会山行紀行文
No−140
グレードB〜C
2015年
 4.18(土)
晴れ
(岩登り講習)
カッタン岩

角田山
参加者 (紀行文) 2179 T/S 
17名
(男性11名・女性6名) (写真) 2179 T/S
≪コースタイム≫
角田浜集合(8:30-ロープワーク講習-10:00)…カッタン岩(1:30-16:00)…角田浜解散(16:20)
≪紀行文≫
                                〜〜〜有意義な岩登り体験〜〜〜

 昨年に続き角田山カッタン岩の岩登り体験に参加しました。
 不安定な天気が続いていましたが、この日は快晴となり絶好の登山日和でした。
 雪割草やカタクリのシーズンも終わり、灯台コースへ向かう登山者も少なくなっていました

 静かな角田浜で石井リーダーによるロープワークの講習会が始まりました。
 まず簡易ハーネスの作り方や8の字結び、巻き結び、ロープのしまい方などを教わりました。

 事前に配布されていたロープの結び方の手順書で予習してきたつもりでもすでに忘れています。

 その後,海岸の松の木を使って、ロープの装着,懸垂下降の要領などを丁寧に教えてもらいました。
 これらは頭で理解しているだけでは駄目で、身体に覚えさせて反射的にできるようになっていることが必要だと、その後の実地体験で痛感しました。

 海岸での講習終了後、山に向かい30分ほど急坂を登ってカッタン岩に到着。
 岩の上は平地とはうってかわり、風が強く時には体を飛ばされそうな突風が吹いています。

 強く吹き付ける風の中で,リーダーやベテランの方々が準備をしながら説明されるロープの固定、自己確保の方法などを皆、熱心に聞いています。
静かな角田浜 石井リーダーによるロープワークの講習 石井リーダーによる懸垂下降の講習

 準備が完了して、まず懸垂下降の体験です。
 ロープの装着、自己確保の手順を実際に手を取って教えていただくのですが、身体で覚えていないので何度も間違えます。
 しかし,これらは山で自分だけでなく仲間の命も守る大切な技術ですから間違ったではすみません。
 参加者はロープが空くと何度も登って懸垂下降を繰り返し身体に覚えさせていました。
ロープの準備 懸垂下降@ 懸垂下降A

 楽しい昼食が終わり、午後は午前中の岩よりも厳しい切り立った岩壁での懸垂下降の体験です。
 下をみると目がくらみそうになりながら,ロープに身体を預けてゆっくり降りていきます。
 リーダーやベテランの方に動きを注意してもらって着地するころには皆、下り始めより格段に慣れた動きになっていました。
楽しい昼食 切り立った岸壁の懸垂下降@ 切り立った岸壁の懸垂下降A
 
 その後、希望者は切り立った岩壁を登ることも体験させてもらいました。
 岩の上で確保してもらって安全に登れるこんな貴重な体験はめったにありません。

 3時40分まで講習は続き、ロープなどを片づけて今日の岩登り体験は終了。

 まだ少し残っている雪割草を楽しみながら下山して解散となりました。

 石井リーダー、坂井リーダー、三條谷リーダー、岩の上でずっと確保をしてくださった片野リーダー、風間さん、ありがとうございました。

 本当に有意義な岩登り体験でした。
岩登り 岩登りと岩の上の確保