登山開始直前に今夜泊まる宿から連絡が入る。
「昨日午後は激しい雷とヒョウが降った。今日も同じような雲がでているので縦走は避けた方がいいですよ」とのアドバイスだった。(やれやれ、安全第一仕方ないか)。
登山口は池の平湿原の傍にある。
登山口のすぐ脇の広場で中学生団体が登山準備をしていた。
相当の人数なので先に登られてしまうと大変だなと思いつつも、中学生に先を越されて
しまった。
しかし、若い中学生なのでそこそこの早さもあり具合が良かったが、途中で「どうぞ」と言われ追い越しことになった。
(結果ピッチが速くなり予定より随分早く山頂についてしまう)
登山道ははじめ明るい樹林帯を進むが、やがて木々も切れてくると展望が広がってくる。
登山口の方を振り返ると「池の平湿原」と「見晴岳」が大きく観えた。 |
(クリックで拡大) |
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今回歩いたコース |
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登山口脇で中学生の団体が登山準備 |
前を行く中学生の団体 |
樹林限界を超えると展望が開ける |
やがて登山道は大きな石が並ぶ急なガレ場となる。
すこし頑張れば完全に樹林帯を抜け、展望が更に広がり山頂はすぐ先。
山頂からは煙りだす浅間山が観えたが、全体的に嫌な雰囲気の雲が空を覆ている。
本来此処で昼食休憩をとる予定だったが、早く着いたことや雲の雰囲気から先(水の搭山)に進むことを決断し、一応宿に伝える。 |
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歩き辛い登山道 |
ガレ場を上がると山頂は直ぐ |
東籠ノ登山頂 |
写真だけ撮り、水ノ搭山を目指すも、稜線には雲がかかり始めた。
しかし、歩きはじめると雲は弱くなり結構見通しが良く、振り返ると先程まで居た東籠ノ登山頂が良く見えた。
山頂から中学生が大きな声で「お〜い!」と叫んでいるのが聞える。 |
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水ノ搭山への稜線雲が覆ってきた |
稜線から東籠ノ登山を振り返り観る |
望遠で観ると山頂に中学生の団体が |
前方に水ノ搭山が近づいてくると登山道は大きな岩だらけになってくる。この山は殆ど岩が積み重なったような山なので。
山頂直下の歩き辛い巻道を登ると山頂に到着。
嫌な雲が湧いてくるので昼食時間を短くし、下山準備となった。 |
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行く手に水ノ搭山が大きく観えてきた |
山頂直下は大きな岩だらけ |
水ノ搭山山頂 |
山頂からは積み重なる様な岩道で歩き辛いのですが、展望が開けていますので気分は爽快。
途中振り返ると今日歩いてきた東籠ノ登とそこからの稜線がよく観えた。
その後樹林帯に入ると道も歩きやすくなり、やがて高峰温泉前の登山口に到着する。 |
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急なガレ場を慎重に下る |
振り返ると東籠ノ登や稜線が |
高峰温泉前の登山口 |
高峰温泉から車坂方面に少し歩くと高峰山を示す看板がある。
因みに高峰山は花の100名山として知られている。
此処から九十九折りの穏やかな登山道を登って行くと50分位で山頂なのだが、感覚的にはもっと時間を要した様に思える。
登山道には昨日振った大粒のヒョウが沢山残っており、花やその葉に大きな穴が開いていた。登山道にも花が沢山落ちていた。 |
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高峰山登山口 |
穏やかな登りが続く |
途中木々の間から東籠ノ登や水ノ搭が |
到着した山頂には山頂標とお社があり、展望もよい。しかし、またもや嫌な雲がかかってきたので急いで下山開始。
道が穏やかな分下りもスムーズで無事今夜の宿高峰温泉に到着した。 |
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高峰山山頂 |
高峰山山頂脇のお社 |
高峰温泉 |
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高峰温泉は人気度の高い温泉で、平日でも常に満員らしい。
露天風呂で一緒だった男性は大阪から電車3本、バス1本を乗り継いで来られたのことで
毎年来ていると話されていた。
内風呂も2か所あり、全てかけ流し温泉、温泉好きにはたまらない宿だ。
今日一日の疲れを癒すため、ゆっくりと温泉に身を委ねていた。
今日のコースなら、楽山会グレードCで実施できるのではと思う。
これで来年の会山行候補が一つ増えた。
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高峰温泉の名物湯“雲上の露天風呂” |
≪今回の山行で出逢えた花々≫
昨日の強いヒョウにも耐え、咲き誇る花々の一部です。(他にもたくさんありました)
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