会山行紀行文
No−091
グレード:B
2015年
 8.03(月)〜6(木)
全日程晴れ
(ごしきがはら)(やくしだけ)
五色ヶ原・薬師岳

  2926m(薬師岳)
参加者 (紀行文) 2102 K/I 
12名
(男性7名・女性5名) (写真) 1630 S/0
≪コースタイム≫
≪8/3≫
新潟駅南口(4:00)=室堂(8:30-9:00)…一の越(9:45)…雄山(10:45-11:35)…一の越(12:05-12:10)…ザラ峠(16:00)…五色ケ原山荘(16:35)宿泊
≪8/4≫
五色ケ原山荘(6:30)…スゴノ頭(10:50-12:00)…スゴ乗越小屋(13:40)宿泊
≪8/5≫
スゴ乗越小屋(6:00)…薬師岳(11:00-12:00)…太郎平小屋(15:05)宿泊
≪8/6≫
太郎平小屋(6:30)…折立(10:10-10:25)=白樺ハイツ入浴(11:00-12:00)=新潟駅南口(16:15)
≪紀行文≫
〜〜〜山の大きさ、奥深さをじっくり味わう〜〜〜
≪8/3(月)≫
 バスは定刻に室堂に到着。晴天。準備を整えて3泊4日の薬師岳縦走が始まる。

 8月に入り夏休み夏山本番、老若男女でごった返す登山道は雄山へと続く。
 さすが100名山、日本3霊山でもある。

 私達も雄山を目指し一歩を踏み出した。

 3000m級の山に身体を慣らすように、ゆっくりとした足取りで確実に高度を上げる。

 雄山で昼食、一ノ越を経て浄土山。次第にガスに覆われ人影もまばらになる。

 竜王岳、鬼ヶ岳を迂回し獅子ヶ岳の頂に至る。
 眼下に黒部湖、目に前に五色ヶ原、その奥に目指す薬師岳の山並みが続く。
 
 室堂にて立山を望む
一の越から室堂を望む 雄山にて奥社 学校登山で大渋滞

 登り始めて6時間、疲労はピーク、深く切れ落ちるザラ峠を越え、五色ヶ原のお花畑に至る。
ザラ峠へのお花畑 ザラ峠への雪渓 ザラ峠へのお花畑

 剣、雄山、後ろ立山連峰から槍ヶ岳、笠ヶ岳までの名峰に囲まれた楽園“五色ヶ原山荘”
での宿泊です。
五色ケ原へのお花畑

≪8/4(火)≫

 二日目、澄み渡る青空、鷲岳の雪渓を横目に鷲山に向け、花に囲まれた穏やかな登り。

 雪渓からの風も心地よい。
雲上のオアシス五色ケ原  五色ケ原山荘にて集合写真 
後立山の山々を望む 鳶山にて目指す薬師岳を望む


 越中沢岳、スゴの頭、急登もなんのその、皆の足取りは軽快に。

 赤牛岳を目の前にしたスゴ乗越小屋に到着。
  越中沢岳にて五色ケ原、剣、立山を望む
越中沢岳にてのんびりと休憩 越中沢岳にて薬師岳を望む スゴの頭にて憩う
≪8/5(水)≫ 

 3日目、今回のクライマックス薬師岳に向かう。
 朝霧に濡れた花々の道をへて間山だ。 薬師岳の全容が観えてきた。
 大きく広がる裾野を持つ山容は実に大きく、切れ落ちたすり鉢状のカールが懐の広さを感じさせる。 
 スゴ乗越小屋 スゴから間山へのお花畑  チングルマやハクサンイチゲがキレイ 

 大きく波打ったように上下した稜線の岩場を登り切ると祠のある頂上についた。 360度の展望「ヤッター!」感激の声が上がる。
 昼食をとりじゅうぶん身体を休める。  
岩稜帯に尖った北薬師岳 
北薬師岳より金作カ−ルと薬師岳を望む   薬師岳山頂にて集合写真  
なだらかな山容と変貌する薬師岳の下山。

疲れを感じさせない足取りで一気に太郎小屋へ。

此処は北アルプス裏銀座への拠点、薬師岳、黒部五郎を目の前に、遠くに北アルプスの名立たる名峰を望む。

「おつかれさん」ジョッキーで乾杯。登山談義に花が咲く。

苦しかったことが全て楽しさに変わった。 
薬師岳からの下りの景色  太郎平小屋にて、
夕日が沈む明日も晴れるようです 
 ≪8/6(木)≫    

 最終日晴れ、雄大な薬師岳背に太郎平の緩やかな道をひたすら下り、折立に到着。


 3泊4日、山三昧、大自然てんこ盛りで、山の大きさ、奥深さをじっくり味わえる山行でした。

   太郎平小屋から黒部五郎岳を望む 太郎平のお花畑チングルマの果穂 
折立に下る太郎山を望む 名残惜しく薬師岳とお別れ 昼近くになると雲が湧いてくる