会山行紀行文
No−105
グレード:C
2015年
 9.26(土)
曇り時々霧雨
(にしあづまやま)(にしだいてん)
西吾妻山・西大巓縦走
2035m   1981m
参加者 (紀行文) 2097 T/Y 
24名
(男性9名・女性15名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(5:10)=ベイシア新潟豊栄店(5:40)=豊栄新潟東港IC=(日本海東北自動車道)=荒川胎内IC=(国道113号・県道2号)=天元台ロープウェイ湯元駅(8:30-8:40)≒天元台高原駅≒北望台(9:28-9:37)(1820m)…かもしか展望台(10:00)…大凹…梵天岩…天狗岩(11:38-12:30)…西吾妻山(13:50)(2035m)…西吾妻小屋…西大巓(14:10-14:15)(1981m)…グランデコ山頂駅(15:50)(1390m)≒グランデコ山麓駅(16:18)=猪苗代磐梯高原IC=(磐越道)=新潟中央IC=新潟駅南口(19:15)=ベイシア新潟豊栄店(19:45)
≪紀行文≫
〜〜〜霧の中、一足早い紅葉が楽しみながら秋の西吾妻から西大巓を歩く〜〜〜

 予報は曇り一時0.1〜0.4mの雨程度なので山行を決行した。
 新潟駅は雨のせいかまだ暗い。15名を乗せ新潟駅5時10分小型バスで出発、途中ベイシア新潟豊栄店駐車場で9名を乗せ合計24名。
 豊栄新潟東港ICから日本海東北自動車道に乗り、胎内ICで下りて国道113号等経由で天元台ロープウェイ湯元駅に8:30到着。
 登山口に近づくにつれ雲が薄くなり明るい。薄日が差しそうな雰囲気はあった。

 中大巓・西吾妻山はオオシラビソの原生林、ハイマツの広がり、そして高層湿原には可憐な高山植物が豊富で、山頂よりも周辺に見どころが多く、湿原や湖沼が点在するほか、シーズンにはチングルマなどが咲き乱れるお花畑がある。
 日本百名山に選ばれた西吾妻山は吾妻連峰の最高峰で2000m峰でありながら、山形県側からは天元台スキー場からリフトを利用して容易に登ることができる。

 西大巓は吾妻連峰の西端に位置し、ここもオオシラビソの原生林が広がり、山頂からは360度の大展望が楽しめる。
 連峰の最高峰で、日本百名山に選ばれた西吾妻山は樹林に覆われ全く視界がないので西大巓まで足を延ばす登山者も多い。

 ロープウェイ湯元駅内で登山準備。
 リフトの3基連続で乗ると寒くなるので、1枚厚手の服か雨具などを着こむよう指示し、8時40分発のロープウェイに乗り込む。
 今日は土曜日で紅葉の時期にかかわらず駐車場はガラガラ、ロープウェイ内も我々グループのみで空いていた。
 天元台ロープウェイ湯元駅に到着 ロープウェイ湯元駅内で登山準備  天元台高原駅に到着 

 ロープウェイ天元台高原駅に5分程で到着後は、歩いてリフト1基目から乗る。
 2人ずつ乗車するが、乗る・降りる時にうまくできない場合は、リフトを止める、ゆっくりになったりしていたので、リフトの管理の方が乗り降りに配慮していることが分かった。
 ロープウェイ天元台高原駅から北望台まで3基のリフトに乗っている間は、リフト周辺の紅葉が見ごろでした。
 リフト3基を乗り継ぎ、標高1820mの北望台へ到着(9:28)。
 ここからは米沢盆地(北西方向)の眺めが見事なところであるが残念ながら霧で見えない。
 3基目のリフトに乗る  リフト周辺の紅葉が見ごろ 3基目のリフト終点の北望台へ到着 

 ここから本格的な登山、長いリフト乗車で寒くなっている人が多いので、そのままの服装で歩くことにし、急登で大きめの石がゴロゴロあり、数日前から今朝までの雨で登山道は濡れていたため滑りやすいのでゆっくりと登る。
北望台で本格登山準備 岩場の急登が始まる登山口から登山開始 岩の多い登山道

