会山行紀行文
No−017
グレードC上
2015年
 4.11(土)
曇り、霧雨
(すがな)
菅名山塊縦走

  909m
参加者 (紀行文) 1907 M/E 
45名
(男性21名・女性24名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:10)=馬下保養センター=いずみの里(8:30)…大蔵山(11:00)…菅名岳(12:00)…小山田登山口(15:00)
=馬下保養センター(15:30〜16:30)=新潟駅南口(17:30)
≪紀行文≫
                           〜〜〜霧はますます濃くなり全く視界が効かない〜〜〜
≪4/8≫
 いずみの里から大蔵山、三五郎岳までのピストンで下見を行った。
 5合目までは積雪がなく、咲いているイワウチワは既に開花から散り始め。例年より早く進んでいる。
 しかし、6合目上部は積雪量が例年より多く、ちょうど襲来した寒波のためガチガチに凍結し、頂上部には10cm程度の新雪が積もっていた。
 寒波はもう数日続くことから、ワカンではなく軽アイゼンだと判断した。

≪4/9≫
 積雪量が非常に多いことから、成沢峰からの下りの急坂の確認のため、馬下保養センターから下見を行った。
 馬下保養センターの急登から第一鉄塔までの登山道が非常に荒れていた。            
 この道は東北電力が鉄塔の補修道として整備したと思われる。
 昔の登山道は尾根線真っ直ぐ下から上がってくる。踏み址がかすかに残っている。
 現在は別の補修道を作り、尾根新上部から管理を行い、今までの道は管理していないようだ。
 大蔵山と同様に下の方のイワウチワは終わりの状態。しかし、第二鉄塔上部は積雪量が多く、登山客が歩いた痕跡は全くない。
 成沢峰からの急坂にはシッカリ積雪が付き、ガチガチのの状態。しかも、階段のステップが崩れ、ここを45名を下ろすのはイヤだなと怖くなった。ここから成沢峰を経由して菅名岳へ、丸山尾根には数人が下った踏み址があり、そこを下った。
 雪は硬く軽アイゼンが必用と判断した。
 下ってくると小山田彼岸桜がきれいに咲いておりコース変更をしてこの尾根を降りることをを決断した。

 両日とも快晴、飯豊連峰をはじめすばらしい景色を楽しんだ。
 4合目からの長い急階段、降りてゆくとフキノトウがいっぱい。
 登山者が歩いた気配ががない。下に降りてその理由がわかった。集落の入口で通行止めにして道路工事を行っていた。
 登山者は通行止めを嫌い、いずみの里から登り、同所に下山したようである。
 小山田彼岸桜の駐車場まで開通するのは会山行当日11日だそうで安心した。

≪4/11≫
 山行当日、天気予報は雨後曇り、昼過ぎから雨は上がるとのこと。最初は雨具も必用としないほど。
 参加人数が45名と多いことから2組みに分けて行動した。
 順調に高度を上げて行ったが、だんだん霧が濃くなってゆく。
登山口へ 登山開始 霧が発生
 残雪の状況  霧の中、7合目付近  9合目付近の登り
 霧が濃くなる  大蔵山最後の急登  大蔵山頂上

 午後になれば晴れるだろうと、尾根線歩きにはいった。
 先行部隊の踏み址をたどっていった。霧はますます濃くなり全く視界が効かない。

 先行部隊もルートファインデングに難渋しているようで踏み址が乱れている。その後はGPSをたよりに菅名岳に到着。
稜線歩き、完全に視界不良 菅名岳へ 菅名岳山頂

 霧雨が降り、視界も全く効かないため昼食を摂らず、下山を開始した。
 最初は、前々日の踏み址が残っていたのでそこを辿っていたが、途中でロストしてしまい、左の峰に入ってしまったようだ。

 降り口から右側に下ることは頭にはいっていたのだが、夏道では左右の沢から沢音が聞こえるのだが、右側からしか聞こえない。
 GPSをたよりに急斜面のトラバースを強いてしまった。

 全員無事に脱出でき喜んでいる。誠に申しわけありませんでした。
 濃霧によるホワイトアウト初めて経験で、その怖さを肝に刻んだ。
菅名岳からの下り 無事夏道へ 4合目からの長い階段