≪紀行文≫ |
|
|
〜〜〜いい山歩きが出来た〜〜〜 |
日本百名山であり魚沼三山の一つである“越後駒ヶ岳”。
こんな良い山に新潟に永く住んでいながら先月20日まで一度も訪れなかった。
もっと早く登るチャンスはいくらでもあったのだが…。
≪9/28(月)≫
天気予報は悪くないと思いつつも“ある山天気サイト”では不適格と出ていたので、心の片隅では若干の不安もあった。
新潟を予定通りに出発し、予定より早く登山口の枝折峠に着く頃には快晴ではないが晴れ間もありまずまずの天気だった。
枝折峠では各自が登山準備をしている間に登山届を提出した。
歩き始めはやや勾配はあるものの比較的歩きやすい登山道で準備運動的な感覚で歩く。
しかし、そんな道もすぐ終わり崩落し狭くなった部分が有ったりで登山道らしくなってくる。 |
(クリックで拡大) |
|
歩いた登山道 |
|
|
|
枝折峠駐車場で登山準備 |
穏やかな登り始め |
崩れ歩き辛い登山道も |
一登りすると展望の開けた尾根に出る、そこには優しいお顔の観音様?が我々を迎えてくれるのせご挨拶。
若干の樹林帯を通過し間もなく枝折大明神をお祀りしてあるお堂に到着。ここが“銀の道”の最高点らしい。
この付近まで来ると美しい紅葉の木が目に付くようになる。 |
|
|
|
開けた尾根に観音様が |
枝折大明神(銀の道十合目) |
鮮やかな紅葉 |
一向に高度は稼がないがアップダウンが続く。高い地点では明るく展望があり、低い地点では湿っぽく木道が設置されている。
そんな道を繰り返しながら道行山の裾を通過し、しばらく進むと小倉山に着く。
ここは駒の湯からのコースとの合流点でもある。ここで昼食タイムとする(団体登山ではここしか昼食場所はない)。 |
|
|
|
開けた尾根道 |
低く湿った道には木道 |
小倉山で昼食 |
小倉山からも暫くは小さなアップダウンが続くが、百草の池を通過すると急にキツイ登りが続く。(足場の悪い部分もあり) |
|
|
|
紅葉した小さなピークを繰り返す1866S/T |
百草ノ池 1866S/T |
急な登りが続く |
急で歩き辛い登山道を登って行くと展望が開けたところに出る。ここが前駒で、ここからが少々厄介な登山道となる。
ここで先行組と通常組と分かれ、先行組はスピードアップし小屋に向かう(小屋の寝床確保の為)。
時間的には大した距離ではないが、鎖もロープも無い岩場で登りはともかく下り特に雨の下りは要注意の道。
ややガスがかかってきたが見上げるとアンテナが観え、駒の小屋が近いことを知らせてくれる。 |
|
|
|
前駒付近(リーダーの説明有) 1866S/T |
急な岩場を登って行く 1866S/T |
漸く駒の小屋に到着 |
小屋に到着後荷物をデポし殆ど空荷状態で山頂を目指す。
途中中ノ岳への分岐路を右に折れると山頂は直ぐ。しかし雲の流れが速く短時間でガスってしまう(展望は無理かな)。
山頂で暫く滞在するも一向にガスが切れる気配もないことから小屋に戻ることにした。 |
|
|
中ノ岳への分岐路 |
|
越後駒の山頂が観えた |
メンバー全員無事山頂に立ちました。 |
山頂から戻り、各自寝床の確保と荷物の整理が終わったメンバーから前庭に集まり幾度も「カンパ〜イ」が繰り返された。
なにせこの小屋ビールは売っているので。
楽しい夕餉も日が暮れてくると寒くなり自然とお開き、各自自分の寝床に戻っていった。 |
|
|
|
小屋が観えてきました。 |
小屋の前庭で夕食パーティーが開かれる |
小屋には電気が無いので日暮れイコール寝る準備、 七時には大半のメンバーは眠りに入ってしまい、自身も後を追うように眠ったが夜半の雨音に目が覚め、明日のことが心配になり眠りが浅くなった。 |
|
≪9/29(火)≫
早朝暗いうちに小屋の外に出ると雨は上がっていたが、相変わらず雲の流れが良くない。
4時過ぎにはあちらこちらで寝起き作業が始まり5時前には朝食が始まった。
朝食時出発は6時半と告げる。
朝食後寝床や荷物の整理を済ませ庭に出ると雲の切れ間から陽が差した。
その陽射しが山頂に当たり、草紅葉が鮮やかなオレンジ色に染まった。
下山準備を済ませ朝陽を浴びてのメンバーが集合写真に納まった。
昨夜の雨で小屋直下の岩場が心配されるので声を掛けながら慎重に下った。 |
|
明け行く彼方に尾瀬燧ヶ岳が浮かぶ |
|
|
朝陽を浴びて準備(後方山頂)1866S/T |
|
小屋直下の急斜面を降りる |
下山前に小屋の前で集合写真 |
小屋から前駒までの稜線下りは慎重に降りるも、空は晴れあがり素晴らしい展望が広がったので、しばし足を止め展望に見入った。 |
|
|
|
狭い稜線を通過 1866S/T |
空の雲が消え始めた |
真っ青な空にしばし足を止める |
視点が変わると景色も変わる。明るくなった登山道も赤く染まり昨日歩いたはずなのに「こんなに綺麗だった」「えっこんな険しい道だった?」等の声も聞こえてくる。
様々な体感を楽しみながら高度を下げ、往路では寄らなかった道行山に登り360度の展望を楽しむ。 |
|
|
|
紅葉の中を歩くメンバー |
中ノ岳もくっきりと |
道行山山頂から観る越後駒ヶ岳 |
道雪山を過ぎると比較的歩きやすい道を進み、明神峠を通過し枝折峠に無事下山した。
今回メンバーに恵まれ遅れる事も、トラブルも無く感謝に堪えない。
良い山歩きをさせて頂いた。
≪秋の木々と花々≫ |
|
|
|
|
|
|