会山行紀行文 2015年
 03.21(土)〜22(日)
晴れ
(しちめんさん)
七面山(山梨)
1710m(敬慎院)
参加者 (紀行文) 1507 N/O
単独
(女性1名) (写真) 1507 N/O
≪コースタイム≫
≪21日(土)晴れ≫
 新潟西IC(8:00)=増穂IC(12:10)=羽衣登山口(13:05-13:20)・・・敬慎院(16:50)
≪22日(日)晴れ≫
 敬慎院・・・遥拝台(5:30-6:10)・・・敬慎院(6:10-7:40)・・・羽衣登山口(9:40-9:48)=本栖みち(R300)=本栖湖=精進湖=西湖=河口湖
 =昼食=山中湖=山中湖IC=新潟西IC
≪紀行文≫
                      〜〜〜春分の日、秋分の日に富士山頂からのダイヤモンド富士〜〜〜

 七面山と言えば、敬慎院遥拝台から春分の日、秋分の日に富士山頂からのダイヤモンド富士のご来光が拝めることで有名な山です。

 一番最初に単独で出かけたのは2004年(H16)、翌年に山仲間といずれも春分の日でした。

 その後に会の山行で表参道から裏参道へと縦走したのですが、12月でしたので、ダイヤモンド富士は見えず、と言うか両日とも富士の姿は見えませんでした。

 そして昨年は3月8日に女子4人で行きました。
 着いた日の夕刻には富士は見えましたが翌朝はダメでした。
 直近に降った大雪で、修行僧の方々が除雪をしていて下さいました。
 この日は私達4名と単独男性2名のいつになく森閑とした境内でした。

≪21日(土)晴れ≫
 そして、今年も春分の日に五度目の七面山に行って来ました。

 ところが・・・20日夜は早過ぎるくらいに寝つき、早朝と言うか深夜と言える時間に目覚めてしまい、もう少し眠れると思ったのが間違いの元で、ふと気づくと7時を過ぎていました。

 誰と約束した訳ではないのですが、慌てて仕度して出発でした。

 敬慎院までは登山道と言うよりは登拝路と言う趣で、元丁目から50丁目には丁目が刻まれた灯篭が設置され、要所、要所には休憩出来る宿坊が設置され、トイレもあるので、歩き易いです。

 信者の方々は白装束でタイコを敲いて登る様子は、一般の登山者はつい身を小さくしてしまうほどです。

 ジグザグに作られた道は広く歩き易いのですが、羽衣登山口の標高は500m敬慎院の標高が1710mですので、約1200mの標高差は楽とは言えません。

 
 通常のコースタイムは敬慎院まで、3時間50分、すこしでも早く登って暗くなる前に着きたい。

 一部分だけ雪が凍っている箇所があり、お坊さん達がツルハシで雪を壊していました。
元丁目 羽衣登山口 除雪

 いよいよ境内に入ります。
 鐘楼、ここを左に折れると、ダイヤモンドの遥拝所へ行けます。
36丁目付近からはアイゼン装着 46丁目和光門 鐘楼

 吉祥門、これを潜るといよいよ宿坊が立ち並び、本堂と宿泊施設があります。
吉祥門 本堂前が50丁目となります。

 通常は着いた時には暖かいお風呂が沸いているのですが、揚水ポンプの故障でお風呂は無し。
 洗面所には水道も出ないので、500mlのペットボトル1本が出ました。

 夕食は毎度のことながら質素な精進料理。般若湯と称する冷酒がお神酒として出ます。

 此処でびっくり!会のT・Yさんとバッタリ。ツァーに参加されてのことでした。
随身門への石段 宿泊用玄関 夕食(味付け海苔はお隣から頂きました)

 ご開帳、夕のお勤め、秘仏等見学して部屋に戻り就寝です。
 私は特に日蓮宗に傾倒しているわけでも信心深いわけでもないのですが・・・
 信仰に精進している人には尊敬の念を抱きます。

 埼玉からいらした単独の女性は連泊なのですが、昨日はお供物を30kg背負って登り、今朝は一旦下山して、又再度登られたとのこと。

                    
≪22日(日)晴れ≫

 朝は4時頃から目覚め、本日のダイヤモンド富士を見るべく仕度をします。

 朝のお勤めは富士を見たい人はパスしても良いとのことなので、初日の出るのは6時5分とのことですが、待ちきれずに30分も早くに遥拝台へ向かいます。

 春分の頃にはいつもそうですが、真ん中の最良の場所は信者の団体が占めております。
 三脚を立てたプロ(?)アマのカメラマン達は端に陣取っています。
 私は信者さんの端っこに立って待ちます。
5時35分 6時1分 6時1分53秒 6時2分3秒
6時2分8秒 6時2分38秒 6時3分4秒 6時3分49秒
6時4分40秒 6時5分36秒

 2005年 同行のKさんが素晴らしいダイヤモンド富士を撮ってくれたので、了解を得て紹介します。(右写真)
 2005年3月21日 
 この写真を最後にして部屋へ戻り、朝食を頂き、山頂は雪が多いし、 何度も行っているので、パスして下山開始です。 

 下山してからはそのまま新潟へ帰っても早いので、ドライブで富士を見ながら行こうと思い、下部温泉街へ入り「本栖みち」を通りました。


 本栖みちは「日本百名道 番外編」に選ばれている、富士を見ながらヘヤピンカーブの連続の勾配のキツイ道路なのです。


 遥拝所でも帰る時には春霞に覆われて富士の姿は、もう見えませんでした。
下山者を見送るお坊さん達 サルオガセが巻きついた木


 ぼんやりした富士ではありましたが、富士五湖からの富士をそれぞれ車を走らせて見ることが出来て、山中湖ICから新潟へ。
 


 まずは本栖湖の富士
本栖湖からの富士 精進湖からの富士
西湖からの富士 河口湖からの富士
河口湖畔で「牛肉ほうとう」 山中湖からの富士