会山行紀行文 2015年
 4.26(日)
快晴
(けもうさん)
毛猛山
1517m
参加者 (紀行文) 1968 N/K
単独
(男性1名) (写真) 1968 N/K
≪コースタイム≫
末沢ゲート前発(4:34)…鉄橋(5:51)…鉄塔(6:24)…足沢山(8:40)…太郎助山(10:44)…百字が岳(11:30)…毛猛山(12:54-13:23)
…足沢山(17:04)…鉄橋(18:34)…ゲート前着(19:34)
≪紀行文≫
                   〜〜〜泣きそうになるような藪漕ぎと、”もう少しだ”とのうれしさの中で〜〜〜

 仲間がテント泊で行くというが、日程が合わず単独行動となった。

 足跡をたどりながら行ける所までと、毛猛山を目指す。
 百字が岳であきらめかけたが、なんとか踏ん張る。良い景色が見れた。
 藪と雪渓の山道をひたすら降り、明るいうちに国道に着く。今日を完全燃焼した。

(およその通過時刻赤登り緑下り


 駐車スペースと末沢川の横断が気になっていたが、現地に着いてみると思ったよりスムースに尾根に取り付けた。
 取っ付きから鉄塔までは固い残雪だったが足跡が残っており、アイゼンなしで行けた。

 930m辺りまで踏み跡があり、そこからは残雪に埋もれていてアイゼンを付けた。
 昨日登った仲間が下ってきた。上の様子を教えてもらうがゆっくりもできず、道中の安全を互いに祈りながらスライドする。
 アイゼンで残雪を踏みしめながら、ぐいぐいと足沢山まで登る。

 太郎助山、右の奥に百字が岳を仰ぎながら、快適に歩を進める。
 残雪が途切れブッシュに降りる。すぐに雪渓に登りつくが又途切れ幾度かすると藪になった。
 すぐ雪渓にでると思っていたが中々、、、足元が絡み、たまらずアイゼンを外し太郎山までたどり着いたがヘトヘト。
 一泊装備のザックを背負ってこちらの方まで来ている仲間達には驚かされてしまう。
 空身のようなザックなんだからここでは終われない。せめて行けるところまでと上を目指す。

 百字が岳手前の鞍部辺りまでは雪渓歩きで心地良かったものの、その先は藪のお待ちかね。
 アイゼンを付けたまま登ろうとするが歯が立たない。
 やっとの踏ん張りで百字が岳に着くとリンゴにかじりつく。
 現在時刻11:30分。予定では毛猛山で昼ご飯を食べて出発する時刻だ。疲れたし下山も控えている。
 ここで折り返せばゆっくりできる。みかんを食べながら毛猛山を見る。

 良く見ると雪渓がつながっている。これならそんなに苦労せずとも行ける。
 みかんを口に詰め込み、ザックを背負い先を目指す。
 ぐいぐい行けた。   雪渓が切れた後は最後の難儀なプレゼントが待っていた。
 泣きそうになるような藪漕ぎと、”もう少しだ”とのうれしさの中で山頂に着く。


 毛猛山                       遠くに荒沢岳     越後三山              桧岳           
上:百字が岳より撮影


           桧岳                   中岳      百字が岳           太郎助山
上:毛猛山より撮影