多宝山、弥彦山と言えば県民誰もが知る超有名で親しまれている山であり、誰もが幾度か足を運んでいる山。
当初、この山を会山行計画に出ていた時は正直なところ魅力を感じなかった。
リーダーのHさんから幾度か計画の話を聴く内に“面白そうだ”との思いが出てきて参加。
その面白そうだとのポイントは
・今まで一度も歩いたことが無いコース
・コースそのものが地図に出ていない
地元のHリーダーのことだから十分に熟知された上での計画と安心もあった。
晴天に恵まれたこの日、集合場所の田ノ浦駐車場には早々に参加者が集まり、其々が今回の期待を話題に登山準備を済ませた。
迎えのバスで登山口の泉林道へ向かう。
狭い林道を上がっていくと、登山口の道標も何もないただ踏み跡があるところに到着。
班単位の員数確認の後、すぐ狭い登山道?(作業道)を登り始めた。 |
縦走軌跡(クリック拡大)
1862 Y/Iさん提供 |
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縦走断面図(クリック拡大) 1862 Y/Iさん提供 |
距離8.1Km、累積標高+837m、-951m |
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田浦駐車場に集合 |
泉林道登山口 |
登山開始 |
登り始めて直ぐに勾配が急になり、自然林が覆い塞がるように緑一面の世界となった。
ストックは使えず、木の枝、幹を掴んでいかないと登れない程の急登りが延々と続く。
うっかり掴むと針を刺すような木々もあり難儀。
今日は晴れで良かった。雨でも降ったら登れない。
前行くメンバーの後ろ姿は見えても、その先に行くメンバーは木々の陰で全く見えない。
今何処辺りを登っているのかもよくわからない、おそらく多宝山に向かって真っ直ぐに登っているぐらいしか。
やがて急登の先に青空が見えてきた。尾根が近い。 |
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濃い樹林帯と急登で前を行くメンバーが見えない |
急登の先に青空が |
やっと通常の登山口に出たが…「ここは何処?」、左を観ると弥彦山が見える、と言うことは多宝山の山頂は右方向へ。
「こんな処に出るんだ!」疲れが飛ぶくらい達成感が湧いてきた。
晴れ渡った山頂はとてもまぶしく我々を迎えてくれた。見慣れた山頂も今日は達成感が違う。
山頂には今日登った道を作った方(Hリーダーの知人)が居られた。
しばし休憩の後、集合写真を撮り、昼食休憩ポイントの大平園地に向かった。 |
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こんなと所に出た!(向こうは弥彦) |
多宝山山頂が見えてきた |
多宝山山頂 |
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Hさんと話す今回の道を開いた方 |
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大平園地に向かう |
多宝山山頂での集合写真 |
大平園地までは歩きなれた道。直ぐに到着し東屋や木陰で楽しい昼食休憩。
いつもながら沢山の料理やお菓子が回ってくる(何も持っていかなくてもお腹が一杯になるかも)。
楽しい休憩の後、弥彦山を目指した。 |
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大平園地到着(向こうは弥彦) |
日陰を選んで昼食休憩 |
弥彦を目指して出発 |
弥彦九合目付近に来ると多くの登山者が居た(今日は祭日だった)。到着した山頂も賑わっていた。
穏やかな青空が広がる中、「このままここで横になりたい」との声も聞こえたが、頷ける。
山頂の鳥居脇に座り込んだ方が多く居たので、そのまそこで集合写真となった。 |
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九合目付近 |
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山頂(奥宮)が観えてきた |
弥彦山頂での集合写真(多くのメンバー座り込んだ場所) |
山頂を後にし九合目に、九合目からはスカイラインい向けて下山。
スカイラインを暫く進み、トンネルを潜った先のヘアピンカーブの部分のガードレールを越える(道標なんてものは無い)。 |
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九合目付近から海側に降りる |
スカイラインを西方向に進む |
ヘアピンの所から分け入る |
登山道?に分け入ると、再び深い樹林帯。新緑はまぶしく美しいが、急こう配で足元に注意が行く。
ウスズミザクラが美しく咲き誇る木々の切れ目から遠望すると多宝山が観える(個人的には弥彦より多宝の方が姿形が良いと思う)。
木々が深く、先行くメンバーが木に埋もれていて、木々の隙間から帽子やリュックが辛うじて観える。 |
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緑一杯の樹林帯に分け入る |
木々の切れ間から多宝山 |
先行くメンバーの頭やリュックだけが観える |
結構な急で深い樹林帯下り、道も漸く緩やかになってくるころ、せせらぎの音が耳に。
眼下のせせらぎに沿い下り、渡渉点へ降りる。
水量も少ないので渡渉とは言い難い面もあるが、対岸に渡り急坂を登ると田ノ浦駐車場のに到着。
楽しくもあり、スリル、変化に富んだとても面白い山行もこの地点をもって無事終了となった。
リーダーはじめメンバ―各位に感謝感謝の一日だった。 |
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渡渉ポイントまで降りる |
渡渉後急斜面を登る |
田ノ浦駐車場到着し解散式 |
山中で出逢った花々の一部です(登山経路順) |