会山行紀行文
No−119
グレード:C
2015年
 10.20(火)
曇り後晴れ
(ひたいとりやま)
額取山

  1056m(大将旗山)
参加者 (紀行文) 2070 S/F 
19名
(男性6名・女性13名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
新潟駅(6:25)=猪苗代磐梯IC=御霊櫃峠(8:45-8:55)…黒岩山(9:25)…大将旗山(9:50−9:55)…額取山(10:55-11:55)…滝登山口(13:10-13:15)=郡山ユラックス熱海(13:45-13:50)=新潟駅(17:10)
≪紀行文≫
〜〜〜リーダーの思いが通じた山歩き〜〜〜

 額取山、地元では安積山(あさかやま)と呼ばれ道標もこの表示部分が多い。
 何れしても珍しい名前の山に興味が湧き、山行に申し込んだ。

 日本列島高気圧に覆われ概ね晴れ、夕方から崩れると言う予報なので、先ずは安心と現地に走る車窓から外を眺めるも濃い霧に覆われ遠望が効かない。
 途中立ち寄ったサービスエリアから観える筈の磐梯山も全く観えない。

 複雑な気持ちで登山口の御霊櫃(ごれいびつ)峠に着くと、青空が少しずつ広がるも、風があり冷たい。
 
 登山準備を済ませ、リーダーの説明後登山開始。

 駐車場から観える“真っ白な登山道”を登ります。
 真っ白な正体はこの山(岩山)の欠けた白い石が敷き詰められたような道。
 
歩いた道(クリックで拡大)
御霊櫃(ごれいびつ)峠で登山準備 リーダー説明の後出発(後方白い登山道) 白い石を敷き詰めたような登山道

 計画表を受け取り、自身で地図を調べたところ、登山道からは大きな登りは無くC緩位と思っていたが、実際に来てみると幾つものアップダウンが続く山並みを見て「結構大変かも」と思い始めた。
 最初のピークを乗り越えはるか向こうまで続く山並み、大きな木々も無く見晴の良い登山道が続く。
 最初の難所?黒岩山にはやや急な登山道となるがロープが張ってある。
 大きな岩山と言った具合の展望の良い黒岩山山頂から振り返ると今歩いてきた道が良くわかる。
左奥に観える大将旗山に続く山並み 黒岩山への急な登りにロープが 黒岩山から振り返る

 黒岩山を過ぎるとブナ林に向かって下がっていく。
 ブナ林は紅葉期を過ぎ落葉期と言った感じだがこれもまた美しい。
 ブナ林を過ぎるとまた展望の良い山歩きとなる。
 やがて前方に目立ったピークが近づく。
 このピークが今回の最高峰大将旗山山頂で素晴らしい展望を期待していたのだが遠望の山々は濃霧が掛かったかのように観えなかった。
落葉期のブナ林もまた良し 展望が開ける登山道 大将旗山の広い山頂

 大将旗山を過ぎるとまた紅葉する樹林帯に向かって降りる。
 降りきると明るい歩きと言った変化あるアップダウンを繰り返しているとはるか前方に目指す額取山が観えてきた。
 やや紅葉期が過ぎた山だがまだまだ美しい紅葉が楽しめた。
紅葉に樹林帯に向かった下降 明るい尾根歩き 歩く先に額取山が観えてきた

 紅葉や落ちているどんぐりや栗等の木の実、未だ咲いていた可憐な花々等を楽しみながらアップダウンを繰り返して額取山山頂に到着。
 予定より早く登着したこともありゆっくりと昼食休憩。ただ山頂部は冷たい風が当たるので少し下がったところで場所を確保した。
 我々が到着したときは静かな山だと感じたのだが昼食を摂っていると多くの人が上がってくる。
 平日なのにと考えると結構人気がある山だとも言える。
 山頂から地図を見ながら展望をと思っていたが、遠くの山々の天気が良くないのか磐梯山がやっと観え、安達太良が薄っすらと観える程度でしかなかった。この山の上には雲が無いのに。
額取山山頂に到着
山頂の風を避けて低いところで昼食 山頂での集合写真

 一時間ほど山頂を楽しみ下山開始。
 登りルートとは異なり展望が無い樹林帯が続く、しかも急で滑りやすい処もある。(雨の日はちょっとと思わせられる)。
 額取山だけの登頂であれば木々の豊かなこのルートも面白いと思った。

 やがて登山度が広く緩やかな下りになってくると下山口が近い。
下山開始  まだまだ紅葉が美しい  広い登山道

 下山口には我々のバス以外にも数台の乗用車が停まっていた。

 想像以上に変化があり、展望があり素晴らしい山だった。
 バス利用の会山行だったから楽しめるルート設定が出来たのだが、マイカーだとどのルートとるのか話題となった。(多くは御霊櫃峠ルートと話していた)

 今回のルートを計画するにあたって、Hリーダーは両ルートから山頂迄歩き下見をされた。
 リーダーとして素晴らしい姿勢と敬服する。
 そのご褒美なのか終日素晴らしい好天に恵まれた山歩きを堪能することができた。 

 リーダーはじめ足並みの揃ったメンバー各位に感謝感謝の一日でした。
 下山口の道標(駐車場もある)

≪名残惜しそうに咲いていた花々≫