会山行紀行文 2015年
 5.17(日)
晴れ
(のぞりこ)
野反湖湖畔
参加者 (紀行文) 1507 N/O
2名
(女性2名) (写真) 1507 N/O
≪コースタイム≫
新潟西IC(5:30)=水上IC=野反湖展望台P(10:00-10:20)=池の峠P(10:25-10:30)…野反湖東岸コース富士見峠(野反峠)(11:44)休憩舎
…昼食・周辺散策(11:45-12:22)…八間山登山口(12:24)…シラネアオイ群生地散策(12:25-13:15)…野反湖東岸コース…池の峠P(14:20)
=野反ダム=暮坂峠=月夜野IC=新潟
≪紀行文≫
                              〜〜〜8万株のシラネアオイに感激〜〜〜

 7月に実施する自身のトレッキング山行「野反湖一周コース」は実は歩いたことがないので、是非、一度は下見に行かねばならないと思っていました。
 そんな時にたまたま、ネットで「上毛新聞ニュース シラネアオイ8万株 見頃」と5月14日の記事として出ていました。

 ガイドブックや中之条町のサイト等では、野反湖はお花の宝庫であることは知っていましたが、シラネアオイに逢いに行きたくなって出かけました。

 実は「鳴神山」の直前下見(5月5日)には帰路に野反湖へ行く予定でした。ところが、鳴神山もその前日の4日にNHKのニュースでカッコソウ満開の報が流れたので、大勢の人で賑わっていました。

 お花の写真を撮るための渋滞だったり、保全の係の方の話を聞いたりして、さっと済ませて中之条へ行くつもりでしたが、着いた時には夕刻で、湖畔を歩くことも叶わずにすごすごと帰ってきました。

 で、友人と二人で出かけて来ました。

 車のナビは水上ICで下りろと言う案内だったので(自宅での検索では月夜野ICでしたが)水上で下りました。

 道は解らないながらもナビの言いなりに進んで行くと丁度良い休憩ポイントがありましたので、湖畔で朝食としました。

 野反湖は「山と高原地図」の「谷川岳・苗場山・武尊山」では左下に「志賀高原・草津白根山・四阿山」では右側やや下に載っています。

 2003年9月に山仲間と二人で「白砂山」に登った時のwordで簡単に作った山行ファイルがパソコンの奥に眠っていました。
 その時には野反湖にはトンと関心が無かったのでした。

 高速を下りてからも約2時間超掛かる白砂山は群馬県、新潟県、長野県の三県が交わる場所に位置しています。
赤谷湖を俯瞰するコンビニの駐車場から

 長々と車を走らせて、富士見峠(野反峠)に着きました。

 ガイドブックには「富士見峠」と書かれていますが、昭文社の「志賀高原」地図では「野反峠」と表記があり、これはどちらが正解と言うことはなくて、どちらとも言うようです。

 国道405号線を展望台、キャンプ場方面へ進みます。
 国道405号線は白砂山登山口までで、その先の地蔵峠が県境になり、佐武流山の西側を通り、切明温泉、鳥甲山へと連なる道は徒歩なら行けても、国道405号線が復帰するのは切明温泉の処からなのです。

 ずっと以前には険しい山は登りませんが、友人と切明温泉まで来たことがあります。
野反峠の表示と峠の標高 駐車場の端にある「白砂山 登山口」の案内と「皇太子殿下」が登られた記念碑

 ビジターセンターがあり、中に入ると、即座に熱いお茶のサービスを受け、無料のガイド地図を頂きました。

 本日は湖畔一周の予定なのですが、まずは東側コースが良いとのお奨めなので、其処への取り付きの池の峠Pまで車を進めます。

 此処は八間山への登山口でもあります。

 富士見峠からも登山口はありますが、両方から行けます。

 道路を挟んで右側から湖畔一周道に下ります。 
 八間山への登山口案内  此処を下りて湖畔コースを歩く
歩きながら湖を見る 所々雪があります。
 富士見峠の休憩舎と駐車場  富士見峠の案内板 
 見えれば・・・の案内板   実際に見えた浅間山(?)

 富士見峠は八間山への山麓にシラネアオイの群生地があるので、白砂山の登山口に比べると格段に人が大勢います。

 八間山へ登らない一歩手前の山麓斜面に群生地がロープで仕切られてあるのですが、其処を散策するだけなら、普通の靴でも勿論大丈夫で、杖を突きながらのお年寄りも居ました。

 私たちはシラネアオイに逢う前にまずは休憩舎で地元群馬の野菜を生かしたピザを食べます。

 お腹もいっぱいになったので、さて
此処から入ります。 シラネアオイ

 斜面と斜面の間にロープで仕切られた道を上下左右に歩く道があります。
 びっしりと言う訳にはいかなくて、所々隙間があいて咲いているのは、やはりと言いますか鹿害だそうです。

 此処のシラネアオイは植栽されたもので、地元ボランティアや地元中学生などが一生懸命植えました。 
 その様子は「中之条町 六合地区観光情報」に載ってます。
 植栽されたものでないシラネアオイは白砂山への途中に咲くそうで、それはまだ、6月に入ってからだそうです。

 風が結構あり、写真を撮るのに苦労しました。

 以下私が撮った拙い写真です。
 実際は見た目以上に斜面、シラネアオイがいっぱいなのですが・・・
群生しているシラネアオイ
 
 ゆっくりとシラネアオイを見学後は湖畔西側コースを歩き、池の峠Pまで行こうと思いましたが、少し歩くと、向こうから来た方に聞きますと東側よりも雪が斜面にある箇所が多く、滑れば一気に湖まで落ちてしまうとのこと。

 私たちはカメラとポーチだけで、ストックも持ってきていなかったのです。
 その装備では東側を歩いた方ば良いですよ。
 
 で、又、来た道を戻り、池の峠で車に乗り、最初に立ち寄ったビジターセンターに寄り、トイレなど借りて、ダムの上を通り、そのまま引き返しました。
 白砂山を登ってきたと言う若者4,5人のグループの女性は手等に傷をつけていて、白砂山は大変でした!と言っていました。
 おそらく雪で滑り、手に傷が付いたのでしょうね。

 雪が融ける頃、再度、白砂山に登りに来たい!!

 シラネアオイが終わる頃、ノゾリキスゲが咲き、今日歩いた斜面の手前には植栽されたコマクサが咲き、それが終わる頃には湖岸西側にはヤナギランの群生が咲くのだとのこと。
 他にも、クルマユリ、エゾリンドウ、ナエバキスミレ、ハクサンシャクナゲなどなど。

 今年は花の開花が10日も早いとのことで、ノゾリキスゲに照準を合わせた日程にはもう終わっているでしょうか?少し不安ですが・・・



 県道55号線は「日本ロマンチック街道」という素敵な名前が付いているのですが、実際は夜など走ると「暗くて、カーブが多くて、怖い道」です。

 尻焼温泉「関晴館」は河原へ少し下った場所にある「日本秘湯を守る会」の温泉宿で日帰り入浴500円でした。

 ところが車を停めて、着替えを出そうとしたら、何と!!着替えを忘れてきてしまったのでした。ホント、ドジです。
 同行の友人は入ってきて、良い湯だ!と連発して、今度は泊りに来たいと。

 河原には露天もあるそうです。

 遠い道も慣れれば、そうは思えなくなるので不思議です。

 白砂山以外にも、八間山やエビ山、高沢山、カモシカ平など湖畔周辺にはトレッキングできそうなコースが幾つもあるのです。

 それにしても国道405号線は切明までつながる可能性はあるのでしょうか?
暮坂峠
 若山牧水像