会山行紀行文
No−019
グレードC
2015年
 4.05(日)
(春季集中登山)
弥彦山
 裏参道コース
参加者 (紀行文) 2097 T/Y 
20名
(男性7名・女性13名) (写真) 2079 T/Y
≪コースタイム≫
 新潟駅南口(7:30)=西生寺(9:20-9:26)…清水平(9:57)…能登見平(10:16)…山頂・奥の院(10:54)…弥彦山スカイライン山頂駐車場(11:19)=サンビレッジ(昼食)=新潟駅南口(15:40)
≪紀行文≫
                    〜初めての裏参道コース、カタクリ・花のロードをゆったりと登る〜

 楽山会の恒例会山行“春季集中登山弥彦山”が、今年も例年通り6コース(表参道・裏参道・八枚沢・崖沢・雨乞山・能登見)で開催された。

 リーダーを引き受けた平成25年に八枚沢コースを任されたが、強い風と雨で中止となったことを含めても、春季集中登山は1回も参加していないし、基本的に会行事(表参道)以外では崖沢コースを2回ほど登った程度でほとんど弥彦山を登っていない。
 今回は3/28の西蒲三山縦走コースで通らなかった裏参道コースに申し込んだ。

 夜中に少し目が覚めたとき、外の雨音が大きい。前日の予報では12時頃曇りとあったので、登るころは霧雨程度かなと思い又寝た。

 集合場所の新潟駅でも雨が降っており、嫌いな雨具装着で登ることになりそうだ。
 定刻に大型バス3台で新潟駅を出発し5ヶ所(三越・関屋・小針・寺尾・佐潟・岩室)の乗車地を経由して寺泊の野積の西生寺の駐車場に9:20到着。
 西生寺は、新潟県佐渡米山国定公園内で「日本海の鎌倉」と称される弥彦山中腹に位置する大自然に囲まれた静かな環境の中にある山寺。   1270年の歴史と伝統を持つ、越後屈指の古刹で即身仏霊場として多くの参拝者が訪れるとのこと。
 一度もこの西生寺を訪れたことがないので、何時か宝物殿、阿弥陀堂を見学したい。
裏参道コース登山口の西生寺宝物殿
寺務所(左)の左脇が登山口
広い駐車場 ここから登ります

参加者は雨を避け西生寺の寺務所の軒先を借りて、登山準備。
バスの中では、スカイラインが通行止めで、表参道を下山すると打ち合わせていたが、登山開始直前に開通したので山頂駐車場でバスが待っていると変更があり、この雨なので嬉しい情報である。
西生寺案内看板 西生寺の寺務所の軒先を借りて、登山準備 裏参道登山口からいよいよ登山開始

 裏参道コースは寺泊の野積の西生寺の寺務所の左脇から9:26に登山開始。
 夜中の雨で登山道は水浸し、少し急登になると滑りやすい。
 それでも登山道脇では、カタクリや色々な花が出迎えてくれる。
越後三山縦走路の看板、ここからも縦走路に出れますよという看板なのか?  振り返って西生寺宝物殿、寺務所 夜中の雨で登山道は水浸し

 弥彦山登山でカタクリ見たい場合は、八枚沢・雨乞尾根と思っていたが、どちらも尾根道の両側の狭い道に咲いているが、裏参道コースは窪んだ登山道なので、見える面はすべてカタクリの群生で迫力が違う。それ以外でも雪割草を始め色々な花に出会う。
 初めての裏参道コースだったが、花が多く緩やかな上りで気軽に歩けるので気に入った。

 何か所か階段がついているが、その段差が30p以上あり、登り辛いので時々脇の道を使う。
 晴れていれば、この緩やかな上りを、ゆっくりとおしゃべりを楽しみながら登れるのだが、雨と雨具を頭からすっぽり被っているので話がし辛い。

 裏参道コースには、1/10と表示された区分標識があったが、能登見平手前の5/10 が最後で、それより上の登山道にはない。
 もしかすると今日登ったコース以外の場所に標識があるのか不思議。
段差が30p以上あそうな階段、
登り辛いので脇の道を使う
緩やかな登りが続く 5/10までしかない裏参道コースの標識
清水平の少し前でスカイラインの道路に出る 「ムササビの宿」?
寄りたいと興味がでるがコースが違う
清水平は周囲全面カタクリ
(写真からだとよく見えないが)
清水平で水芭蕉 カタクリに取り囲まれてゆっくり登る 登りきったところが能登見平

 能登見平に10:16到着。晴れていればゆっくりと休憩をという所だが、残念ながら雨なので立ち休憩のみ。
 ここからは、西蒲三山縦走コースの逆コースであるが、どうも逆からだと分岐で一瞬迷う。
 登ってから後ろを見て、ああこの登山道で間違いないと確認する。
看板で現在地、コース確認 能登見平から出発、正面に山頂が見える 幽玄な風景、雨乞山・国上山

 このコースは後半がちょっときつくなるが、頂上の鉄塔や奥の院が少し見えるので、皆さん声を掛け合い“もう少しだ”と頑張って登る。

 妻戸山分岐で八枚沢コースの方々と出会う、当コースメンバーが先になり40名近い長い行列ができた。
妻戸山分岐に至る急登が始まる 少し広く見晴らしの良い場所で休憩 妻戸山分岐で八枚沢コースの方々と出会う

 奥の院直前の階段は残雪時期や雨の日はいつもの通り泥の中。これを抜けるといよいよ鳥居。 
山頂・奥の院10:54で到着。各自お参りをし、集合写真を撮る。
山頂で集合写真
山頂奥の院の鳥居に到着
弥彦山山頂(奥の院)で参拝

 ここでも、晴れていればゆっくりと景色を眺め、健闘を讃えあう所であるが、雨に濡れ体も冷たくなってきているので、早くバスの所へ行きたいと早々に下山。

 下りは表参道コースを取り、弥彦山スカイライン山頂駐車場までであるが、景色も見えず雨の中をひたすら歩く。
 下りの急な階段で表参道コースの方々と出会う。この階段は今までの疲れがピークになっている時間に、この急な階段はいささか難儀と思う場所であるが、こちらは下山で気軽に“頑張って“の声も、表参道コースの人たちは辛いときである。

 弥彦山スカイライン山頂駐車場に大型バスが3台待っていた。
 駐車場管理建物の軒先を借りて雨具を脱ぎ、バスの中で着替えて日本酒を飲んで初めてゆったりとした気分になる。
下りの急な階段で
表参道コースの方々と出会う
霧に包まれた弥彦山レストハウス 弥彦山スカイライン山頂駐車場で
バスが待っている

 サンビレッジでは、ほぼコースごとに円陣を組み、おしゃべりをしながら楽しい昼食。

 昼食後、集中登山のセレモニーが開かれ、企画部長、会長の挨拶のあと最近入会し今回参加した新入会員の自己紹介があり、最後に各コースリーダーから感想などの話が有った後終了となった。

 裏参道コースは、当初のコースリーダーから当日Nコースリーダーに変更がありましたが、Nコースリーダーご苦労様でした。

 また、今回の集中登山の準備に大変苦労された企画実行部、各コースリーダーご苦労様でした。
サンビレッジでセレモニー開催 会長挨拶 新入会員紹介
「弥彦山裏参道コースで出会った花々」