会山行紀行文
No−085
グレード:C上
2015年
 7.30(木)〜31(金)
曇り    晴れ
(からまつだけ)
唐松山

  2696m
参加者 (紀行文) 2134 Y/M 
21名
(男性7名・女性14名) (写真)2134Y/M 1341G/N
≪コースタイム≫
≪7月30日(木)≫
新潟駅南口(6:05)=八方ゴンドラ乗り場(9:50)=八方池山荘(10:30)…第3ケルン(11:42)…下ノ樺(12:00)…扇雪渓(12:50-13:20)
…丸山ケルン(13:50))…唐松岳頂上山荘(14:50)
≪7月31日(金)≫
唐松岳頂上山荘前でご来光見学(4:30-5:00)…唐松岳山頂(5:20)…唐松岳頂上山荘(5:50-7:30))…八方池(9:45)…八方池山荘(10::50)
=ゴンドラ乗り場(11:35)…道の駅小谷(12:30-14::10)…新潟駅南口(17:00)
≪紀行文≫
〜〜〜花とアルプスの山々に囲まれた、感動いっぱいの山行〜〜〜

 唐松岳は北アルプスの入門コース。しかも、唐松岳頂上山荘で一泊するので、初心者の私には、ありがたい山行。
 ご来光も楽しみである。

≪一日目≫

 八方ゴンドラ乗り場に着くと、覚悟していた雨も上がった。神様ありがとう。

 心も軽くゴンドラに乗り込んだ。

 6人乗りのゴンドラ1回と4人乗りのリフト2回を乗り継ぎ1830mの八方池山荘に到着。
   6人乗りのゴンドラ 4人乗りリフトと八方山荘 

 ここからいよいよ登山開始。

 登り始めるといきなり、花、花、花。
 山に咲く花のほとんどが咲いているのかと錯覚する程。

 植物の名前のついた標識や木道が整備されていて、ゆっくりと花を見ながら登る。

 途中に、ベンチも用意されていて、ここで休憩。
 ガスで景色がよく見えないのが残念。
花の標識 ベンチで休憩

 木道を登りきり、第2ケルンからは、石の階段を進む。


 八方ケルンが見えてくると、マツムシソウが花盛り。

 美しい形と紫の色に癒やされる。



 八方池には、都会の中学生がびっしり。
 山との対比がおもしろい。
第2ケルン 石の階段 八方ケルン
 
 第3ケルンを過ぎると、八方尾根の稜線に出る。ウスユキソウが可憐に咲いている。
 「下ノ樺」で休憩をとる。
マツムシソウ 八方池
第3ケルン ウスユキソウ 下ノ樺で休憩

 下から八方池上部までは、蛇紋岩の地質のため、高いところでしか見られない希少の高山植物が見られる。
 しかし、ここからは、標高が高いにもかかわらず、ダケカンバ林が生育するという逆転現象となる。

 大木のダケカンバ林を過ぎると、可憐なユキワリソウが咲き誇っている。けれど、お腹がぺこぺこ。お昼はまだかな?
 歩いて、歩いて、やっと扇雪渓に到着。雪渓を前にして昼食をとる。雪渓を吹く風が心地よい。
ダケカンバ林を行く
  
ダケカンバの大木 ユキワリソウ
お昼はまだかな 扇雪渓に到着

 軽くなったリュックで、黄色いキンポウゲの花畑を進むと丸山ケルンが見えてくる。

 霧が深くなってきた。
 白いチングルマのお花畑が幻想的。

 左側が切れ落ち、鎖もついている道を過ぎると、唐松頂上山荘に到着。

 この霧で、唐松岳には、明日登ることにして、今日は、ここで終わる。
 キンポウゲのお花畑 霧の中を進む   丸山ケルン
 
 チングルマのお花畑  慎重に  唐松岳頂上山荘
 ≪2日目≫

 朝、4時半に山荘を出て、ご来光を待つ。
 雲海を染める日の出に感動。

 そのまま、一気に唐松岳山頂へ。
 すばらしい展望を満喫して、山荘へ下ると、コマクサやトウヤクリンドウが静かに咲いている。

 山荘では、ヘリコプターが荷物を下ろしていた。 
 ご来光を待つ ご来光 唐松岳へ
 山頂からの展望 
コマクサ 唐松岳山頂にて
トウヤクリンドウ
 ヘリコプター  唐松岳山頂山荘にて 
  
 朝食を食べて、7時30分に山荘を出発。
 昨日見えなかった五竜岳や白馬三山を、しばらく眺めながら下る。
 空が青く、最高の展望。
 帰りは、八方池経由で木道を進み、バスに乗り込む。

 道の駅小谷で入浴し、昼食をとってから帰路についた。

 ゆとりのある行程だったので、本当にゆったりと楽しめた。
 花とアルプスの山々に囲まれた、感動いっぱいの山行でした。
下山開始   白馬三山が観えます  美しい稜線
 八方池散策  整備された木道 数多くの花々に出逢えました