≪コースタイム≫
新潟駅(5:00)=弥平四郎登山口(7:30)…祓川山荘(7:55)十森清水(9:10)…松平峠(9:40)…分岐(10:25)…疣岩山(10:50)
…三国岳小屋(11:20-12:00)…疣岩山(12:40)…分岐(12:55)…上の越(13:50)…鏡山(14:25)…上の越(15:00)…弥平四郎登山口(16:00-16:20)
=新潟駅(18:20) |
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≪紀行文≫ |
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〜〜〜凄い達成感を味わう〜〜〜 |
今年の春先の会山行で倉手山から真っ白な雪を冠った雄大な飯豊連峰に大感動した思い出がある。
今回は紅葉真っ盛りの飯豊連峰をとのことで申し込んだ。
山行計画書で地図を広げ、歩行時間等考えたら初めての私には相当難儀な山旅だと想像して不安が募る。
まずは頑張って挑戦しようと晴れた当日朝、真っ暗な4時過ぎに車で駅南口へ。
まだ私一人、緊張する心と体をストレッチ等で解しながら屈強揃いのメンバーさんを待つ。
予定時刻5時マイクロバスは新潟駅を出発、途中安田ICで全員揃い一路弥平四郎登山口へ。
西会津に入ると紅葉の山並みが眼に入り気分も高揚してくる。
車中リーダーより本日下山予定の弥生登山口に通ずる道路が悪路の為、鏡山より弥平四郎登山口へ下山とのコース変更の説明を受けてから身支度を整え登山口を出発。
秡川に架かる橋を渡り程なく二階建ての祓川山荘に到着。覗くと無人だが立派な炊事場と寝具の設備がある。
最初の休憩で身軽になり暫く大きなブナ林の黄葉の中、色々な落ち葉を拾い集めるメンバーさん、和やかな会話とカサコソと乾いた落ち葉を踏みしめながら歩く音も楽しみながらゆったり前に進む。
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駐車場脇にある案内板 |
祓川山荘 |
落葉を拾いながらゆっくりと |
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紅葉を楽しみながら落ち葉を踏みしめながら歩く |
朝日に照らされた山肌の美しさに「ワァ〜綺麗ね〜」の感嘆の声。心癒される。
だんだん細い道と急登の連続、湿度も高く感じる今朝、早速汗が噴き出る。
少しすると十森沢の水場。一息入れて急登を頑張ると松平峠、紅葉に彩られた疣岩山が間近に見えた。汗をかいた体に心地よい風。
ここから最後の難所である急峻な松平尾根を登る。砂岩に近い感じで滑りやすい。
岩山の連続で私の足にヅキと嫌な予感が走った疣岩分岐。左が上の越・鏡山方面、右が疣岩山・三国岳方面。
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中間道は紅葉真っ盛り |
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一歩一歩進みます。 |
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中間道は紅葉の中 |
厳しい松平尾根を登る |
分岐をめざして松平尾根 |
この先大変な事にならない様メンバーさんよりフォローを受けながら気合を入れて登りを頑張る。
ここから直ぐの獅子沼に寄ってみるが殆ど水は無い。晴れていると飯豊山の絶景ポイントもガスって残念。しかし周りの綺麗な草紅葉と燃えるような見事な紅葉を眺めながら疣岩山へ向かう。
斜度も緩やかで歩き易い、疣岩山の山頂の三角点を確認、紅葉の山塊のパノラマを一瞬楽しみそのまま直ぐに三国岳へ向かう。
真正面に三国岳山頂そして三国岳避難小屋が眼に入る。
足の疲れもピークに達したが先輩メンバーさんの励ましで漸く三国岳山頂に到着。
風が強く寒い避難小屋の前でリーダーさんが待っていてくれたのが嬉しかった。
避難小屋で昼食タイム。温かい飲み物が何よりのご馳走。疲れた体にホット一息至福の時を過ごす。
栄養を補給し気力を充実、寒さ対策をしっかりして三国避難小屋前で記念撮影。
ここからは三国岳を後に鏡山へ向かう。
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あと一歩です。三国岳を目指して |
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ようやく三国岳小屋に着きました |
三国岳小屋前で集合写真 |
振り返って紅葉の急斜面を登った感慨を胸に来た道を戻る。
疣岩山を登り返し、上の越までは右に左に紅葉の絶景を楽しみながらも食後の身には厳しいアップダウンの長い繰り返し。
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漸く鏡山と弥平四郎登山口への分岐の上の越に到着。
フーッと一息つく間もなく休憩せずザックをデポして汗をかいたままの勢いで鏡山を目指す。
風が強く空身の背中が冷たい。兎に角一生懸命鏡山山頂を目指しスピードで登る。
登り下りの連続で少し身体も温まる。
稜線の左右には雄大な黄葉の絶景の連続に大感動。ここまで来なければ見らない景色。
しかし山頂は未だ? なかなか遠い。(私だけの感じ方?)先輩メンバーがもうすぐだよガンバ! と温かい励まし。
でもまだもう一つピークを越えて漸く最後の目的地が見えた。やったー!と喜ぶ間もなく登頂したメンバーさんから下山開始。
山頂は風も強くガスって眺望もきかない。集合写真も撮れず残念! |
燃えるような中間道の紅葉 |
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でも諦めず最後まで登れて最高。本当に嬉しかった。
ここでもリーダーさんが最後まで待っていてくれた。
後は激下りに挑戦。凄いメンバーさん揃い。恐るべしかな。
上の越に到着直前から少し雨が落ち始めたが大降りしない内に本当に最後の激下り開始。
落ち葉に埋まった木の根や岩を滑らないよう転ばないよう注意しながらも時々滑り転び下山を頑張る。
下りの緊張もピーク。どこまで続くのだろうとその時「着いたよー!」の声。
最後の激下り開始からちょうど一時間。
全く予定通りの時間に弥平四郎登山口に下山。皆んな明るい笑顔一杯なった。
良かったね。頑張ったね。目的の三国岳〜鏡山を縦走できたのです。
リーダーさんと握手で全員喜び合った。凄い達成感を味わう。
この度はリーダーさんはじめメンバーの皆様にお世話になり有難うございました。
初めての長時間でタフな山行を通じて改めて身の程を知り今後の糧に一歩一歩頑張りたいと強く思いました。
これからも温かいご指導宜しくお願い致します。
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下りも息が抜けなかった |
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