会山行紀行文 2015年
 3.01(日)〜3.02(月)
雪   快晴
(ちょうじゃがだけ)(てんしがだけ)
倉見山
・長者ヶ岳・天子ヶ岳
1256m 1336m 1330m 
参加者 (紀行文) 2070 S/F
3名
(男性3名・女性0名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
≪3/1(日)雨後雪≫
新潟(7:00)=都留IC=倉見山登山口(11:10-11:15)…鉄塔下…倉見山山頂(13:00-13:05)…往路…登山口(14:45)
=本栖湖「松風」(16:00)
≪3/2(月)快晴≫
本栖湖「松風」(6:40)=田貫湖湖畔P(7:15-7:25)…登山口(7:30)…展望ベンチ(8:30)…長者ヶ岳山頂(9:20-9:30)
…天子ヶ岳山頂(10:20-11:05)…往路…(12:50-13:00)=休暇村「富士」入浴(13:05-14:10)=新潟(19:30)
≪紀行文≫
                               〜〜〜素晴らしい富士に出会えて〜〜〜

 関東在住の友人と登山の約束をしていたので新潟から3人で向かう計画を立てるも、肝心の友人が都合悪くなり男3人の登山となった。
 行先は都留市の「倉見山」と富士宮市の「長者ヶ岳・天子ヶ岳」、ともに富士が楽しめる名山だ。
≪3/1(日)雨後雪≫
 天気予報は“雨”しかも降水確率90%、迷うところだが行ってみようと登山口へ。
 登山口は直ぐ分ったのだが車を止める場所が無い。近くの民家に尋ねると「うちの庭に停めて良いよ」との有り難い言葉で雨が吹っ飛ぶくらいの勇気を頂いた。
 
 登山口は長泉院と言うお寺の墓地から登って行くも、いきなりの急登が続く、少し登った処に建つお堂に手を合わせ安全登山を祈願する。
 登山道は45分程緩急を繰り返し結構キツイ。
長泉院脇の登山口 少し登ったところの御堂 緩やかな登りもある

 漸く前方に鉄塔が観えてきた。ここまでくれば急な登りは少なくなり尾根歩きとなる…筈だったが、この先も幾つかのピークを迎える度に急な登りが待っていた。
 徐々に雨が雪に変わり、風も強くなる頃山頂に到着。
 この山頂から富士が望める筈なのだが、今日の天気ではどうしようもない。
 寒すぎてご飯どころではないと即下山開始。
前方鉄塔が(キツイ登りもここまで) 明るい尾根歩きが続く 倉見山山頂(富士が観えるはず…)

 何も食べず下山したところ、車を停めさせて頂いた民家の奥さんが「寒かったでしょう、暖かいお茶でもどうぞ」と言われ大歓迎。
 漸く暖かいお茶と弁当で昼食を済ませることが出来た。

 昼食後宿に電話し、お風呂の用意をお願いする。
 宿に到着すると暖かいお風呂が待っていて冷え切った身体を温めてくれた。

 夕食はご主人が昨日獲ったイノシシを中心に鹿や熊のオンパレードとなった。

 1月に来たときはイノシシが獲れなかったので普通の牛肉だったが今回はラッキーだった。
宿「松風」の猪、鹿、熊ずくしの料理
 ≪3/2(月)快晴≫
 昨日の悪天候が嘘のような青空が広がっていて、宿の窓から富士がくっきりと見えた。
 早めの朝食を頂き長者ヶ岳登山口のある田貫湖湖畔に向かう。
 途中朝霧高原でご来光を観ることが出来た。

 湖畔の駐車場にはワカサギ釣りの車が沢山停まっており、その隙間に車を停め登山準備となった。
 登山口は駐車場から少し登ったところにある。いきなり長い階段が目に入る。
朝霧高原でのご来光と富士 田貫湖湖畔からの富士 湖畔から少し上ったところの登山口

 長い階段状の登山道を登っていくと右手が明るく広い登山道となる。その後も穏急の階段が繰り返されるが、やがてベンチが置かれて休憩ポイントに着く、富士山側の木々が開かれており素晴らしい富士の富士の全容が観える。次の第二ベンチも同様。
広い登山道(見た目より急)が続く 第一ベンチからの富士 第二ベンチからの富士

 その後高度を高度を稼ぐと登山道は堅く凍った残雪の道となりアイゼンを装着。
 幾度かのアップダウンを繰り返し、広い長者ヶ岳の山頂に到着する。
 山頂からは裾野を広げた富士の素晴らしい全容を観ることが出来た。
 振り返ると南アルプスの名立たる山々も白い姿を魅せてくれた。
堅く凍った登山道 長者ヶ岳の山頂から観る富士 振り返ると南アルプス山々

 少し写真や展望を楽しんだ後、次の目的地天子ヶ岳を目指す。
 凍った急な登山道を慎重に降り、細い鞍部の道を進むと前方に天子ヶ岳?が観える。
 しかし、見えたのは山頂より手前のピークで幾度か騙されてしまう。
長者ヶ岳から天子ヶ岳に向かう 途中木々の間から田貫湖と富士が観える 細い鞍部迄降りると前方に天子ヶ岳?

 キツイ登りと騙しの山頂で少々へこたれ気味の歩きが続くと漸く天子ヶ岳山頂に到着する。
 山頂は広く陽が当たるのだが高い木々で囲まれている。ただ、富士の方向に少し行くと木々が開かれていて美しい富士を望むことが出来る。
広いが木々に囲まれた山頂 天子ヶ岳から観る富士

 木々が風邪を遮ってくれるため暖かい陽射しを浴びてゆったりと昼食をとった。
 山頂では途中知り合った地元の登山者が親切に様々な情報を教えて頂く。 
 情報の一つ「お風呂は13:30分まで行かないと入れませんよ」と聴き、急ぎ下山開始。
 何とか間に合ったお風呂には情報を頂いた方も入っており、湯船で登山談義を交わした。
 お風呂を楽しん後は新潟までの長〜い長〜い運転が待っていた。