 延々と足元を見て登れば気分も落ち込むが、登山道の周りは紅葉しており少し気分が和らぐ。
 そんなことから予定時間よりかなり早い23分でかもしか展望台(1940m)に到着(10:00)した。
 本来は見晴らしの良い所で天気が良ければ西側には飯豊連峰が大きく聳え、北側には朝日連峰や月山、蔵王の山々が望めるはずである。
紅葉の中を足元を気にしながら登る 霧霞んでいるかもしか展望台に到着 かもしか展望台で休憩

 かもしか展望台からすぐ下りの木道になり、人形石に向かう木道と湿原地帯の大凹、西吾妻山の梵天岩方面の分岐に差し掛かる。
 早速、池塘周りの草紅葉出会う。草紅葉は曇りの中でも素晴らしかった
分岐への湿原地帯の草紅葉 池塘と湿原地帯の草紅葉に囲まれた
木道を歩く
一面草紅葉
分岐点から大凹・西吾妻山への下り 池塘が点在している大凹で休憩 梵天岩への大きな岩場の急登

 その後も大凹、梵天岩、天狗岩、西吾妻小屋の間は湿原の中を抜けていく木道が多い登山道で、紅葉、池塘周りの草紅葉は曇りの中でも素晴らしかったが、霧で周辺の山々は見えない。
少し日が差してきた  霧が晴れ右梵天岩、左西吾妻山が
見えてきた 
近づいてきた梵天岩

 天狗岩に11:38到着し、西吾妻山が見える天狗岩の場所に陣取り12:30まで昼食を取る。昼食の間は霧雨もなく薄日が差し込む。 
 梵天岩を超える  梵天岩と天狗岩の分岐の標識  霧にかすむ天狗岩に到着
天狗岩の奥にある吾妻神社に
山行の無事を祈りに行く 
天狗岩で西吾妻山が見えるの場所に陣取り昼食、正面の山が西吾妻山  もうすぐ西吾妻山頂上
西吾妻山頂上で集合写真、1班の皆さん             2班の皆さん                  3班の皆さん

 西大巓までは一旦降りてから登りになるが霧で西大巓が見えなく黙々と歩く。
西吾妻山から西吾妻小屋までの木道、
ここも湿原は草紅葉 
正面が西吾妻小屋  西大巓までは一旦降りる 
西大巓の頂上標識 
樹林帯で眺望がなく、岩や木の根をのりこえ、ぬかるみを避けながら慎重に降りる 西大巓頂上で集合写真

  西大巓からグランデコ山頂駅までは樹林帯で眺望がなく、岩や木の根をのりこえ、ぬかるみを避けながらグランデコのゲレンデまで1時間20分強下っていく。
 特に今日は数日前から今朝までの雨で登山道は川のようになっており、足を置く場所を選びながらの下山でした。

 ようやくグランデコ山頂駅が見えるゲレンデに到着したが、ここもかなり急なのでジグザグにおりる登山道になっていた。

 グランデコ山頂駅に4時ぎりぎりに到着しパノラマゴンドラで山麓駅に来たときは晴れており、振り返ると西吾妻山から西大巓山頂が見えた。
 ゲレンデ最高地点直前の沢にある標識 グランデコ山頂駅が見えるゲレンデ最高
地点直前に到着、ここからゲレンデを下る 
パノラマゴンドラで山麓駅 
乗ってきたパノラマゴンドラ  西大巓からの悪路を無事下り切り
ホッとしているメンバー 
晴れて振り返ると
右手に西大巓から西吾妻山が見えた 
  
 今日の天候は曇り時々霧雨で周囲の山々も見えず次は晴天の縦走をと思っています。
 天候の悪い中LL、班長、会計さんとメンバーの皆さんからご協力をいただき御礼申し上げます。
 これからも、山行でご一緒することがあると思いますが、今後ともよろしくお願いします。