≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=水源地駐車場(7:20−7:40)…加茂川貯水池登山口(8:00)…3合目(8:50−9:00)…大栃平(9:30−9:40)
…7合目ヒュッテ(10:45−11:00)…頂上(12:00−12:30)…6合目天狗の水場(14:10)…5合目避難小屋(14:20)
…北百川登山口(15:30−16:00)=(東三条駅経由)新潟駅(18:00) |
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≪紀行文≫
〜〜〜新緑三昧。爽やかな気分で歩くことができました〜〜〜
◆臨時ニュースを申し上げます。
5月10日に新潟楽山会のメンバー26名が新潟県の中央部に位置する川内山群の最高峰、標高1292.7mの粟ヶ岳の登頂に成功しました。標高1000m付近でアラレまじりの雨に見舞われながらも、加茂川貯水池から北百川に至るONEWAYルートを全員が無事踏破。
参加されたS/Kさんに山行の様子をお聞きしました(Q:質問、A:S/K)
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粟ヶ岳の登頂に成功した新潟楽山会のみなさん |
Q:天候は?
A:登り始めは曇り空、大栃平から見る粟ヶ岳は雲の中。6合目の手前からガスがかかりやがて雨に、途中小さなアラレも降りました。
朝4時の天気予報では1500m地点の気温が0℃〜−1℃でしたから叱るべし、春山は油断ならずですね。
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登山口に向かう |
貯水池のダムを渡る |
水面に新緑が映る |
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大栃平から粟庭の頭へ |
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緑に包まれながら登山道を登る |
粟ヶ岳山頂は雲の中 |
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雨が降り出し、アラレも |
ガスの中ヒュッテに到着 |
Q:雨は続いたのですか?
A:雨は7合目のヒュッテを出る頃には止みましたが、山頂はガスっていて楽しみにしていた眺望はお預け。
頂上での昼食後、寒くて「押しくらまんじゅう」を始めた人達がいましたが、高齢者のそれは妙にほほえましく、見ている私も温たまりました。
下山を開始して間もなく展望が開け、徐々に雲が上がって青空も出てきました。
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雨が止んだ山頂で昼食 |
押しくら饅頭で温まる |
下山で視界が開ける |
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牛の背で記念撮影 |
登ったルートを俯瞰 |
Q:景色は?
A:残雪が残る「午の背」から、登ってきた加茂コースを俯瞰、あの長い尾根を自分の足で登って来たのかと思うと感慨深いものがありました。
人間の一歩一歩の積み重ねは凄いです。
そして、粟ヶ岳山頂も登場、「さすが川内山塊の盟主」堂々としたその姿を何度も振り返って見ました。
その後も特長的な形をした袴腰山や、残雪が残る守門岳を望むことができました。
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振り返ると盟主粟ヶ岳(右から粟ヶ岳、中峰、北峰) |
あれが粟ヶ岳とリーダーが示す |
Q:お花は?
A:北峰を登って少し歩いた所に水芭蕉が綺麗に咲いていました。
「こんな所に水芭蕉が!」最後の急坂を登って来た後だっただけに心が「ホッコリ」しました。
下山道沿いにタムシバが咲き、斜面に群生したタムシバの美しさに女性の皆さんから大きな歓声が上がっていました。
Q:約1100mの登り降り、ハードだったのでは?
A:リーダーが登りをゆっくりペースにしてくれたので息が上がることありませんでしたが、下山で足にきて尻もちをついている人が私を含めて何人 かいました。
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なんと水芭蕉が咲いている |
タムシバが咲く |
斜面に群生したタムシバ |
Q:サプライズはありましたか?
A:山菜が多く出ていてゼンマイ、コシアブラなどを持ち帰った人がいたようです。それをつまみに一杯やれば、家に帰っても山を楽しめる。
私も料理のやり方を習得したいと思いました。 |
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ワラビをゲット |
コシアブラをゲット |
足元にはイワカガミ |
Q:トラブルは?
A:その一。下山道の土が雨でヌルヌル、ドロドロ、滑らないよう銘々がルートファインディング。
泥まみれになっては一大事と、木の枝を掴んだり足を伸ばしたり、ハラハラ・ドキドキ感を味わいました。
その二。下山の5合目で休憩中に突然「ギャー!」と女性たちの悲鳴、クマか、ヒルか?犯人は登山標識にへばりついて元気にピクピク動く小さ い毛虫の集団(100%クレームが来るので写真の掲載は自粛)。
すぐに降りたいという女性陣の懇願に、山菜取りを続けたそうな男性陣も下山と相成りました。
Q:一番印象的だったことは?
A:なんといっても、新緑の素晴らしさです。
水面に映る緑、雨を得て鮮やかさを増す緑、山肌を彩る緑、残雪に映える緑、全身を包み込むようなブナ林の緑・・・最初から最後まで
新緑三昧。終盤は涼しい風が木々を吹き渡り、爽やかな気分で歩くことができました。
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新緑の緑とタムシバの白 |
特長的な姿の袴腰山 |
残雪と木々の緑 |
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雪が残る守門岳 |
ブナの緑に包まれる |
樹齢推定400年の大きなブナの木 |
Q:最後に一言?
A:後で知ったのですが、雨とアラレに降られたヒュッテで「同じルートで下山しては?」と提案があったそうです。
リーダーは加茂ルートの鎖場や梯子を降る方が危険と計画通りを選択されたとのこと。
思い出深い山行の陰にリーダーの冷静な状況判断があったんですね。
天気も味方にし、魅力一杯の春山山行に導いて下さったリーダーに感謝を込めて「Good Job!」
◆お話し中のS/Kさんの笑顔から充実した山行ぶりが伝わってきました。以上臨時ニュースを終わります。
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