会山行紀行文 2015年
 03.21(土)
晴れ
(やひこやま)
弥彦山
634m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
3名
(男性1名・女性2名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
弥彦表参道登山口(8:20)…五合目(9:00)…九合目(9:40)…弥彦山山頂(10:00)…能登見平…雨乞山…猿ヶ馬場峠(11:00)
…雨乞山(11:20-11:25)…能登見平(12:15)…弥彦山山頂(13:00-14:30)…駐車場(15:50)
≪紀行文≫

                                  〜〜〜奇跡的な再会〜〜〜
 久し振りと言うか今年初めての弥彦登山となった。
 何となく忙しく、何となく山から離れていた小生にお声が掛かり、重い腰にエンジンがかかり弥彦に向かった。
 
 今日は猿ヶ馬場峠から弥彦山頂を目指すつもりで向かうも、観音寺温泉でゲートが閉まって
おり峠に向かえず弥彦神社まで戻った。

 天気も良いし表参道だけではつまらないのでと、表参道〜山頂〜雨乞山〜猿ヶ馬場〜雨乞山
〜山頂〜表参道にしようと決めた。
 しかしこの判断はあまくなかった。

 晴天のもと、表参道を登山口を出発、登り始めの樹林帯を抜け、三合目付近からは青空が
広がりとても気持ちの良い山歩きとなった。

(クリックで拡大)
表参道登山口に向かう 登り慣れた樹林帯を歩く 葉が落ちたせいか青空が広い

 五合目を過ぎると谷筋に二段の滝、これも木に葉が付いていなから観えるのだろう。
 その先にの小さな滝があり普段の弥彦とは異なる雰囲気を感じた。
五合目の鳥居 小さな滝が観える 素晴らしい見晴し

 九合目の尾根に出ると遠く佐渡に雪を被った山並みが観え一休憩。
 この付近には未だ残雪もあり、山頂までは雪の無い処を選んで登る。
 山頂の奥宮にお参りし、すぐ猿ヶ馬場峠に向かった。
九合目と日本海 遠く佐渡の山並み 山頂

 山頂から猿ヶ馬場峠は春の花々が一杯咲いており写真撮影に夢中になり景色を撮ることはなかった。
 猿ヶ馬場峠に着くと何故か車が一杯停まっていた。(どこから入ったのだろうか?)  

 かなり疲れてはいたが、すぐ折り返すも雨乞山までがかなりの急登。先を見ると疲れが倍増しようで下見てひたすら登る。
 
 雨乞山山頂ではお弁当を広げている人が居たが、先を急ぐ為行動食を口にし出発。
 ここからは比較的楽な登りが続き、やがて能登見平に到着。ここも休憩している登山者が結構いた。
猿ヶ馬場峠の登山口 雨乞山(山頂標が無いので代替え) 能登見平付近の道標

 能登見平からはやや急な登りが続くが前方に山頂が良く観えるので励みになる。

 到着した山頂で遅い昼食休憩をとっていると「福岡さんではないですか!ご無沙汰しています!」と大きな声で若者が寄ってきた。
 近視の小生には誰なのか分らなかったが、やがて北海道の幌尻山荘で足止めを食い、少ない食料を分け合い、濁流を手をつなぎながら
下山した青年だった。
 新潟県人ではない彼と弥彦山の山頂で出逢うなんてことは奇跡に近い再会だった。

 暖かい陽射しを浴びてゆっくりと休み下山となったのだが、山頂で出逢った会のHさんから「面白道を降りましょう」と誘われ、付いていくこと
にした。
 山頂直下のNHK電波塔の後ろから残雪に足を取られながらの急降下、とにかく掴めるものは何でも掴まないと滑り落ちてしまうほど。
 道なき道をどんどん下っていくのだが、道標もなく踏み跡もないところをよく知っているなと感心。   
能登見平からの急登 山頂が観えてきた。 NHK電波塔の裏

 何とか無事に駐車場近くの墓地に下山。
 確かに面白い道?だったが、一人では絶対に無理なコースだった。
 思いがけないお声掛けで歩いた弥彦だったが、良い山歩きを満喫することが出来た。
登山道で出逢えた雪割草を始めとする春の花々