会山行紀行文
No−023
グレードC
2015年
 4.19(日)
曇り時々晴れ
(とかみやま)
戸神山

  772m
参加者 (紀行文) 1507 N/O 
41名
(男性7名・女性34名) (写真) 1507 N/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=沼田IC=発知ふれあい広場(8:50-9:00)=虚空蔵尊P(9:05-9:10)…林道・鉱山跡コース…山頂(10:40-11:40)
…観音寺(12:07)…発知ふれあい広場(12:20-12:35)=望郷の湯(12:57-14:30)=沼田IC=新潟駅南口(17:10)
≪紀行文≫
                 〜〜〜遊び心も取り入れて親しんでいる「戸神山」が好きな山になりました〜〜〜
 「戸神山」を初めて知ったのは地元テレビ「山人」の遠藤ケイ氏からでした。
 関越道を沼田インターに近づくと、標高の割りには目立つ三角山、そして朽木を利用した動物の彫物がある山、360度展望にも優れていると聞けば行きたくなるに決まっています。

 1年待って、ようやく山行実施の日となりました。
 私個人としては2月7日に虚空蔵尊からピストン。
 3月14日虚空蔵尊から戸神山、高王山を経て観音寺へ下山して車道を歩いて虚空蔵尊へ戻りました。
 そして本番は3回目となりました。

 私が行きたくなった気持ちと同じ思いの方が多くいたとみえて、参加者は小型バス2台に分乗しての大所帯となりました。

 天気は晴れ、これが何よりのプレゼントです。

 トイレがあり下山地でもある発知ふれあい広場で、装備をして、バスに乗り込んで虚空蔵尊の登山口へ。

 この虚空蔵尊は沼田城の鬼門の方角に当たることから丑寅を祀り、神社を作ったのだそうです。
桜が迎えてくれた虚空蔵尊P 登山道はこの鳥居から
丑寅の石祠と神社

 参拝を済ませ少し石段を下がり、戻ります。
 そうです、此処から、動物ウォッチングが始まるのです。
 下見の時には桐生市で出しているMAPを片手に探して歩きましたが。
 作った動物を其処に置いた訳ではなく、其処で枯れた木を利用して作っているので、登山道脇とは限らないのです。

 まずは干支の一番だからなのか?ネズミです。
 全ての動物がそうですが、台座の木と動物とは一体なのです。

 これから次々と動物を発見して行きますが、この動物作者は地元沼田市の山本さんと言います。
 2月に訪れた時に、やはり地元の戸神山をこよなく愛し、毎日と言ってもよい程に通っている加藤さん他にお逢いしました。
 2月3日には山頂で豆まきをしたそうです。
 観音寺で午前中豆まき、午後には住職様は袈裟を着て、長靴で山頂で豆まき。
 来年は是非どうぞ!と言われました。
 その時に、4月19日には新潟から大勢で来ます(人数は確定していませんでしたが)と伝えました。

 鉱山跡コースへ差し掛かる頃に、下から山本さんの戸神山仲間の山田さんが追いついて、私達を岩場コースの先導、案内して下さいました。

 話が前後しますが、鉱山跡コースと林道コースの分岐までは林道コースのなだらかな道です。
 分岐から林道コースを10分程歩き、動物を発見後、又分岐まで戻り、進むといった具合です。
ネズミ フクロウ ウサギ
ぐんまちゃん チョッとメタボのオコジョ

 オコジョを見つけると鉱山跡コースとの分岐に出ますが、ひとまず、右の林道コースへ進みます。

 このリスはテレビでも大平さんがひときわ気に入ったようでした。
 次々に「可愛い!」の声がして、自然と童心に帰ります。

 次にバンビとフクロウです。
 この二体は少しよじ登った処にあります。

 下からズームで撮ることも出来ますがここはよじ登って!

 下から見ていた人にはバンビがタヌキに見えたとか・・・
追いかけっこリス・木の穴のリス
寝そべるリス バンビ 眠るフクロウ


 林道コースの最後は木の上にあり、皆さんにもよく眼を凝らして探してね〜〜と頼んでいるとさすがに眼の良い方が「いた!いた!」と見つけてくれました。

 アカゲラです。 
 一番右端の木の上部に一羽、少し下がって真ん中の木との枝のすぐ下に一羽。

 もし、普通にこれを見つけたら本物と見間違うでしょうね。

 2月に来た時には下山時に林道コースを山本さんと一緒に下山して動物を発見させてもらい、説明を受けました。


 アカゲラも見つけたことですし、分岐まで戻ります。

 ヒツジとサルを見つけました
 この二体は新しく、馬は昨年、羊は今年ですが、どうもあの可愛いリスとは違って、このヒツジは人面顔でちょっと引いてしまいますね。


 来年はサルが増えるのかな?
アカゲラ
分岐案内 ヒツジ  ウマ
立ち上がるリス ぐるぐるリス カエル カタツムリ

 動物ウォッチングも終り、いよいよ岩場道へ入ります。
 ストックは仕舞ってもらい、急がず、ゆっくりでも良いから・・・と。

 先導して下っている山田さんの説明ですと、この鈴の高さが634mつまりスカイツリーと同じ高さと言うことだそうです。 ついでに熊除け!!

 素晴らしい展望の山頂に到着しました。
 遠く上州武尊山と皇海山が望めます。
 この二座を眼の前にゆっくりと昼食タイムです。   
 岩場 岩場を越えての登り 枝の鈴
見守る山本さんと山田さん もうすぐ山頂ですよ 戸神山山頂(バックは子持山)
上州武尊山   皇海山 関越道と赤城山 

 さて、山本さん手作りの戸神山の焼印が押された木札を41枚全員が頂きました。
 先回はまだ人数が確定していなかったので、20名前後ですと答えていたのですが、余分を持ってきて下さったそうです。

 記念に集合写真にも山本さん、山田さんにも加わって頂きました。
 
集合写真(一班・二班の皆さん) 集合写真(三班・四班の皆さん)


 さて、下山する我々を上から見下ろしているのはワシです。

 幾つもあった動物の内、このワシの表情と沼田の町と空をバックにして、まるで「戸神山」の守護人のような風情を感じ、一番好きな動物です。


 下りは落葉松のジグザグの緩やかな下りとなります。
ワシ
楽々下り
お帰りなさいオコジョ  行ってらっしゃいオコジョ  最後にぐんまちゃんも 

 下山は観音寺です。
 観音寺は由緒ある古刹のようで、周辺には地蔵、仏様が多く鎮座しています。

 童心観音様もその一つで、震災で福島県沖に流されたものを陸揚げされ、所縁によりこちらへ移したのだとか。
 右頬に傷があるのはその時のもの。
観音寺の後ろから下って到着 観音寺 童心観音

 観音寺からは、発知ふれあい広場まで舗装路を歩き、バスで「望郷の湯」へ。
 時間の余裕がタップリあったので、今日はゆっくりと1時間30分の入浴タイムをとりました。

 陽も長くなったので、明るい内に新潟へ着くことが出来ました。

 沼田市民が大切に守って、遊び心も取り入れて親しんでいる「戸神山」は私も好きな山になりました。

 ※バス車内で、湯上りのビールが災いしたのか、車酔いで体調を崩した方がいましたが、大事に至らずに帰路に着くことが出来ました。

「望郷の湯」