサビ平小屋(7:55-8:06)…鏡平(11:33-12:20)…双六小屋(15:01)
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自宅を0:30分に出発。北陸自動車道を通り新穂高鍋平の無料駐車場に着くと駐車場は満杯。道路の両側にもびっしりと駐車され、車が溢れていた。こんなに大勢の人がどこに登って行ったのだろう?
鍋平の駐車場から新穂高登山口までは山道。登山口からは林道となる。
笠新道分岐、わさび平小屋、小池新道分岐と続く。この分岐で林道から分かれて、左の小池新道に入る。
鏡平を通り過ぎ、カラフルなテントにびっしり囲まれた双六小屋に到着すると鷲羽岳や水晶岳が見えた。
双六小屋は大勢の登山客でごった返しており、天候と休日の好条件が重なったためか賑やかだった。
1畳に2人のスペースで寝かせてもらう。
≪2日目(双六小屋〜双六岳、三俣蓮華岳、鷲羽岳、ワリモ岳、水晶小屋泊)9月22日 快晴≫
〈山行タイム:概略〉
双六小屋(5:41)…双六岳(6:54-7:15)…三俣蓮華岳(8:24-9:22)…三俣山荘(10:34)…鷲羽岳(11:57)…水晶小屋(14:37)
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快晴に気をよくしながら双六岳に向かう。早朝の日の出はいつみても気分が良い。
熱いコーヒーを喫し、照らされる稜線を眺めながら一時を過ごす。
双六岳と三俣蓮華岳辺りは笠ヶ岳、黒部五郎岳、鷲羽岳、槍ヶ岳がすぐ目の前にあってそれらの山の真ん中にある。
近くて大きく、どこに目を向けても素晴らしい。時間的には充分ゆとりがあるので双六岳でも三俣蓮華岳でもゆっくりした。
三俣山荘から鷲羽岳への登りは歩きづらく長かった。鷲羽岳では水晶岳が近くなり雲ノ平が一望できる。
水晶小屋に着くと早々に(ここでも1畳2人で使用)宿泊のスペースに案内してもらった。前日は1畳に3人の混み具合だったらしい。
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双六岳より撮影“笠ヶ岳方面” |
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双六岳より撮影“水晶岳方面” |
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≪3日目(水晶小屋〜水晶岳〜双六小屋泊)9月23日 快晴 ≫
〈山行タイム:概略〉
水晶小屋(6:09)…水晶岳(6:40-6:49)…鷲羽岳(9:44)…三俣山荘(11:30-12:00)…三俣蓮華岳(13:08)…双六小屋(15:01) |
この日も快晴、朝焼けが綺麗だった。小屋の前で『遠くの山は先ず富士山、南アルプス、浅間山、四阿山、立山、白馬、鹿島槍、、、、』と詳しい方が教えてくれた。
水晶岳での眺望は素晴らしく鷲羽、三俣蓮華、双六、黒部五郎、雲ノ平、高天原等憧れの一帯が全て見降ろせる。いつまでも留まりたいと思う。 昨夜山小屋で楽しい会話をしていた夫婦連れが読売新道を下って行ったのを見送り、我らは来た道を引き返す。
槍をバックに鷲羽がどんどん近くなってくる。昨日歩いた山の連なりが綺麗。満足感に浸りながらゆっくり1日を歩き双六小屋に戻る。
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水晶岳より撮影“笠ヶ岳方面” |
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水晶岳より撮影“立山方面” |
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≪4日目(双六小屋〜弓折岳、抜戸岳、笠ヶ岳、笠ヶ岳山荘泊)9月24日 曇りのち雨 ≫
〈山行タイム:概略〉
双六小屋(5:58)…抜戸岳(10:22)…笠ヶ岳山荘(11:53-12:07)…笠ヶ岳(12:09)…笠ヶ岳山荘(12:30) |
曇りのち雨、でも稜線はハッキリと見える。登った道を下山予定だったが、笠ヶ岳に向かう事にした。
槍ヶ岳〜焼岳へと連なる尾根を真横から見れる。
1個1個の凸凹を目で追い、ピ−クの確認などしていると、いつか行けたらいいなと、憧れる。行く先の笠ヶ岳に連なる尾根も感じがいい。
小雨が降り始め風も出てきた。笠ヶ岳山荘に着くと(周りの景色がが見えるうちにと)ザックを置いて一気に山頂をめざした。
明日の天候はもっとひどくなりそうとの事で、道中一緒だった夫婦連れは泊まる予定を変更して下って行った。
他にも下山に取り掛かる人も多く心配になったが、自分達にその体力はなくここで泊る事にした。
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笠ヶ岳に向かう稜線より撮影“槍ヶ岳〜焼岳方面” |
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笠ヶ岳に向かう稜線より撮影“抜戸岳〜笠ヶ岳方面” |
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≪5日目(笠ヶ岳山荘〜新穂高登山口)9月25日 雨 ≫
〈山行タイム:概略〉
笠ヶ岳山荘(6:37)…杓子平(8:44)…笠新道登山口(11:24)…新穂高登山口(12:40) |
深夜から雨の音や風の音で目覚めると、あれこれと心配になりもう眠れなかった。
稜線の強風と杓子平の吹き上げる風に気を付けるよう山小屋スタッフからアドバイスがあったが幸いなことに風は無かった。
雨の中を一日中黙々と歩き続け無事に下山する。
5日間の山行を振り返りながら、、、露天風呂に浸かりながら、、、雨の錫杖岳を仰ぐ。
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