≪紀行文≫ |
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変化に富んだ湯川の渓谷と紅葉を眺めながら安達太良山、乳白色をした温泉くろがね小屋に泊まり
翌日は鉄山〜箕輪山〜鬼面山〜野地温泉へ縦走しました |
【2日目】
鉄山(てつざん) (1709m)、箕輪山 (みのわさん) (1728m) 、鬼面山(きめんざん) (1482m)
朝起きて外を出たら、雲一つない快晴。
昨日夕食の際に小屋のご主人から明日の予報の説明があった通り。
当方のスマートフォンは電波が届かなく情報は取れなかったので、参考になった。
朝食5:30なので、予定の出発時間を30分早め、小屋のご主人にお礼のあいさつをし、集合写真撮影の後6:30小屋を出発。
峰の辻までは同じ登山道を登り、鉄山に当たる朝日を眺めながら、ゆっくりと快適に登る。
紺碧の空が目に焼き付く。
峰の辻に7:15到着し休憩の後、矢筈森・鉄山方向の馬の背の分岐までガレ場であるが緩やかな登りを歩く。 |
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安達太良連山縦走の軌跡 |
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小屋から朝日を浴びた馬の背、右鉄山が |
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くろがね小屋で集合写真 |
小屋前で登山準備(S/T)
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小屋を後に峰の辻までガレ場を登る |
峰の辻で休憩、峰の辻から
安達太良山頂上の乳頭が見える(S/T) |
峰の辻から矢筈森・鉄山方向の馬の背の
分岐までガレ場であるが緩やかな登りを歩く(S/T)
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分岐で沼ノ平が見渡せるので、撮影タイム休憩とした。
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馬の背分岐手前(S/T) |
分岐で沼ノ平が見渡せるので、撮影タイム(S/T)
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沼ノ平 |
馬の背を通り鉄山直前は岩場の急登。上がってトラバース気味に進み、鉄山の頂上へ8:10到着。
鉄山山頂からの眺望も雄大なのでお勧めの場所。
鉄山は安達太良山の北側にあり噴火口の外輪山の一つで、温泉のある山小屋として有名な「くろがね小屋」の裏山的な場所にありマグマが固まった岩山で、安達太良縦走路の中間にあって展望の良いビュースポットとなっている。 |
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正面の鉄山へ馬の背を歩く(S/T) |
馬の背からガレ場を下る(S/T) |
鉄山の岩場の急登を登る(S/T) |
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鉄山をトラバース気味に進む、
向こうに鉄山避難小屋が見えた(S/T) |
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なだらかなガレ場を下ると鉄山避難小屋(S/T) |
鉄山頂上で集合写真 |
なだらかなガレ場を下ると鉄山避難小屋に8:18到着。
予定よりかなり早く着いたのと、コーヒーが飲みたかったのでコーヒータイムの時間を取った。
ここからの眺めも良く、磐梯山、安達太良山、箕輪山など景色を眺めてゆっくりとした時間を過ごした。
鉄山避難小屋は最近改築したのか綺麗で立派な小屋である。
小屋を8:38出発し箕輪山へ向かう。なだらかな登山道に見えるが、笹平分岐に着くまでは急坂で歩きにくい箇所もあり20分ほどかかった。 |
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綺麗で立派な鉄山避難小屋、
ここでコーヒータイムの時間を取る(S/T) |
小屋を出発し、正面の箕輪山へ向かう(S/T)
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箕輪山へのなだらかの登山道に見えたが
急坂で歩きにくい、
ナナカマドの赤い実が綺麗に映える(S/T) |
箕輪山に9:31に到着。南北に10km余り連なる安達太良連峰の北部に位置する最高峰であるが、遮る物の何もない広い山頂からの雄大な眺めと開放感は実にすばらしく、自然に感嘆の声が上がる。
安達太良連峰は風の通り道となっており、強風が吹き荒れることが多いが馬の背から鉄山、箕輪山まで全く風はなかった。
南側には、鉄山の奥に安達太良山の山頂部の岩峰や荒涼とした沼ノ平が見える。
西側には、磐梯山や裏磐梯、飯豊連峰、吾妻連峰のパノラマが広がる。
三角点付近からは北側の眺望がよく、福島盆地や蔵王連峰、阿武隈山地北部を望めた。 |
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倉部の笹平分岐、
ここから右へ行く行くと塩沢登山口へ |
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箕輪山山頂への登り |
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山頂で休憩 |
箕輪山山頂で集合写真 |
山頂で眺望を十分堪能し、鬼面山分岐の指道標の所で9:41鬼面山を目指す。
登山道の初めは少々藪っぽい個所が目立つが、そのうち粘土質の滑りやすい状態が暫く続くので足元に注意しながら下山する。
予定時間を少しオーバーしながらゆっくり下った。
箕輪山頂から1時間10分かけて、箕輪山と鬼面山の鞍部に到着。ここからガレた登山道を登り返す。
鞍部から20分ほどで、鬼面山の山頂に11:10到着。 |
鬼面山は、安達太良連峰の北端に位置する山で北面が切り立った崖となっていることから鬼の面ということで鬼面山(きめんざん)と呼ばれている。
小広いガレた山頂からは360度の大展望なのでここで昼食とした。
ここから、雄大な箕輪山が見えるほか安達太良連峰の北端のピークだけあって、吾妻連峰の吾妻富士、一切経山、高山、東吾妻山、中吾妻山、西大巓や福島市が間近に見える。
遠くは飯豊連峰も見える。 |
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箕輪山山頂から下山開始(S/T) |
笹原の下山道から鬼面山が見えてきた(S/T) |
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鬼面山が近づいてきた |
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鬼面山山頂で昼食 |
鬼面山頂上で集合写真 |
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吾妻連峰の山々を説明中(S/T) |
下山開始、右から吾妻連峰の吾妻富士、一切経山、高山、東吾妻山、中吾妻山(S/T) |
昼食後、鬼面山山頂を11:45出発し、旧土湯峠を目指す。高度を下げるにつれ、野地温泉の建物や駐車場が次第にはっきりしてくる。
途中、鬼面山北壁の断崖上部ではロープが張ってある。
鬼面山山頂から30分ほどで高圧電線の下を通過すれば、すぐに旧土湯峠である。
安達太良連峰と吾妻連峰の大きな鞍部ともいえる旧土湯峠は、広々としており草原のような雰囲気がある。
旧土湯峠は十字路となっており、ここから北が野地温泉方面、西が新野地温泉と現・土湯峠方面、南が横向温泉方面である。 |
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眼下には下山口の野地温泉が見える(S/T) |
旧土湯峠に向かって下山(S/T) |
旧土湯峠直前の広々とした草原 |
横向温泉方面へ下る計画を変更し、野地温泉登山口を目指して旧土湯峠から下る。
野地温泉側へのコースも整備されている。「ブナッ子路」と名付けられたブナ林の中の快適な道で当然野地温泉ホテルの建物の左脇直ぐに12:27到着する。ここまで来たら、当然野地温泉ホテルへ入浴する。
バスはホテルの駐車場で待っており、入浴道具を抱えて12:30から1時間30分入浴、休憩時間とした。
ここの温泉も乳白色の硫黄温泉で6つの露天風呂等の温泉がある。休憩室で温泉に浸かった後憩いの一杯、いや数杯のお酒・ビール。
1時間半の間に4つの温泉に入った強者もいた。 |
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旧土湯峠の標識、十字路で
北が野地温泉方面に向かう |
野地温泉への整備されている「ブナッ子路」と名付けられたブナ林の中の快適な道 |
野地温泉ホテルの建物の左脇に到着(S/T) |