会山行紀行文
No−066
グレード:C
2015年
 6.20(土)
曇り時々晴れ
(ねこまだけ)
猫魔山

  1404m
参加者 (紀行文) 2070 S/F 
20名
(男性9名・女性11名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
新潟駅(6:05)=磐梯河東IC=八方台登山口(8:15-8:30)…猫魔岳山頂(9:30-9:35)…猫岩(9:55-10:00)…雄国沼休憩舎(11:15-12:00)
…雄国沼周回(12:20-12:45)…雄国沼休憩舎(13:10-13:15)…雄国沼登山道入り口(14:30-14:35)=ラビスパ裏磐梯(14:45-15:45)
=新潟駅(18:25)
≪紀行文≫
                                〜〜〜理屈無しで素晴らしかった〜〜〜

 “猫魔”と聴くと、遠い昔にスキーで訪れた程度の認識、勿論会山行でたびたび実施されていることで所在地や特徴も知っているが、登ったことが無かった。ましてや雄国沼に至っては紀行文でキスゲがきれいな沼程度しか知らなかった。

 今回縁あって申込み参加させて頂き、期待感を持って新潟を定刻に出発。心配された天気も持ちそうでまずまず。
 磐越道を走り磐梯河東ICを降りるころには雲の切れ間から磐梯山が顔を出してくれたがその周辺、すなわち我が目的地猫魔岳は雲の中。

 磐梯山の登山口でもある八方台に到着すると、なんと大変な混雑で思わず「こんなに混んでいるの!」と言ってしまった、今日は土曜日だからしかたないのに。でもその多くは磐梯山に登るらしいと聴き安堵。

 手際よく登山準備を済ませ、リーダー先頭に猫魔岳を目指して登山開始となった。
車窓から観る磐梯山 大混雑の八方台登山口 リーダーを先頭に登山開始

 登山道は広く柔らかく、そして何より優しい緑のシャワーを浴びているようでとても気持ち良い。
 リーダーも適宜休憩をはさんでくれるので息が切れることも無い。
そこそこの傾斜があるが、目に優しい新緑の登山道を登る 無理のない適宜休憩

 淡い緑を通して暖かい陽射しで山頂からの展望を期待しつつ尾根筋に出ると…、ガス(霧・雲)が覆い始め遠望が効かなくなった。
 山頂に到着…どんどん雲が上がってくる、急いで集合写真と準備をしている間にも。

 何かすっきりしない集合写真を撮って、猫岩に向かった。
「山頂は近いよ!」展望期待!霧が!
一等三角点(山頂の少し先にある) 肝心の集合写真は薄っすらとガスが掛かってしまった
登山口から猫魔岳山頂までで出逢えた花々

 猫岩に向かって直ぐ、小さな雪解の水溜りに“モリアオガエル”の卵が数個木の枝にぶら下がっていて、メンバーは“モリアガ”っていた。
 間もなく前方に大きな岩が観えてきた。猫岩だ。相変わらず薄い雲が覆ているがこれから行く雄国沼は良く観え歓声が上がる。
 “緑一面の中の青”素晴らしい景色だ。少し離れるが猪苗代湖も望めた。 
モリアオガエルの卵 猫岩に立つメンバー 猫岩から観る雄国沼
猫魔岳山頂から猫岩の間で出逢えた花々

 猫岩を過ぎ、雄国沼に向かう登山道はどんどん下るのみ、途中足場の悪い小さな渡渉点もあるがご愛嬌の類。
 ほぼ降りきったと思う頃美しい湖面の雄国沼が観えてきた。
雄国沼に向かってどんどん下る 雄国沼にそそぐ沢を渡る 降りきると雄国沼が観える

 雄国沼に降りてからは、湖畔の道を歩き雄国沼休憩舎に向かう。

 湖面からくる風はすがすがしく快適な歩きを楽しめる。
雄国沼の水門に立つメンバー 湖面のすがすがしい風を受け雄国沼休憩舎に向かう
猫岩から雄国沼休憩舎の間で出逢えた花々

 到着した雄国沼休憩舎には多くの登山者が休んでいた、振り返ると今歩いてきた雄国沼と青空がとても美しく観えた。
 ここで約一時間の昼食休憩、ほとんどのメンバーは休憩舎内で食事をしていたが、小生、素晴らしい青空とすがすがしい風が勿体なく思い、外で食事を摂った。
雄国沼休憩舎に到着  振り返ると青空と沼が美しい 休憩舎の中で昼食タイム 

 雄国沼は理屈無しで素晴らしかった。
 ニッコウキスゲは少し早かったらしいが、空の青、雲の白、湖面の青、山と湿原の緑、ニッコウキスゲの黄、ツツジの赤が絶妙はコンビネーションを保っており、こんな時は良いカメラが欲しくなる。
雄国沼休憩舎を出発 雄国沼の木道に入る   雄国沼の向こうに我々が歩いてきた尾根が
 理屈無しで素晴らしい湖畔歩きを堪能  
少しアップにしてみる  木道脇にはこんな可憐な花も 熊?にかじられた道標

 もっとゆっくりとこの景色を観ていたいとの思いは無理なこと、沼を後にし休憩舎に戻る。

 全員揃ってのまともな集合写真は撮っていないと、ここで集合写真。皆さん満足げな様子で撮れていますでしょうか。

 後は、ひたすら雄国沼登山口を目指す。
 結構単純な登山道を一時間ほど歩くが、木々の新緑が美しく見飽きない。

 誰かが「よっぱら歩いたね」と言う頃、沢の音から車の音に切り替わり、やがて眼下に道路が観えてくる。
 車道に降りると、バスが待つ駐車場は直ぐ傍。
新緑が目を楽しませてくれる
雄国沼休憩舎前で集合写真  広く緩やかな登山道をひたすら歩く

 駐車場で待つバスの傍でリーダーと握手。

 いつもながら、このセレモニーは良いことだと思っている。
 リーダーもメンバー無いお互いの感謝の気持ちを言葉と握手で交わす。
 これが無いと山行が終わった気持ちになれない。

 帰路、汗を流す為にラビスパ裏磐梯に立ち寄った。
 小生は飲めないがメンバーの多くは上手そうにジョッキを空けていた。

 心配された天気も全く問題なく、そして何より事故も無かったことに感謝したい。
 リーダー、そしてご一緒したメンバー有難うございました。
雄国沼登山口駐車場に到着