会山行紀行文
No−135
グレード:C
2015年
 11.18(水)
曇り後小雨
(せどがろう)
背戸峨廊

  460m
参加者 (紀行文) 1862 Y/I 
32名
(男性8名・女性24名) (写真)1862Y/I 2051S/T
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=(磐越・常磐道)=いわき中央IC(9:10)=江田駅前駐車場(10:00-15)…遊歩道入口(10:20)…トッカケの滝(10:45)
…釜ヶ淵先(11:15)…遊歩道入口(12:10)…駐車場(12:15-12:30)=塩屋崎灯台&雲雀乃苑(13:30-13:55)=三崎公園
=いわき・ら・ら・ミュー(14:30-15:00)=いわき湯元IC(16:00)=(往路)=新潟駅(19:10)
≪紀行文≫
〜〜〜渓谷美に酔いしれ、スリルを味わう〜〜〜

 いわき市を流れる夏井川の支流、江田川は渓谷美と沢歩きが満喫できるコースです。
 詩人草野新平はその美しさに感動し、江田川渓谷を“背戸峨廊”(せどがろorせどがろう)と名付けました。
 「背戸」は隠れた所、「峨廊」は美しい岩壁の意味です。

 現在背戸峨廊は遊歩道として整備されていますが、遊歩道とは言え、梯子、鎖が連続しており、そう楽なコースではありません。
 その上、9月の豪雨により登山道が崩壊しトッカケの滝より先は立ち入り禁止になってしまいました。
 そのため、当初は背戸峨廊一周の計画でしたが、トッカケの滝までの往復とし、午後からは蓬田岳登山に切り替えての実行になりました。

 この日の背戸峨廊は、歩き初めに1組の老夫婦とすれ違ったのみで、楽山会ご一行様の独占状態でした。
 長い隊列を組み、滑りやすい沢沿いの道を小滝や清流を見ながら賑やかにかつ慎重に進みました。
磐越東線江田駅前駐車場で出発準備。
空模様が気になります。
(Y/I)
大きな看板を右に見て
遊歩道入口に向かいます。
(S/T)
歩き始めから沢歩きが始まりました。
清流と落ち葉、風情を感じるコースです
(S/T)

 ところが、わずか30分足らずでトッカケの滝に着いてしまいました。
 「えっ!もう終わり?」みんなの顔には落胆の色が見て取れます。
 いえいえ違います、その先は立ち入り禁止とは言え、事前に確認してありましたし、みんなの足取りもしっかりしており、大丈夫と判断し前進しました。
どうでしょうこの景色!
思わず足を止めて眺めます。
(Y/I)
清流の音を聞きながらどんどん進みます。
すっごく足が速いなぁ〜。
(Y/I)
30分もしないうちにトッカケの滝に
着いてしまいました。見事な滝です。
(S/T)

 まずは垂直な長い梯子を登ります。鎖に掴まりながら岩壁をヘツリます。
 鎖の無い個所さえもありました。
もう少し行ってみましょう。
滝の横の長い梯子を登り始めました。
(Y/I)
こんな感じです。みんな足がしっかりしているのでそれほど渋滞もせず通過しました(S/T) 背戸峨廊、まだまだ続いています。岩壁を
へつったり、ちょっぴりスリルも味わえます。(Y/I)

 しかし、釜ヶ淵の先で橋が流されており、これ以上の冒険は避けて已む無く戻りました。
おやおや?9月の豪雨で橋が流されたようです。ここが潮時でしょうか(Y/I) みなさ〜ん!ここで引き返しますよ〜!
足元気を付けてくださ〜い!
(S/T)
トッカケの滝まで戻って一息ついているところ。少し怖かったかなぁ〜。(Y/I)

 美しい渓谷美も味わえましたし、結構スリルも味わえました。目的の半分とは言え堪能できた山行でした。
帰りも清流と落ち葉に
癒されながら歩きました。
(Y/I)
静かな流れもまた良いものです。
名前は分かりませんが魚影も見えました

(Y/I)
満足!満足!みなさん良いお顔をしています(Y/I)


 バスに乗ると同時に我慢していたように空からぽつぽつと雨滴が落ちてきました。

 蓬田岳はあきらめていわき市の方へ向かいました。


 塩屋岬灯台&雲雀乃苑や小名浜漁港のいわき・ら・ら・ミューに立ち寄り帰路につきましたが、車窓から4年前の東日本大震災の復興がまだ進行中という状況も見え、改めて津波の恐ろしさを実感しました。
バスに乗ったら雨が降って来ました。
蓬田岳はあきらめていわきの海岸をドライブして帰りました。
(Y/I)