≪紀行文≫ |
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〜〜〜下見登山を楽しむ〜〜〜 |
≪8月19日(水)≫
来月末に控えている自身の会山行の下見に登った。
下見なので計画表通りに新潟を6時出発、川口SAで休憩し枝折峠駐車場に向かった。
到着した枝折峠の駐車場は既に略満杯。恐らく日帰り登山者の車が大半と思われる。
準備を済ませ、トイレ脇の入山届ポストに登山届を提出し登山開始。
やや斜度はあるものの開けた明るい登山道が続く。 |
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枝折峠の駐車場(平日なのに一杯の車) |
開けた穏やかな登りから始まる |
一登りすると優しい笑顔がお出迎え |
今歩いている登山道は“銀の道”であり、往時の往来を感じながら進むと何故か「十合目大明神」と書かれたお堂に着く。
銀の道は此処で別れ駒の湯温泉に繋がっている。
大明神から少し登山道を進むと明神峠に着く。更に足を進めると開けた尾根に出、遠くに荒沢岳の素晴らしい山容が目に飛び込んでくる。 |
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整備され開けた登山道(銀の道) |
何故か「十合目大明神」と書かれている |
荒沢岳が格好良い |
明神峠からは小さなアップダウンを繰り返しながら標高差の少ない登山道を歩く。
やがて小さなピークの道行山と書かれたポイントに着く。
実際の山頂は此処から2分程度のところで展望は良いが今回はパスして下山時に寄ることにした。
更に所々ぬかるんでいるような登山道を進めると駒の湯からの合流点である小倉山に到着。
山頂と言うより登山道がやや広くなった感がするところ。ここで昼食休憩をとった(団体で昼食を摂ることができるのは此処ぐらい)。
小倉山を過ぎると少しずつ登山道に傾斜が付くし風通しの悪いジメジメしたようなところや、崩落して歩き辛いところもあった。 |
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道行山(実際の山頂は2分ほど登る) |
小倉山山頂(駒の湯からの登山道と合流) |
風通しの無い道が続く |
地図上のポイント“百草の池”に到着するもそれらしきものは何も見えない。背が高い熊笹が視界を遮っている。
少し先に進んで漸く観えたが、この池は進入禁止と書かれていた。
百草の池を過ぎると勾配がキツく、且つ見通しが良くない道を登り切ると大きく展望の開けた場所に出る、前駒だ(標識は無い)。
此処から山頂の稜線や直下の“駒ノ小屋”のアンテナが観える。(もうすぐ?) |
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百草の池(熊笹に覆われ見辛い) |
前駒付近(ガスが覆い遠くは見えない) |
前駒付近から観る中ノ岳につながる稜線 |
前駒からは三点支持が必要な岩場が続き面白い。
途中で下山する小屋の管理人さんと会いご挨拶をさせて頂いた。
そして間もなく“駒の小屋”に到着。振り返ると登ってきた稜線や小屋の庭から小屋の向こうに明日の早朝に登る山頂が観えた。
小屋の前には水が豊富に出ていたが、管理人さん曰く「後数日で終わり」と話されていた。
会山行時はこの水が使えないので小屋から2分ほどのところにある水場まで降りなくてはならないそうだ。
今日は泊り客も4組程度で広く場所取りが出来た。一休みしてから小屋の庭で夕餉の一時を楽しんだ。 |
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小屋の庭から望む山頂付近 |
振り返ると登ってきた稜線が |
豊富な水(あと数日で枯れる) |
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≪8月20日(木)≫ |
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「ご来光を観るぞ」との思いから暗いうちから目が覚め、表に出ると東の空に明るい線が…、「良し、大丈夫」。
ところが、登り始めると間もなく雲が湧いてきた何も見えなくなった。
結局、山頂で暫く滞在するも雲が切れることなく“ご来光”は叶わなかった。 |
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東の空が明るい(ご来光期待) |
中ノ岳への分岐点(山頂は右へ) |
駒ヶ岳山頂標(綺麗な山頂標もある) |
山頂から戻り、小屋の庭で暖かいスープで朝食をとり、下山準備をする。
下山前には小屋の下にある水場を調べに行った。 途中切り払った熊笹が滑りやすいが問題は無い。
下山は昨日の往路を降りたが、早い日帰り登山者と幾度もすれ違った。
下る途中、昨日登らなかった道行山山頂に立ちより展望を楽しんだ。 |
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小屋から少し下がった水場 |
道行山山頂から望む駒ヶ岳山頂 |
駒ヶ岳で出逢えた可憐な花々 |
帰路、日帰り温泉“白銀の湯”に寄ってみたが、可もなく不可もなく問題点として「洗い場が少ない」「料金が高い」「食事処が無い」等の理由により急遽他の場所を探した。
結果、IC近くの「ゆ〜パーク薬師」が対応も良く、洗い場、料金、食事処も問題なく、対応者も親切だったので本番ではここを使わせて貰うことにした。 |