会山行紀行文 2015年
 5.14(木)
晴れ
(じづきやま)(おおみねやま)
地附山・大峰山
733m  882m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
2名
(男性1名・女性1名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
新潟(6:10)=地附山公園(9:15-9:25)…跳駒トレイル登山口(9:30)…郷愁コース入口(9:40)…地附山山頂(10:30-10:35)
…桝形城跡(10:50-11:15)…前方後円墳(11:25)…地附山公園(12:00)=霊山寺(13:00)…謙信物見岩(13:20)…
大峰山山頂(13:50-14:00)…霊山寺(14:45)=新潟(17:30)
≪紀行文≫
                             〜〜〜様々な意味で歴史を感じる山〜〜〜

 来月の会山行に控え、どうしても下見をしたかった。
 長野の里山でネット情報も多いことから、逢えて下見は良いかなと思ったこともあったが、やはり自分の目と足で体感しなければと現地に向かった。
 到着した地附山公園は1985年(昭和60年)7月26日に発生した大規模地滑りの跡に作られた公園で、大きな駐車場もある。
 公園の管理棟に声を掛け、コースの概要をお聴きし、駒形嶽駒弓神社から登り公園に降りる周回コースを選択した。

 駒形嶽駒弓神社は公園のゲートを一旦出た先にあり大きな看板が設置されていた。
 この参道は桜並木になっており桜の季節なら綺麗なのだろうと思うも、今は枝から糸にぶら下がった毛虫類が目立つ。

 暫く進むと神社の鳥居が観え、潜ると長い階段が続く(跳駒トレイルコースに入る)。
公園駐車場と地滑り跡の植林帯 駒形嶽駒弓神社登山口 駒形嶽駒弓神社

 階段途中から何故か道は右に迂回し、本堂の横から上がる。
 参拝の後、少し登ると金毘羅宮に出る。このお宮様は床が抜けそうなので上がらない方が良い。
 金毘羅宮からは結構な勾配の道を登っていく(トレッキング?)。
駒形嶽駒弓神社 金毘羅宮 木々が生い茂った登山道

 ちょとキツイ登りを上がり切ると、広い処にでる。ここはコースのビューポイントと記されており、眼下に長野市内の街並みが広がっていた。
 斜面には黄色い山吹の花が一面に咲いていたが、本番(6/5)には期待できないだろう。

 しばし展望を楽しんだ後、ジグザグに緩やかな登りを上がっていくと“分岐2”の看板。管理棟で頂いた地図と見比べるととても分り易い。
 この分岐点から地附山山頂を目指す郷愁コースに入る。
広い展望スペース 眼下に長野市街地が望める 郷愁コース入口

 途中、何故か県警のオートバイ練習場が有ったりする奇妙な登山道を上がっていくと、分岐5からは飯綱が望める。

 やがて到着した地附山山頂からは飯綱山、黒姫山、妙高山の山並みが観えた。(本番はここが昼食ポイントかな?)。
山頂に至る分岐5地点で飯綱山が観えた 地附山山頂 山頂から望む、飯綱、黒姫、妙高

 昼食場所候補としては枡形城跡も良いかも、と思い向かってみた。
 地滑りで道が崩壊し、今は入る車も無い旧バードラインを歩き枡形城跡に向かった。
 枡形城跡は高い木々に囲まれた静かな広場だが昼食には向かないと判断するも今日は昼食休憩。

 昼食後、次に向かったの前方後円墳で、嘗ては山中に沢山あったらしいが盗掘などで荒らされ今は2か所のみ看板が出ている。
分岐6から枡形城跡に向かう 木々に囲まれた枡形城跡 分岐4から前方後円墳へ

 古墳を観た後は地附山公園への広い道を下るのみ。
 開けた公園は展望も素晴らしく、のんびりとしていたくなるような処。
広い緩やかな下り 地附山公園とその展望

 下山した後、パンフレットに書いてあった地元の方に電話し、気になっていた大峰山に関して聴いてみると「面白い登山コースですよ」とのアドバイスを頂き登山口の霊山寺まで車移動。

 霊山寺は大きなお寺で庭には数えきれない位の五輪搭、そして川中島戦士の首塚等がある。
 お寺に駐車の許可を得て、登山開始。

 緩やかな登山道を登っていくと、大きな岩が突然現れる。この岩の下部に穴が掘ってあり“岩井堂観音”が祀られている。
 更に登って行くと“謙信物見の岩”に出る。ここからの展望は素晴らしい。
五倫搭群 岩井堂観音 謙信物見の岩

 物見の岩を後にして穏やかな登山道を登って行くと分岐路がある。
 この分岐点を右に行くと先程の地附山につながるらしい。
 左に道をとると急に険しくなってくる。深い樹林帯を登っていくと忽然と天守閣が現れる。
 ここが大峰山の山頂らしい。らしいというのはこの城は雑草に覆われ人気が無いし入口も固く閉められていた。

 帰宅後調べてみたら、嘗てバードラインが観光目玉の時代には観光客が多く来たらしいが、1985年(昭和60年)にバードラインが崩壊したとは訪れる観光客も激減し、2007年に閉鎖し現在に至っているらしい。山中の異様な建物化となっている。
 (長野市は取り壊すと言っているが、果たして壊すのも…。活かす道はないものだろうか)

 あまり良い雰囲気ではないので、即下山とした。(此処は本番でパスしよう)
 穏やかな登山道  分岐路ここから急にキツイ登りとなる  突然城が現れる

≪山中で出逢った可憐な花々≫(一部です)